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2019年8月26日 (月)

八丁堀同心屋敷跡

 皆さんは「八丁堀同心」というと、どんな人たちを思い浮かべるだろうか。

 東京都中央区八丁堀4丁目に京華スクエアという建物がある。元々は京華小学校があった建物なんだけれども、現在は産業振興のためのハイテクセンターや、シルバー人材センター、京華コミュニティルーム、さらに早稲田大学エクステンションセンター「八丁堀校」などの施設を兼ね備えた京華スクエアとなって、昔の小学校のまま、建物は残っている場所がある。

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 その京華スクエアの前に「八丁堀同心屋敷跡」という説明板がある。

『江戸初期に埋め立てられた八丁堀の地は、はじめは寺町でした。寛永十二年(一六三五)に江戸城下の拡張計画が行われ、玉円寺だけを残して多くの寺は郊外に移転し、そこに与力・同心組屋敷の町が成立しました。その範囲は茅場町から八丁堀の一帯に集中しています。
 八丁堀といえば捕物帳で有名な「八丁堀の旦那」と呼ばれた、江戸町奉行配下の与力・同心の町でした。与力は徳川家の直臣で、同心はその配下の侍衆です。着流しに羽織姿で懐手、帯に差した十手の朱房もいきな庶民の味方として人々の信頼を得ていました。
 初期には江戸町奉行板倉勝重の配下として与力一〇人、同心五〇人から始まってのち、南北両町奉行が成立すると与力五〇人、同心二八〇人と増加し、両町奉行所に分かれて勤務していました。与力は知行二〇〇石、屋敷は三〇〇~五〇〇坪、同心は三〇俵二人扶持で、一〇〇坪ほどの屋敷地でした。
 これらの与力・同心たちが江戸の治安に活躍したのですが、生活費を得るため町民に屋敷地を貸す者も多く、与力で歌人の加藤枝直・千蔭父子や医者で歌人の井上文雄などの文化人や学者を輩出した町としても知られています。
   平成十三年三月
   中央区教育委員会』

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 八丁堀のそばには茅場町を挟んで小伝馬町があって、そちらは牢屋敷があったことで有名だ。
 まあ、牢屋敷って言っても、現代の留置場、刑務所、処刑場のすべてがある場所だったんですけれどもね。

 つまり、この小伝馬町、八丁堀周辺は江戸の治安を守るためのいろいろな組織・幕府の部署があった場所ということなのだろう。江戸城からは近いし、一方隅田川からも近いという地の利もあり、更に江戸の下町の中心にあるこの場所は、やはり治安維持のための要所だったっていうことなのだなあ。

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「八丁堀同心」といって、例えば鬼平(長谷川平蔵)を思い浮かべたあなた、間違ってます。

 同心というのは下級武士、まあ言ってみれば警察官、制服警官が岡っ引きなら、私服刑事などの現場の警察官が同心。与力は同心を配下に使っていた役職なので、警察署長か場合によっては県警本部長や警視総監あたりのエライ人なんですね。もっとも、現在の警察署長と違うのは管轄地域って言うものはなかったってことでしょう。

 長谷川平蔵などの火付盗賊改方ってのは、この与力よりもう一つ上の役職。まあ、江戸だけじゃなくて関八州すべてを管轄として考えていたらしいので、かなり大きな役職であったらしい。大名に匹敵するくらいの役職だったんですね。

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 部下とボソボソ軍鶏鍋を突っついているようなジジイじゃなかったんですね。
 まあ、あれは池波正太郎氏が鬼平を実際よりは庶民派的な武士として描きたかったんで、そういう表現をしたんですけれどもね。

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 まあ、現在でも警察署長(警視)ははっきり言って既に警察官僚の入口なんで、「警察署長が活躍して問題解決」なんてことはありません。官僚機構の中で、如何にして自分が出世する道を探すのか、「失点」を如何にして少なくするのか、なんてことに心を砕いている毎日なんですね。要は「小役人」。

 まあ、そんなことを考えてしまうと面白くなくなるので、関八州の総元締めが直接出張って一件落着ってやっちゃったんですね。小説だから。

 で、まあ、要は八丁堀っていうのは、昔の警察地域だったっていうことを言いたかっただけなんですけれどもね。

NIKON Df AF NIKKOR 20mm f2.8 D @Hachobori ©tsunoken

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