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2020年8月 3日 (月)

『CONTACT:THEORY』写真家がコンタクトを晒すってどんな意味?

 お茶の水の靖国通り神田小川町3-1にある古書店「源喜堂」というお店が好きで、よく覗きにいっている。

 基本的には美術書の古書店なんだが、写真集などの写真関連の洋書も多く収蔵していて、そんな関係からちょくちょく覗いている店なのだ。

 で、その源喜堂で先日見つけたのが本書。

Rimg0001『CONTACT:THEORY』(LUSTRUM PRESS/1982/3/1)

 要は、写真家が撮影したままのコンタクトシート(密着焼き)と、その中から選んだ一枚を大きく焼いて、何故それを選んだのかを写真家自身が語るっていうスタイルの本なのである。43名の写真家が撮った写真のコンタクトが収納されている。

 その中のひとつAlan Lewis Kleinbergが撮影した「Underpants」という作品。「The underpants were one of several item I was assigned to photoraph.」(下着のパンツっていうのは写真に撮るように指示されたいくつかのアイテムの一つだ。)っていうだけのもので、特別なものではないということを言っているようなのだが。

Photo_20200731212701@Alan Lewis Kleinberg

 前ページの36カットのコンタクトの内の28カット目、上から5段目の左から4カット目が、次ページに大きくプリントされている。そのカットが写真家アラン・ルイス・クラインバーグが求めていた写真だったらしいんだが、う~ん、何故なんだか分からない。

 単なる「デカパン」じゃん。っていう以上の意味が写真家にはあるようだ。私のような4流カメラマンには分からない理由があるようなんだ。しかし、クラインバーグのコメントからは、残念ながら私の語学力では読み取れなかった。

Photo_20200731212801@Alan Lewis Klein

 源喜堂は下の写真。

L10013012LEICA M-E TTArtisan 21mm f1.5 ASPH @Jinbocho ©tsunoken

源喜堂のサイトはコチラ、ちょっとクラクラきます。

 まあ、実は日本にも同じ趣旨のような本があって、松本徳彦氏の『写真家のコンタクト探検』っていう本なんだけれども、そちらは写真家・松本徳彦氏が様々な写真家のコンタクトと「作品」として発表された写真についての対比を、評論家的視点からまとめたもので、それはそれで分かりやすい。これは4流カメラマンでも勉強にはなります。

 それに比較すると、本書は写真家自身がそのカットを選んだ理由を説明しているんだが、どうもね、なんかそれって写真家の言い訳みたいな感じがして、あまり面白くない。

 っていうか、松本氏の本もそうなんだけれども、写真家っていうのは発表した作品で勝負する人なんで、その素材を見て評価するっていうのは、ちょっと違うんじゃないかという気がするんだが、どうなんだろう。基本的に、発表に堪えないと写真家が考えた写真は、基本的には人に見せるもんじゃないんじゃないかなあ。

 どうなんだろうか?

『CONTACT:THEORY』(LUSTRUM PRESS/1982/3/1)

『写真家のコンタクト探検』(松本徳彦・著/平凡社/1994年3月18日刊)

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