久しぶりに行ったんだけど、高崎はどうなっているのよ?
少しはコロナ禍も収まりを見てきたという判断なんだろうか、都県境を越えた移動に対してもあまりお咎めがなくなってきた、ということなので、久しぶりに高崎まで行ってきた。
しばらく高崎には行っていなかった間に、随分高崎駅前が変貌していた。
以前は高崎駅前と言えば、高崎駅ビルの高崎モントレーと高崎高島屋が二大商業施設として君臨していたんだけれども、新たに高崎オーパという8階建ての商業ビルが高崎駅西口の真ん前に出来て、ドッドーンと構えていたのだった。これで高崎にも東京に展開する目立ったショップの多くが出店することになって、ますます高崎駅前に人が集中するということになるのだろう。
まあ、高崎駅前に行けば、東京に行かなくってもいい……、っていう風にはならないだろうなあ。
駅前に人々が集中するということは、大昔の高崎一番の繁華街「中央銀座商店街」はますます寂れていくのでありました。
っていうか、既にもう寂れ始めてとっくに20~30年位経つんだけれども、全然、それは改善されずに今のようなテイタラクを迎えたっていうだけのことなんですけれどもね。まあ、そんなに世の中前向きに考える人たちなん化、いないもんなあ。
一人当たりのマイカー所有台数で全国一を誇る群馬県は、昔から都市周辺の道路にいろいろ駐車場付きの商業施設が出来て、都市の中心部の商店街がどんどん寂れていく、いわゆる「ドーナツ現象」が昔から言われていたんだけれども、結局、それに対する何らの手も打たれず、ますます中心部の商業施設は寂れる一方、もう既に20年前くらいからこんなシャッター通り商店街になってしまっていた。
それでも高崎駅まで行くのにこの商店街を通る人も多かった時期には、退店してしまった後にクラブやスナックなんかもできていたんだが、最近はそうした新規出店もなくなってきてしまって、一日中、シャッターが開かない店が多くなってきている。
今、数少ない開店営業している店は、家屋と店を自己所有しているところだけ。他人から借りて家賃を払っている店はすべて退店してしまい、いい方でクラブなんかに商売替え出来たところだけ生き残っている。
要は、単なる高崎駅までの通り道っていうだけの道。まあ、雨が降った時は助かりますがね。
このオリオン座という映画館も高崎で唯一の洋画専門の映画館だったんだけれども、もう10年以上前に閉館してしまい、取り壊すのかなと思ったんだけれども、未だに取り壊していない……、ってことは未だに跡地の買い手がついていないっていうことなんだろう。
高崎市としてはこの中央銀座商店街をどうするつもりなんだろうか。
どうせならアーケードも壊して、普通の通りにしてから、なにか再開発のための施策を打てないものなのだろうか。
いっそのこと、最早、残っていても意味のない商店街なので、全部ツブして、一大マンション街にしてしまう手もあるかもしれない。
実は同じ高崎駅なんだけれども東口って、もともと「駅ウラ」の何にもない町っていうか、高崎競馬場があるだけの町だったんだけれども、今や高崎駅至便の住宅地になっている。
下の写真が高崎駅東口の写真。
写っていないけれども、左にあるのがヤマダ電機本社(LABI1高崎店)、もうちょっと先にはビックカメラもある。タワーマンションの右に見えるビルの1階には中古カメラ屋さんもあります。いいでしょ。
で、このタワーマンション、『クライマーズハイ』を書いた横山秀夫氏のオフィスがあります。横山氏は前橋市在住なんだけれども、仕事場は高崎。まあ、高崎の方が東京から来た編集者が便利だろうっていうのがその理由。
同じ群馬在住の絲山秋子さんは、高崎だけど駅前には住んでいないようです。
中央銀座商店街の表側というか旧中山道沿いのメインストリートには「シネマテークたかさき」が頑張っている。いまや高崎に残っている映画館は高崎市郊外のイオン高崎とこのシネマテークたかさきだけになってしまっている。
頑張れ! シネマテークたかさき!
って言うのはお気楽だねえ。
LEICA M-E ELMARIT-M 28mm f2.8 @Takasaki ©tsunoken
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