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2020年1月19日 (日)

木挽町界隈

「木挽町(こびきちょう)」というのは、現在の東銀座あたりで、北は昔の京橋川、現在では首都高速の中で唯一の私企業が経営する東京高速道路(首都高の京橋JCTと汐留JCTを結ぶ道、西銀座デパートの上です)のある辺りから、西は昭和通り(昔の三十間堀川)、東が昔の築地川(現在の首都高環状線)、南側が汐留川あたりの、要は現在の銀座1丁目から8丁目までの東半分位の地域の呼び名だった。

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「木挽き」という名前の通り、江戸時代には江戸城の大工職人のために、大きな材木を建築資材として切り分ける仕事をしていた職人が多く住んでいた場所である。

 その後、多分江戸城の普請もひと段落が付いた後になって、木挽町もヒマになったんでしょうね、

 結局、その理由は分からないのだが、この場所には多くの芝居小屋ができて、「芝居の街」になったのだが、いろいろ各芝居小屋の事情もあっていろいろと変化し、木挽町から東銀座になった後は、歌舞伎座と新橋演舞場という二つの芝居小屋を残すだけとなっている。まあ、それだけでも大きいですけれどもね。

2_20200118140401木挽町の範囲(Wikipediaより)

 まあ、そんな土地柄だけあって、芸能関係者を幾人か輩出している土地ではあるのだ。勿論、松竹の歌舞伎役者は多いんだけれども、でも、その人たちは木挽町には住んでいません。

 で、それとは関係のないところから有名人を探しちゃうんだけれども……。

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 一番、有名どころではアングラ・フォーク(コミック・フォーク?)歌手で写真家としても活躍中のなぎら健壱氏ではないだろうか。

 なぎら氏の父親は宝石箱職人という、木製の宝石箱を作る人だったらしいのが、なんとなく「木挽町」らしいなとも感じさせるのだが、あるテレビ番組で明らかにされたこととして、なぎら氏の父親というのは、宝石箱職人として落ち着く前にはなんか旅芸人みたいなことをしていたそうだ。プラスしてなぎら氏の祖父は村で(どこの村なのかは分からない)一番の女形役者だったそうで、さすがに「血は争えないな」ってなところである。

 まあ、昔の話なので祖父の女形という話は、多分、村祭りの際の素人歌舞伎かなんかだろうが、父親の旅芸人は戦前の朝鮮やモンゴルあたりまで行っていたそうなので、少しは本格的だったのかもしれない。

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 演劇の演出家、宮本亞門氏は新橋演舞場そばの喫茶店が生家だそうだ。

『新橋演舞場前の喫茶店「須川」(現「茶房 絵李花」)を営む両親の元に生まれる。出生名は「宮本亮次」。幼い頃から新橋演舞場に出入りし、松竹歌劇団専属の元ダンサーだった母の影響により、銀座を中心に歌舞伎座、日劇、日比谷の映画館等にも通いつめる。幼稚園時代には、藤間流家元の藤間勘十郎の下で日本舞踊を習い始め、同門に十八代目中村勘三郎がいる。』(Wikipedia)というのだから、宮本氏の場合の周辺環境は、まさしく演劇演出家になるための環境であったとしか言いようがない。

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 しかし、俳優の柄本明氏もやっぱり木挽町の出身というのは知らなかった。

『父親は、殿山泰司の小学生時代の親友であった。母方の祖父は東京・銀座で箱屋(芸妓斡旋業)を経営していた。生家が歌舞伎座の裏手にあったこと、映画や演劇好きの両親・家族に囲まれて幼少期を過ごしたことが、俳優を志すきっかけとなる。』(Wikipedia)

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 まあ、いずれにしても「人前で何かすることが好きで好きでたまらなかった」人たちである。

 基本的なことを言ってしまえば、大体、東京の人間は元来そういうことが好きな連中が多いと思っている。なんだかんだ「私は引っ込み思案」なんて言っていても、人前に出てしまうと、結構、平気でくっ喋ったり、歌なんかを歌っちゃったりする人は多い。まあ、じゃなかったら、今でも田舎に引っ込んでいる暮らしの方を選択しているんだろう。

 要は、東京に住んでいる人たちの基本は「出たがり」ってことなんでしょう。

「出たがりのバカ」なんでしょう。

 そんな人たちが多かったから、東京は世界に冠たる都市になったんですね。

 なんだ、みぃ~んな、バカじゃん!

 それでなんか文句があるのかっ!

NIKON Df AF NIKKOR 20mm f2.8 D @Ginza ©tsunoken

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