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2020年9月11日 (金)

夏の終わり(秋の始まり?)の砂町銀座

 だいたい、新しい広角レンズを手に入れると、砂町銀座か十条銀座などの昔からある商店街にテスト撮影に来る。

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「昔からある商店街=ゴミゴミ、ゴチャゴチャしてた狭い通りにある商店街ってことで、短いレンズのテスト撮影には向いている……、と勝手に考えている。

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 更にこうしたいわゆる「下町の商店街」というもののすぐ裏には現在は個人の住宅が拡がっているんだが、昔はこうした住居は手工業の町工場だったところが多かった。

 そうした町工場では社長夫人なんて言ってしまっては失礼にあたる、オヤジさんのおかみさんも一緒に仕事をしている。そんなおかみさんが、取り敢えずご飯だけを炊いて、あとは近所のお総菜屋さんなんかでおかずを仕入れて、おやじさん一家と社員も合わせて簡単な夕食にする、っていうのが下町スタイルの夕食風景なのであります。まあ、「三丁目の夕陽」の世界ですね。

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 思い出してみれば、私が育った足立区の関原商店街っていうのもそういう種類の商店街であって、砂町銀座とか十条銀座などとは比較にもならない無名の商店街ではあったんだが、商店街の性格としては、砂町や十条などと同じような「下町の商店街」ではあった。

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 まあ、一種の「懐かしさ」もあって、こうした「下町の商店街」っていうものに郷愁を持っているんだが、一方では東急沿線あたりの周辺に拡がる「現代の商店街」には、残念ながらあまり親しみはわかない。その代表選手がサザエさん通りがある東急田園都市線桜新町辺りなんかの街並みだ。

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 基本的に言ってしまうと、そこここにある住宅っていうのが、玄関とは別に「勝手口」がある家の建て方である。

 現在住んでいる文京区本駒込の大和郷辺りの家の作りが実はみんなこの「勝手口」付きの家で、みんな敷地100坪以上の、お屋敷の造りの家である。多分、御用聞きの三河屋のサブちゃんなんかが昔は毎日訪ねてきたんだろうなあ。

 長谷川町子さんが桜新町に居を定めたのは何時頃の頃からかは知らないが、ああした暮らしは当時の日本ではまだまだ高望みの生活ではあったはずだ。まあ、その辺が自分の経験以外のものを描けなかった長谷川町子さんの限界って言えば限界なんだが、でも、そうした暮らしに日本中が憧れていた時代ではあったんだろう。

 ある意味での、日本人の当時の理想の生活スタイルが、サザエさんの生活でもあったのであろうなあ。

 今更、テレビ番組の長寿の理由ではないんだと思うんだが……。

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LEICA M-E TTArtisan 21mm f1.5 ASPH @Kita Suna Koto ©tsunoken

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