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2019年8月 1日 (木)

東京周縁部を往く・京王閣・品川通り・若宮神社

 京王線を調布から先、橋本の方へ行く相模原線の最初の駅が京王多摩川駅なんだが、まあ、普段はあまり人が乗り降りする駅でもないようで、とくに南口なんかは京王閣競輪(東京オーバル京王閣)が開催されていないときは、駅の出口も閉鎖されているような状況であります。

 最初は、ここ京王閣から多摩川沿いを歩いて「ボートレース多摩川」「東京競馬場」をまとめて「ギャンブルの街、調布、府中」ってな記事に仕立て上げる予定だったんだが、思ったほどには京王閣と府中競馬場が遠かった、ってこともあってちょっと文章の方向も転換。

 実は、京王閣っていうと我々は「京王閣競輪」って結びついちゃうんだけれども、最初はそうじゃなくて昭和2年(1927)に遊園地というか、今でいうテーマパークとしてできたものらしい。『園内には総大理石貼りの大浴場(ローマ風呂)、和洋食のメニューが多彩な大食堂やカフェ、ビリヤード場などの各種遊戯施設を完備した鉄筋3階建ての本館が建っていた。屋外には当時はまだ珍しかったメリーゴーラウンド、豆汽車、ウォーターパークなどがあり、レヴューを行う演芸場も備えていた。』(Wikipedia)というのだから、当時としては結構大きなレジャー施設だったんだろう。

 昭和9年(1934)に日活撮影所ができ、昭和42年には大映撮影所(現・角川大映撮影所)が出来て、京王閣とこれら撮影所を結んで、アメリカ・カリフォルニアのロサンジェルスに例えて、「日本のロス」にしようという構想もあったようで(その残滓が今でも調布駅周辺に沢山残っている)、まあ、しかしそうはならずに、そのまま盛り上がりは消滅して、結局、戦後、昭和24年(1949)に京王閣は競輪場として復活したのだった。

 というのが、京王閣の短い歴史講座……。

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 で、普段は閉鎖されている東京オーバル京王閣の門前をそのまま歩いていくと、多摩川堤に出ます。

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 ここが鶴川街道の多摩川原橋交差点。このまま行けば川崎市多摩区、よみうりランドの方に行きます。う~ん、そうか。京王閣構想はよみうりランドになって結実したんだな。

 で、多摩川を背中にしょって鶴川街道を往くと、「品川通り」という、なんかムクムクと好奇心が湧く通りの名前が出てくるではないですか。

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 なんで「調布で品川」っていうのが気になりますね。あの「品川」ですよ。

 調べてみると、この品川通りって昔は甲州街道の一部として使われていた時期があるそうだ。

 ってことは、そのある部分が甲州街道から江戸に至り、そのまま品川宿(東海道)につながっていたっていう、理屈はあるなあ。

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 で、その品川宿が「品川通り」と「旧品川道」に分かれる「追分」がここ。

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 こんなにはっきりした追分もあまりないんだけれども、入って行った旧品川道は、現在の品川街道の完全な裏道になってしまっており、住宅が並んでいるだけの、面白くもなんともない道なのであった。

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 で、品川街道の方に戻ってくれば、すぐさまこんな若宮神社なんてのがあるんですね。普通は旧道の方にこうした古神社はあるんだが、何か、意味があってこの場所に創建されたんだろう。

「若宮八幡」なので仁徳天皇に関する由緒のある神社なんだが、ああ、そうだ近藤勇って調布の生まれだったよな。ってなところから……

『江戸の頃、この辺りは武州多摩郡上石原村といい、近藤勇生家(宮川家)も同じ村内の氏子でした。当神社は、応神天皇の皇子仁徳天皇を祭神とするもので若宮八幡と呼ばれ、近藤勇が生まれた上石原村の鎮守様として人々に親しまれています。慶應四年、甲陽鎮撫隊を率いて上石原村に到着した近藤勇は、この神社の方向に拝礼し戦勝を祈願したと言われています。

 平成十六年一月吉日
           近藤勇生誕の地実行員会』

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NIKON Df AF NIKKOR 20mm f2.8 D @Chofu ©tsunoken

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