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2020年6月21日 (日)

混ゼレバ、混ゼルホド、オイシイヨ

 晴海通りを銀座から東銀座方面へ歩いて、昭和通りの交差点に出て左へ曲がると「ナイル・レストラン」っていうインド・レストランがある。

 1949年の開店っていうから、もうすでに71年も続いているインド料理の老舗なんですね。まあ、インドには「老舗」なんて言葉はないらしいので、別に「インド料理の老舗」なんてことは言っていません。でも、老舗は老舗。

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 ビハリ・ボースのインド革命なんていうのは関係ないので、新宿中村屋の「カリーライス」なんていうほどの歴史的存在ではないんだけれども、第二次世界大戦後、すぐに日本に来てインドレストランを開いたっていうのは、やっぱり当時のインドにとっての日本に対する憧れみたいなものがあったのかなあ。まあ、東京裁判の時のインド人、パール判事の判断なんかもあったりして、インドにとっては日本は身近な国という雰囲気があるのかな。

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 で、そのナイル・レストランの一番のおススメ・メニューが「ムルギー・ランチ」なのです。

『1949年の創業以来、変わらぬ味を守り続けているナイル定番のカレー「ムルギーランチ」。地鶏のももをたっぷり7時間煮込んだスパイシーなカレーと、鮮やかイエローライス、そして温野菜の甘味がカレーのコクと辛さに輪郭を加えてくれます。全部まぜてからお召し上がりください!』

 というのがその能書き。

 で、ムルギー・ランチを注文すると、配膳をしてくれたインド人のおじさん(大体、普通はご主人のG.M.ナイルさん)が「マゼレバ、マゼルホド、オイシイヨ」って言いながら、まず、鶏肉を骨から外して、更に、野菜と鶏肉とご飯をカレーでグジャグジャに混ぜてサーブしてくれるのだ。普通、鶏肉をさばくところまではしてくれても、そこから先はしませんよね。でも、ここナイル・レストランではもっともっとグジャグジャ・グジャグジャ・グジャグジャにしてくれるんだ。

 で、どうなんだって言えば、勿論、それはもう「マゼレバ、マゼルホド、オイシイヨ」っていう他はないほどの美味しさである。もう、グジャグジャのおいしさなんです。

 って、いうか日本人って、こういう「混ぜて食べる」文化が好きなんだなあ。

Photo_20200618162701©Nair's Restaurant

 インドから東側の東アジア文化圏って、特に「米」を米のまんま食べる文化の国って、基本的にこうした「お米とオカズを混ぜながら食べる文化」の国なのだろうか。

 インドは「ナン」という小麦で作ったパンが穀物の食べ方なんだと思ったんだけれども、インドも地方によっては「米を炊いて食べる」っていう地域もあるのかしら。それとも、日本に来てから、そんな食べ方を発見したのだろうか。

 いずれにせよ、少なくともアジアの東の端、韓国と日本は「ご飯とオカズをごちゃ混ぜにして食べる」文化ですね。韓国の「ビビンバ」、日本の「丼物」なんかはその典型例。昔、三遊亭圓生師が名古屋で「ひつまぶし」というものを食べて、「こんなに旨い食べ方があるのか」と感激した話なんかはその一例であります。

 おなじインド・レストランのアジャンタなんかではそんな食べ方を推奨してはいなかったんだけれども、ナイル・レストランで「混ぜれば、混ぜるほど、美味しいよ」って話を聞いちゃったからには、要は「自分なりに美味しい食べ方があれば、それに正直に食べればいいんだ」ってことに気が付いた。

LEICA M-E LEITZ CANADA SUMMICRON 35mm f2 @Ginza ©tsunoken

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