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2020年1月28日 (火)

「神レンズ」って、何だ?

「アサヒカメラ」2020年1月号の特集タイトルが『「神レンズ」は存在するか?」である。

「神レンズ」ってなんだ?

202001『アサヒカメラ』2020年1月号/朝日新聞出版/2019年12月20日刊)『アサヒカメラ』は既に2月号が出ているので、バックナンバーをお求めください。

「撮り手にとってよいレンズとは何か」というのがその特集の一番最初に来ているテーマ。プロの写真家128人がアサヒカメラのアンケートに答えて、その回答の中から「神レンズ」とは何なのかを探ろうという企画なんだが、基本的に「プロフェッショナル・フォトグラファー」というのはアサインメントで撮影を行うのが普通なので、その場合は雑誌などの企画に沿った写真を撮らなければならないわけで、つまりそんな時には「神レンズ」なんてものは関係ないのである。

 つまり、写真家が自分の撮りたい写真を撮る時に一番お気に入りのレンズは何なんだろう、というのがその企画の主旨なんだろう。ということは、それぞれの写真家にとっては自分が得意としている被写体・撮影テーマによって異なる訳で、それぞれの写真家にとっての「神レンズ」は異なるっていうことなんである。で、私の写真と同じく「街角スナップ」を得意とする、我が敬愛する二人の写真家、田中長徳氏と森山大道氏にとっての「よいレンズ」というのが面白い。

 田中長徳氏は「視神経と一体化するレンズ」であり、それはそれで何となく理解できるんだが、森山大道氏は「肉眼レンズ」ってのは、何なんだろう。

『アンケートの回答のなかには自分の目の延長としてレンズを求める声もあった。
「視神経と一体化するレンズ」(田中長徳)、「目の代わりになることができる」(百々俊二)。
 森山大道さんは「若いころ、中平卓馬とよく『肉眼レンズが欲しいよね』とバカを言い合っていました」。
 人間の目にいちばん近い画角のレンズが「標準レンズ」といわれるが、実際、写真家にとっての標準レンズは何ミリなのだろうか。』

 ということで、「視神経と一体化するレンズ」という田中長徳氏の選択は「12~16ミリ」、「肉眼レンズ」の森山大道氏は「28ミリ」、「目の代わりになることが出来る」百々俊二氏は「35ミリ」と、それぞれの人にとっての「標準レンズ」が異なるのが面白い。

 田中長徳氏が現在数多く使っているEPSON R-D1sにVOIGHTLANDER URTLA WIDE-HELIAR 12ミリというレンズは、多分、APS-Cサイズの撮像素子を使っているエプソンだからなんじゃないだろうか。

 実は、私も現在主に使っているカメラとレンズも田中氏と同じ選択。でもそれは、35mmフルサイズの撮像素子ではないからであって、APS-Cサイズの12ミリというのは、フルサイズ換算で18ミリ。もう一つの常用カメラとレンズはNIKON Df にNIKKOR 20ミリということなので、ほぼ、両方とも20ミリ前後というレンズを使っている。まあ、20mmでなんでAFレンズなのか、ということもあるんだけれども、現在選択できるのがそのレンズだけっていうことなので仕方がない。まあ、別に20mmになっちゃうとAFでもMFでも関係ないんですがね。

 ということなので、私にとっての標準レンズというのも、ほぼ、20ミリということになる。

 だからどうなんだってことなんだけれども、別にどうということもありません。たまたま、敬愛する田中長徳氏と同じようなレンズ・チョイスになっているっていうだけで、撮っている写真には大きな差があることは理解しています。多分、今後フルサイズのデジタル・ライカを手に入れた場合は、多分、21ミリ位が標準レンズになるかもしれない。今、私が持っている21ミリ・レンズは、現在もたまに使っているVOIGHTLANDER COLOR-SKOPAR 21mm。要は、私にとっての標準レンズ「12ミリ」というのは、あくまでもフルサイズのカメラを手に入れるまでの「つなぎ」みたいなもので、以前、フィルム・ライカに12ミリを使って撮影してみたら、かなり特殊なレンズであるという感覚があった。

 別に私に35mm信仰なんてものがある訳でもなく、単に私にとってのカメラのスタートが35mm、富士フィルム・ネオパン100だったっていう話だけ。要は、頭の中に「35mm」というものの画面サイズがあるっていうだけです。

 まあ、使ってみたら意外と「35mmフルサイズ×12mmレンズ」ってのも使えるレンズである、ってなことになるかもしれませんがね。

 田中氏は、ありがたいことに私のブログをたまに読んでいただいているみたいで、「12ミリがよい」というメンションをいただいてみたりしているんだが、実際に田中氏が35mmフルサイズで12ミリレンズを使った場合のことについては、果たしてどうなるのかは分かりません。ちょっと読んでみたいかなあ。

 まあ、どこかで田中氏と遭遇したら、そのへんのお話しをしてみよう。

『アサヒカメラ』2020年1月号/朝日新聞出版/2019年12月20日刊)『アサヒカメラ』は既に2月号が出ているので、こちらをポチってバックナンバーをお求めください。

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