川崎異聞・大島劇場と関東カメラ
昨日の続き……
川崎コリアンタウンまで、行きは市営バスに乗って行ったんだけれども、意外と川崎駅からそれほど遠くないことが分かったので、帰りは歩いて帰ることにした。
というのも、途中にいろいろ見るべきものがあったからなのである。
川崎駅からコリアンタウンがある四つ角までは新川通りという道を通るんだが、そこから川崎駅方面へ歩くと大島町というところに出る。
新川通りはかなり幅員のある広い通りなんだが、そこから一歩裏に入ると完全な住宅街になる。
で、その大島町の住宅街にあるのが、「大衆演劇 大島劇場」であります。
ふつう大衆演劇の劇場っていうと、浅草の木馬座とか、十条銀座の篠原劇場とかのように、人出の多いお寺の境内とか、商店街のすぐそばとかに作るんだけれども、こんなに住宅街の真ん中に大衆演劇の劇場があるなんて言うのは、ちょっと想像ができないくらいのショックではある。
まあ、ふりの客なんかには頼らない、固定客が基本の劇場なんでしょうね。
でなきゃ、こんなところに大衆演劇の小屋なんかがあったって、誰も入らないもんね。
で、新川通りを更に川崎駅方向へ行くと、新川通りを反対側へ渡ってちょっと入ったところにあるのが「関東カメラ」なんです。
関東カメラというのは、多分、日本で一番有名なカメラの修理承ります会社なのであります。勿論、修理を承るのは、ライカ、ハッセルブラッド、ニコンなどのフィルムカメラのみであります。フィルムカメラっていうのは究極のメカのかたまりなので、こんなメーカー外部の独立した修理屋さんなんかがあるんですね。
その辺は、最早、工場に持ち帰ってアッセンブリ交換でもしなけりゃ修理なんてできないよ、更に製造終了したら修理もできないよ、っていうデジタルカメラとは違っている部分なんですね。
ただ、私は手持ちのライカM3やらM5、M6の修理は、家から近い浅草の早田カメラに持ち込んでいたので、関東カメラさんとはお付き合いはありません。今度は関東カメラさんに修理をお願いしようかなあ。
とは言っても、現在使っているのはライカM-EとかEPSON R-D1s、ニコンDfっていうデジタルカメラばっかりだもんなあ。ライカM6とかニコンNew FM2、ニコンF4なんてカメラ庫の肥し状態だもんなあ。
いかんなあ。
LEICA M-E LEITZ ELMARIT-M 28mm f2.8 @Kawasaki / Nov. 27 2020 ©tsunoken
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