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2020年4月12日 (日)

パンデミックの街から

「不要不急の外出は控えよ」という政府の指示があるんだけれども、そう簡単には「不要不急の外出」を控えるわけにもいかない事情がある、んじゃないだろうか。

 なんてことを無理やりこじつけて不要不急の外出をする。

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『ペスト菌は決して死ぬことも消滅することもないものであり、数十年の間、家具や下着類のなかに眠りつつ生存することができ、部屋や穴倉やトランクやハンカチや 反古 のなかに、しんぼう強く待ち続けていて、そしておそらくはいつか、人間に不幸と教訓をもたらすために、ペストが再びその 鼠 どもを呼びさまし、どこかの幸福な都市に彼らを死なせに差し向ける日が来るであろうということを。』

 というのは一昨日のブログに引き続きカミュ著『ペスト』からの引用で、一昨日とは異なって、こちらは一番最後のセンテンスである。結局、「ペストが再びその鼠どもを呼びさまし、どこかの幸福な都市に彼らを死なせに差し向ける日が来るであろう」日々を、今、私たちは過ごしている訳なのである。

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 もう、街を歩いていても、殆ど人はいないし、当然、店もほとんどは閉まっている。

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 いまはそれでも数日間、そうやって姿勢を低くして、台風を避けて過ごすことで凌げればいい……、と言われているんだが……。

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 そんなことで済むんだろうか。

 まあ、数日、数週間、数ヶ月……、過ぎればいつかは「ペスト」と同じく終焉の時期を迎えるんだろうけれども、でも、それがいつなのかは分からないし、誰もそれを予測できることではない。

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 問題はそれなんだよなあ。

 要は「いつ頃になったら、収束が見えるのか」っていうことなのだ。

 勿論、いずれは収束するんだろうし、それから一年経ったら、みんなパンデミックなんて忘れて、オリンピックにうつつを抜かすんだろうけれども、でも、その時には、一年前の苦労を思い出さなければいけないんだろうな。

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 そして

『ペスト菌は決して死ぬことも消滅することもないものであり、数十年の間、家具や下着類のなかに眠りつつ生存することができ、部屋や穴倉やトランクやハンカチや 反古 のなかに、しんぼう強く待ち続けていて、そしておそらくはいつか、人間に不幸と教訓をもたらすために、ペストが再びその 鼠 どもを呼びさまし、どこかの幸福な都市に彼らを死なせに差し向ける日が来るであろうということを。』

LEICA M-E LEITZ ELMARIT-M 28mm f2.8 @Komagome & Sugamo ©tsunoken

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