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2020年3月10日 (火)

塚原琢哉写真展・変わらない日常 1970

 六本木のストライプハウスギャラリーから『塚原琢哉写真展 Unchanged Life from 1970 Spain, Portugal, Pakistan (変わらない日常 1970 スペイン,ポルトガル,パキスタン)』の案内状が来た。

 ストライプハウスギャラリーには何度か行ったことがあるが、その「何度か」の中で、どこかで住所を書いたことがあるのかなあ。まあ、でなかったら案内状なんかは来るはずなんかはないんだけれどもね。

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 塚原琢哉氏は1937年の生まれらしいので、浅井慎平氏、立木義浩氏、森山大道氏などと同年代。

 浅井氏や立木氏みたいな若い頃からの華々しい活躍はなかったけれども、その底流に流れている思想は同じものがあるんじゃないだろうか。要は、幼少期に日本の敗戦というものに立ち会った結果としての、リベラリズムと平和主義、そして庶民の生活を最上の物と考える、言ってみれば「庶民主義」。

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『世界には歴史と伝統を守りながら、質素に暮らす民族と庶民が数多くいる。「変わらない日常」が長く続いて、家族や子供達が元気に暮らせることが真の平和だと思うようになった。」

 と写真展の小冊子に書く塚原氏ではあるのだが、つまりそれは権力者に対する庶民の生き方のことである。そんな庶民の生活を求めて塚原氏は1970年にスペイン、ポルトガル、パキスタンへの旅を行ったそうだ。

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 スペイン、ポルトガル、パキスタンという国々の共通点って何だろう?

 実はその三国に共通の文化と言えば、イスラム教なのである。

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 スペインの南端ジブラルタルの対岸はアフリカのイスラム教国モロッコである。コルドバにはイスラムの美しい建築様式のアルハンブラ宮殿もある。日本にキリスト教を布教させたフランシスコ・ザビエルはポルトガルから日本にやってきた。しかし、そのポルトガルにも大学などの教育・研究施設があり、その一つの要素がイスラムであることは間違いはないのかもしれない。

Photo_20200309171601©Takuya Tsukahara

 塚原氏と話が出来た。

 この「変わらない日常」というテーマの一連の写真は1970年、つまりいまから50年前の撮影らしい。当然、その50年の間に大分町は変わってきているだろう。あるいは、そんな時代の変化にもかかわらず、ほとんど変わっていない町もあるんだろう。

 そんな町を切り取ってきた塚原氏のカメラはライカM3、レンズは21mmというので、時代から考えればスーパーアンギュロン21mmだろう。

 21mmというレンズは、手前に大きく人を入れて、その後ろにある背景も同時に捉えられるレンズだというのが塚原氏のレンズ選択の理由。いやあ、実は私も一番使っているレンズが21mmレンズ(スーパーアンギュロンでなないが)なのでなんか意気投合してしまった感じでありました。

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ストライプハウスギャラリー 塚原達哉写真展は3月16日まで開催中。公式サイトはコチラ

LEICA M-E VOIGHTLANDER COLOR-SKOPAR 21mm f4 @Roppongi ©tsunoken

 「変わらない日常 1970」は本になっていないので、塚原氏の代表作と思われる本を紹介。『60年前の記憶 遥かなる遠山郷』(塚原琢哉・著/信濃毎日新聞/2017年11月15日刊)

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