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社会・文化

2018年8月30日 (木)

キヨスク雑誌消滅の危機 売上高9割減で卸が撤退

『キヨスク雑誌消滅の危機 売上高9割減で卸が撤退』という記事が日経新聞8月29日(電子版)に掲載されていたので、それを紹介する。

Photo 東京駅ホームの売店

『JR駅構内の店舗「キヨスク」などへの雑誌の卸売りについて、これまで一手に担ってきた公益財団法人「鉄道弘済会」が10月にも同事業から撤退する。販売がピーク時の10分の1となり採算が悪化したのが主因だ。出版取次大手のトーハンが業務を引き継ぐことが決まり、東北から東海地方にかけての約1000店舗から雑誌が消える事態はひとまず回避された。ただ今後も販売低迷が続けばキヨスクから雑誌が消える可能性も残り、部数減に苦しむ出版業界へのさらなる打撃となりかねない。

 トーハンは現在も鉄道弘済会から物流など一部業務を受託している。11月にも駅ナカの店舗に届ける雑誌の選定から在庫管理、売れ残りの返品や請求・支払いに関するシステム開発といった業務を鉄道弘済会から全て引き継ぐ。

 対象となるのは、JR東日本系が東北や関東を中心に運営するキヨスクやコンビニ型の「ニューデイズ」など790店舗と、JR東海の駅ナカ店「ベルマート」など170店舗を含む約960店舗向けの卸事業。
 鉄道弘済会は収益事業として雑誌卸のほか不動産事業などを手掛けており、それらの収益を高齢者施設などの社会福祉事業に使っている。雑誌卸事業の売上高は1993年のピークには874億円あったが、直近では10分の1に縮小していたという。かろうじて黒字を維持しているものの、販売縮小が続けば数年以内に赤字に転落する見通しだ。
「店舗が改装するたびに本の棚が縮小され端に追いやられていった」。ある取次関係者はこう打ち明ける。駅ナカで売れる雑誌のうち週刊誌と漫画誌が9割近くを占めるが、スマートフォンの普及もあって電車内で雑誌を読む人が減った。キヨスクの店舗数がピーク時に比べて半分近くに減り、コンビニ型への転換が進んだのも、主力商品だった雑誌の販売減が大きい。
店舗網縮小がさらなる雑誌などの販売減につながる。そんな負のサイクルから抜け出せず、ついには卸の担い手が撤退を決めるまで追い込まれた。鉄道弘済会は雑誌の販売をやめても店舗の売り上げへの影響は小さいと判断したもようだ。
 出版科学研究所によると、17年の紙の出版物(書籍と雑誌の合計)の推定販売金額は前年比7%減の1兆3701億円。鉄道弘済会が手を引く駅ナカ書店の販売規模は全体の1%にも満たない。 ただ出版や取次から見れば大きな意味を持つ。一部週刊誌は駅ナカ店舗での売上高比率が3割に達し、重要な販路の一つになっているという。トーハンや出版社側には「多くの利用者が通る駅ナカで露出が減れば、ますます本が売れなくなってしまう」(取次関係者)との危機感があった。』

 まあ、紙の雑誌の売れ行きがどんどん下降していく状況は今更ではないが、例えば週刊誌などは売り上げの3割程度が駅構内の売店での売り上げということになると、鉄道弘済会が雑誌の卸から撤退となっても「はいそうですか」とはいかないという事情から、トーハンが引継ぐということになったのだろう。

 一方、日販も関東最大手の私鉄、東武鉄道のエキナカ書店「東武ブックス」を傘下に入れているなどというのも、トーハンのキヨスクへの卸を引き受けるのと同じような理由によるものだろう。

 だいたい、今どき電車の中で週刊誌や新聞を読んでいる人なんてほとんど見ない。まあ、みんなスマホで何か読んでいるか、ゲームをやっているか、っていう感じだもんなあ。朝の時間だと多分一番多いのがスマホで新聞の電子版かSNSだろうなあ。

 出版社の側も、もうそろそろ紙の週刊誌をどうするかを検討する時期なのかもしれない。現在、かろうじて黒字を出している週刊誌も、いずれは赤字になってしまい、それを回復することは不可能になるのだろう。

 出版社も現在のような業態をいつまで続けるつもりなんだろう。日本に数多くある出版社のなかでデジタルシフトが済んでいる出版社は、まだまだ大手の中の一部の出版社だけだ。多くの出版社は基本的に書籍の出版が主なので、いまだに紙の出版だけでも企画次第ではまだまだ生き続けることが出来ると考えているんだろう。あとは、多少会社を大きくした後に大手出版社の傘下に入って生き延びるということなんかも考えているのかもしれない。

 私が出版社での仕事を始めた数十年前は「出版業全体は豆腐屋業界と同じ売り上げ」なんて言われて、出版業界が基本的に脆弱な業界であることは、あらかじめ承知をしていたんだが、そのまま大きな業界にならずに、もうすぐ消滅するかもしれないという危機が今やってきているんだ、という実感がだんだんしてきた。

 問題はデジタルシフトをどれだけ実現しているかということが、そんな状況の中で生き残る出版社か消え去る出版社かの境目になるのだろう。勿論、書籍出版というのはごく少額の資本でも可能なので、なくなるということはないのだろうけれども、でも、それはあくまでも「意志の出版」であって、ビジネス的な展開をする出版ではない。

 そうした「意志の出版」者と、デジタル化を進めた結果として生き残ったビジネス的展開をする出版社というところだけが生き残るということになるのかもしれない。

 記事は「活字離れ」というのをキーワードとしているが、そうじゃなくて「紙離れ」なんだなあ。そんなことは日経新聞なら分かっている話なんだろうになあ。

 

2018年7月27日 (金)

羽田神社のお祭りが今日から開催ですよ!

 いよいよ夏まつりのシーズンです……、っていっても三社祭だって神田祭だって夏祭りなんだけれども、新暦の「夏」っていうところにやる祭りが夏祭りだっていう考え方をしちゃえば、やっぱり夏祭りは羽田神社だなあ。

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 羽田神社は京浜急行大鳥居駅のそば、羽田と川崎を結ぶ大師橋のわきにある神社です。勿論、普通の氏神様なので、縁結びとか家内安全とかのご利益はあるんですけれども、まあ、場所がら航空安全の神様なんてのもやっているんですね。いやあ、神様もイソガシイね。

 で、この境内に富士塚もある羽田神社の祭礼が今日から、明日、明後日と行われるんですが、これがすごいの。

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 下の方に「渡御コース」は書いてあるんだけれども、問題はその際の神輿の担ぎ方なんですね。普通にワッショイワッショイ担ぐだけじゃなくて、まるで神輿が大海原で波に揺られているように右に左に、上に下に、大きく揺さぶられながら進んでいくんです。

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 まあ、これは見なけりゃ分からないっていう感じの面白さで、私は大鳥居にあるブックスフジの社長(っていうよりは親爺さんだな)に教えられて、一度見に来て面白くなり、その後も何度も来ているっていうわけ。

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 1988年の羽田闘争の時に学生の集合場所になった穴森稲荷は、基本的にはこのお祭りとは関係ないんだけれども、のちに説明するところもあって、お祭りには協力っていうか、境内に屋台なんかが出ます。

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 で、祭りの最終日(7月29日)の連合渡御のスタート地点がここ。羽田空港の敷地に鳥居だけが残された、実はこれは穴守稲荷なんですね。第二次世界大戦が終わった直後の1945年(昭和20年)9月21日、羽田空港を軍事基地として拡張するため米軍(GHQ)より、範囲内の住民ともども強制退去を迫られることになったのがこの穴守稲荷なんだけれども、住民としては意地で鳥居だけは残したんだよなあ。

 現在の穴守稲荷の場所は、住民が各自の土地を供出して出来た場所なんですね。

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 っていうことで、羽田神社のお祭りの日程は以下の通り。

⦿7月27日(金)
 午後7時 本社 神輿御霊入式
⦿7月28日(土)
 午前9時 例大祭式
 午前10時 御旅所清祓式
 各町内神輿 渡御
⦿7月29日(日)
 午前8時~午後0時30分
 本社 神輿 羽田全町渡御
 午後3時~午後6時
 弁天橋通り十四基町内神輿連合渡御

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 まあ、7月29日の午後3時からの、羽田空港敷地内にある穴守稲荷から、羽田の町内を練り歩く神輿が一番いいかな。もう、神輿がグワングワン揺れています。あまり前には進みません。それがいいんだよね。

EPSON R-D1s VOIGHTLANDER URTLA WIDE-HELIAR 12mm f1:5.6 @Haneda ©tsunoken

2018年6月 5日 (火)

そういう生き方があったか! の『農業バイト、3万人』

 そうか、こういう方法もあるんだなという話題が日経新聞に掲載されていた。

漂泊のバイト3万人 細る農村の助っ人に
2018/6/3 15:38

 日本の農業に思わぬところから助っ人が現れた。都会での生活になじめず、将来に惑う20代、30代が全国の農村を渡り歩く。様々な事情を抱えながら人手不足の現場を支える「農業バイト」の数は3万人とも言われる。(山田薫)

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 切り開かれた山間に、背丈ほどの樹木が列になって約800本並んでいる。愛媛県の最南端、愛南町にある松本洋さん(56)のミカン畑。1.2ヘクタールの廃園を買い取って造成し、特産の河内晩柑(ばんかん)の苗木を植えてから20年になる。
 枝切り、防虫、施肥に摘花……。営農は年間を通じて切れ目がない。収穫期の3月に採れる果実の量は約60トン。農機具は使えず、家族とパート7~8人の人力が頼りだ。
 松本さんの2人の娘は県外に出た。毎年頼んでいた地元のパートは70歳近くなって昨年引退した。「まわりの農家もみんな後継者不在と働き手不足に悩んどる」。今年の収穫を終え、枝切りなどの手入れを前にハローワークに求人を出したが応募はゼロ。窮地を救ったのが日本全国を渡り歩く農業アルバイトだ。
 広井崇さん(37)もその1人。沖縄の離島で砂糖の袋詰め作業を終えた3月から愛媛県宇和島市内の寮に入り、松本さんの畑に毎日通っていた。
 初夏のように暑くなった4月のある日、広井さんは刈った枝を集めたり出荷を手伝ったりする作業に汗を流していた。「馬力があって意欲もある。お世辞ではなく来年も来てほしい」。松本さんの言葉に照れて笑った。
 三重県出身の広井さんは大卒後に自動車部品工場に就職したが、パワハラに遭い1年足らずで退職。将来の展望を見失い、20代をバイトや派遣社員で食いつないだ。
 転機は5年前。バイト仲間に紹介された新茶の収穫で農業のおもしろさを知り、長野のレタス畑や沖縄のサトウキビ工場などを転々とする生活に。大半は時給1千円以下だが「いろんな土地や人に出会えて前向きになれた」。4月末からは京都の新茶収穫に移った。
 宇和島市のバイト寮の個室は6畳。食事は自炊で、寮費は無料だ。常時10人前後が生活している。入れ替わりも激しく、これまでに160人以上が足跡を残した。
 1月に入寮した川島健蔵さん(34)は東京の簡易宿泊所で働いていたが、忙しい生活に違和感が強まり、農業バイトに転じた。北海道のジャガイモ農家や愛媛県内のミカン農家を回り、宇和島市に。「ヘビメタ好きの仲間がいないことだけが残念」。4年暮らした東京のアパートを解約し、移住を考え始めた。
働くミカン畑はそれぞれ違う。朝は農家の迎えで三々五々出勤。夕方、仕事が終わり、寮に戻ってからは酒を交えて次の「職場」の情報を交換しあう。広井さんは各地で出会った農業バイトたちを「農業に本気なのは2割で、8割は訳ありかリゾートバイト気分。稼いだら数カ月海外で過ごす人も多い」。寮を預かるJAえひめ南の清家嗣雄さん(48)も「20~30代の旅人が多いね」とうなずいた。
たちは都市へ向かい、農村は衰退した。今、その子供世代が農村に漂着し、自分の可能性を広げていた。

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■30年で農家6割減
 日本の農家は毎年6万戸ずつ減っている。農林水産省によると、国内で生産物を販売する農家は2015年に132万戸。30年前の4割だ。高齢化や担い手不足が深刻化するなか、全国を渡り歩く農業アルバイトは貴重な戦力になっている。
 JAにしうわ(愛媛県八幡浜市)は16年から、JAふらの(北海道富良野市)やJAおきなわ(那覇市)と農業バイトを季節ごとに紹介する仕組みを始めた。秋にミカンを収穫し、冬を沖縄、春から夏を北海道で過ごせば、1年を通じて働き続けてもらえる。
 農業の求人情報に特化したサイト「第一次産業ネット」の登録者数は現在、約6万人。運営するライフラボ(東京・港)によると毎月1000人規模で増えている。JAにしうわの担当者は、こうした季節労働の農業バイトが「全国に3万~3万5千人いるのではないか」と推計している。』

 う~ん、なるほどなあ。

 まあ、考えてみれば一年中あくせくしながら都会で働いているっていうのは、実は体には悪いことなんだろう。もともと、自然の中で生きてきたホモサピエンスであるのだから、むしろ自然のままに任せて季節ごとに生き方を変えてもいいんだ、と考えるとこうした「農業バイト」も、一つの人間の生き方としては十分あることなのかもしれない。

「アリとキリギリス」ではないけれども、今やアリのような生活は嫌われている時代である。というか、本当はそのアリだって季節ごとに違う生活をしていて、一年中同じようにアクセク働いているわけじゃない。むしろ、キリギリスと同じように季節ごとにアクセク働く時期と、のんびり寝て暮らしている時期があるわけで、ただ単に、キリギリスみたいに音楽を奏でるということがないだけなのだ。

秋にミカンを収穫し、冬を沖縄、春から夏を北海道で過ごせば、1年を通じて働き続けてもらえる」っていう生き方も面白いかもしれない。まあ、「ヘビメタ好きの仲間がいないことだけが残念」っていうけれども、もしどうしてもっていうのなら、そんな田舎でもできる音楽活動でもってヘビメタを始めてもいいし、逆に田舎暮らしの中で自分の中に芽生える音楽性に気づいて、別のジャンルの音楽に興味を持つようになるかもしれない。

 まあ、すくなくとも「パワハラ」にあって神経をすり減らしながら生きていくよりは、好きかどうかは分からないが、植物という自ら主張することのない生き物を相手に暮らしている方がよっぽどストレスはないだろう。

 勿論、第一次産業に携わる人よりも第三次産業に携わる人が多いほうが日本の産業売上にとってはありがたいことなのかもしれないが、だったらそういう産業には外国からでもいいから労働者をどんどん受け入れて、日本人は自分の身の丈に合った仕事を選んで生活すればいいのじゃないだろうか。

 もともと、産業規模は小さくなるばかりの農業である。縮小しながらでも、そこに入っていこうという若者がいるんだから、それはそれで受け入れて、少しでも縮小スピードを抑えるっていうのもアリなのかもしれない。

 まあ、だからといって、それでもって日本の農業問題がすべて解決するっていうわけではないことは、分かってはいますがね。

 少なくとも、小さい農地にしがみついて、年老いてからも無理やり農業を続けるよりは、とりあえず農作業は若い人に任せて、自分は悠々自適な生活を送るってのも、お年寄りの農家の人たちにとってはいいことなんじゃないだろうか。

2018年5月27日 (日)

これじゃあ「高等教育の無償化」ではない

 日経新聞5月26日の記事『大学無償化、資産あれば対象外 政府方針』という記事が気になった。

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 記事は以下の通り。

『政府は大学などの高等教育の無償化について制度の骨格案を固めた。住民税を払わない低所得世帯は無料にし、その後、年収380万円未満程度の世帯まで段階的に授業料と生活費を援助する。所得が少なくても一定以上の資産がある人は対象から外す。成績が著しく悪い場合は支援を止める。財務情報の公開など一定の基準を満たした大学を無償化の対象にする。
 新たな制度は2019年10月に予定する消費税増税で得られる税収の一部を使い、20年度から始まる。高等教育は大学や高等専門学校(高専)、短大、専門学校をさす。昨年の衆院選で安倍晋三首相が無償化を公約に掲げた。
 住民税非課税世帯の授業料と生活費を無料にする大枠は昨年末に決まり、文部科学省を中心に具体的な制度設計を進めてきた。骨格案は6月にまとめる経済財政運営の基本方針(骨太の方針)に盛り込み、年内にも詳細な制度案をつくる。
 夫婦子2人でそのうち1人が大学生の世帯の場合、年収380万円未満程度まで段階的に授業料と生活費を支援する。年収300万円未満の世帯では住民税非課税世帯の3分の2の額、年収300万円から年収380万円未満の世帯では3分の1の額を支援する案を軸に検討する。年収要件は実際は課税所得の額をもとに決める。
 生活費の支給基準には娯楽費や趣味の費用は含めない。大学の受験料は2校分まで補助する。
 マイナンバーを使い、支援対象者は所得だけでなく資産も把握する仕組みを整える。多額の資産を持ちながら支援を受ける世帯があると、中高所得者の理解が得られないためだ。基準は現行の非課税世帯向け給付型奨学金で19年度から導入する「2人親の世帯で資産2000万円以下」との目安を参考に検討する。
 国費で支援するため、学生の学習状況は毎年、確認する。1年間に必要な単位数の6~7割以下、成績が下位4分の1などの場合は大学から警告を出し、連続で警告を受けると支給を打ち切る。
 定員割れなど教育の質が悪化している大学の延命措置にならないよう財務・経営情報の開示や一定数の外部人材の理事への登用など複数の基準を満たした大学に限る。』

 う~ん、これのどこが「大学無償化」なんだろうか。『住民税を払わない低所得世帯は無料にし、その後、年収380万円未満程度の世帯まで段階的に授業料と生活費を援助する。所得が少なくても一定以上の資産がある人は対象から外す。』って言うだけじゃあ、別に「大学無償化」でもなんでもないですよね。

 どうせ「無償化」って言うのならば、それこそ親の年収なんかに関係なく、とにかく大学に通うのに「授業料その他は一切免除」じゃなければならないはずなんだけれども、「生活費までは」という意見も出そうなので、まあ少なくとも「授業料」だけはすべて免除じゃないと、それは本当の「大学無償化」とは言わない。

 そんな無償化を実現している国があるのかと言えば、フランス、ドイツ、フィンランド、スウェーデン、デンマークなどがそうだし、それ以外にも「ほとんど払わなくてもいい国」としてはエストニア、オーストリア、ギリシア、スロバキア、スロベニア、チェコ、トルコ、ノルウェー、ポーランドなどがある。

 そのすべてがヨーロッパであることは、さすがに歴史の最新地域であるヨーロッパなんだけれども、ゲルマン系の国ばかりではなくてフランスなんかも入っているし、旧ソ連から離反した元共産圏の国とか、西ヨーロッパでも最貧国と言われているトルコやギリシアなんかも入っているんだから、多分、「国の財政」っていうだけではない、国としてのフィロソフィーの問題があるんじゃないか。

 まあ、アメリカやイギリス、勿論、日本が入っていないのもそれなりの理由がありそうだ。

 北欧のゲルマン三国などが福祉国家であることはよく知られている。しかし、同時にそれらの国々の税法についてはあまり知られていないのではないだろうか。例えば、スウェーデンやノルウェーの付加価値税(日本の消費税に相当<実態は少し違う>に相当)は25%、フィンランドは24%という感じだ。

 勿論、国によって国家公務員に対する考え方が違うので一概には言えないのだが、少なくとも「小さな政府」を目指しているアメリカやイギリス、日本と、そうではない「高福祉高負担」の北欧三国という関係はあるようには見える。ところが実態はそうではなく、アメリカやイギリス、日本だって、じゃあ「小さな政府」が実現できているのかと言えば、実態としては全然ダメなんですね。未だに無駄な公務員の数は全く減っていない、けれども目指しているのは「小さな政府」なので、政策的には「余計な税金は取りません」という姿勢だけは見せとかないと次の選挙に負けるんで、そう言っているだけってのが実態。まあ、国家公務員の方々だって、「本当はもっと高福祉になればできる政策はいっぱいあるんだが」でも、現政権が「低負担」でもって選挙の票を取ろうと思っているからには、それを口に出すわけにはいかない、ってところなんでしょう。

 いいじゃないか、税金をいっぱい取れば。消費税だってもっともっと上げればいい。所得税だって上げればいいし、法人税もその結果タックスヘイブンに逃れる企業があってもいいから上げちゃえばいい。相続税だってなんだって、どんどん増税して、その代わり教育に関しては幼稚園(保育園)から大学(大学院)まですべて無償にすればいいのだ。

 教育費を無償にした場合、何がメリットで何がデメリットになるのか?

 メリットとしてまず第一番に上げたいのは、それでもって世代間の継続性というか、まあ言っちゃうと「貧困の連鎖」がなくなるってことですね。「東大生の親の年収は1,000万円以上」なんていうことはなくなって、誰でも一生懸命勉強すれば一流の大学に入れて、それなりの企業に勤務できて、それなりの収入を得ることができる、っていう人生の青写真を描くことができる。まあ勿論、そんな人生の青写真なんてまさしく「絵に描いた餅」なんで、その通りに行くかどうかは誰もわからない。けれども、とりあえずそんなことがあるかもしれないという「夢」をみることだけでもできるんだ。まったく、夢見ることもなく過ぎ去っていく青春を送っている多くの子供たちの存在を考えるのであれば、それだけでもやってみる価値はあるかもしれないのだ。「大学の完全無償化」

 ということなので、大学無償化のデメリットはありません。唯一あるとすれば、「大増税」です。まあ、でも国民みんなで増税分を分け合うんだからいいじゃないですか。

 大学の質が問題だっていうのであれば、じゃあ、全部国立大学にしちゃって、ダメな大学はどんどん潰せばいいのであります。これもヨーロッパの多くの国の大学や高等教育機関は国立しかないという前例があるんだから、「前例主義」の大日本国国家公務員の皆様にも理解はできるのではないでしょうか。

 もうね、下手な助成金を拠出する私立大学なんてものは全部潰して、国立だけにすればいっそのことスッキリする。で、大学は学問をするだけのところにして、くだらないクラブ活動は、やりたい人が勝手にやるだけで、別に大学はそんなものは助成しない。

 スポーツはどうするだって? そんなものはクラブチームに任せておけばいい。下手に「大学スポーツ」なんてものを大事にしている日本や、アメリカ、イギリスみたいな後進国だけが、ラインバッカーの違法タックルなんてものが話題になったりしているんですね。

 ってのが、某〇〇大学のアメフトチームのラフィング・ザ・パサーと、そのごの危機管理のマズさを見ながら考えたこと。

 そうやって文科省完全管理下の大学にしちゃえば、文科省のお役人ももうちょっとプライド持ってお仕事をできるようになるんじゃないかしら。まあ、必要以上に張り切っちゃう人もかなり出そうですけれどもね。

2018年5月 4日 (金)

群馬、高崎に英語村山村留学

 中央大学岡田会会員の皆様、昨日は岡田先生の命日でした。今年で、亡くなってから8年になります。

 合掌

 と、そんなこととは関係なく、今日は日経電子版5月3日号の記事を紹介。

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群馬・高崎に英語村山村留学、小中学生22人が転入

2018年5月3日 0:00 [有料会員限定]
 新しい英語教育の拠点にしようと群馬県高崎市が同市倉渕地区の廃校跡に開設した「くらぶち英語村」が開村し、活動が始まった。全国から集まった小学2年生から中学3年生までの22人が外国人スタッフらと共同生活し、1年間「英語漬け」の生活を送る。倉渕地区は長野県境に近い山村。過疎化が進む地域の活性化にもつながっている。

 子どもたちは地元産木材を使って新たに建設した木造2階建ての寄宿舎に住み、片道数キロメートル離れた公立学校に通う。公立学校では普通の授業を受けるが、寄宿舎では10人ほどの外国人スタッフが交代で詰めており、基本的に英語だけを使う。学校の行き帰りもスタッフが同行するので、英会話の時間になる。

 起床は5時45分。朝の集会や朝食の後、7時ごろには徒歩や自転車で学校に向かう。夕方帰宅した後はまず宿題を済ませ、夕食後に談話コーナーでスタッフと「イングリッシュタイム」。テレビは見せず、スマホもゲーム機も持ち込み禁止という厳しい生活だが「今のところ不満を訴える子どもはいない」(英語村の高橋秀郎村長)という。休日には山村体験プログラムなどが組まれ、親元に帰るのは長期休暇のときだけだ。

 料金は食費込みで月8万5000円。年間では100万円を超える金額になるが、青森県から鹿児島県まで定員を大幅に上回る80人の応募があり、抽選になった。通年コースのほか、土日の週末コース、夏休みなどに1週間程度滞在する短期コースもあるが、希望者が殺到し、すでに申し込みは締め切っている。

22人の小中学生が転入するというのは過疎地の学校にとって大きな数字で「地元の人たちが大変喜び、英語村ののぼり旗を作って道路に飾ってくれた」(高橋村長)。祭りなどの行事にも子どもたちは参加予定で、地域の盛り上がりにも貢献してくれそうだ。』

 群馬県と言えば太田市に太田国際学園が運営するぐんま国際アカデミーという、小中高一貫教育の英語の授業が中心の学校があって、小中高1,000人の生徒のうち500人が太田市内、200人が県内、残りの300人が埼玉、栃木、東京などから通学している学校がある。「くらぶち英語村」はそことの競争になるんだろうが、まあ、にわかに巻き上がった群馬県における英語熱というところなのだろう。

 ぐんま国際アカデミーの授業料などはわからないが、くらぶち英語村の料金年間約100万円超というのを安いと考えるか高いと考えるかは人それぞれだろう。ただし、くらぶち英語村の方は地元の公立小中学校に通うというプランなので、学校の授業料はそれほどかからないだろう。そう考えれば決して高い料金ではないし、その結果得られる英語力という点に関して言えば、リーズナブルという以上に「お買い得」感はある。

 倉渕村(高崎市倉渕)は榛名山の麓、長野県との県境に近い人口5,000人に満たない寒村だ。そんな寒村の村おこし事業のひとつとして始められた山村留学事業なんだが、その山村留学に「自然の体験」だけでなく、「英語の体験」を加えたところが新しい試みだ。単なる自然の体験だけでは22人の子供たちが集まることは不可能だっただろうが、そこに「英語漬け」という要素を加えた試みが親たちの興味を引いたんだろう。子供たちにとっても自然の体験は魅力に感じたとは思える。まあ、英語の方はどうだかわからないが。

 学校の授業は普通の公立小中学校に通うので、ぐんま国際アカデミーとは違って日本語で行うんだろうけれども、家というか寄宿舎に帰ってきてからは完全に英語漬けの毎日になるので、基本的にここで数年を過ごした子供たちは英語が普通に話せる子供たちになることは間違いない。

 倉渕村としても子どもたちの数が減る状況の中にあって、理由は何であれ在住する子供の数が増えることは大歓迎だし、将来その子たちが再び倉渕村に帰ってきてくれればそれはありがたいことだ。まあ、子供たちの親にしてみれば、将来自分たちの子供は海外に雄飛して活躍してほしいと考えているんだろうから、村の望みがどこまでかなうかは分からない。

 子供たちにしてみれば「英語漬け」というのは英語を身に着ける方法としては一番の方法なので、有益な方法であることは間違いない。ただし、子供たちにとっても、将来大人になって再び倉渕村に帰ってこようと考えている子供がどれほどいるのかは予想はできない。

 むしろ、一番利益を受けるのは、英語村に住む子供たちと友達になった倉渕村に元々住んでいた村の子供たちかもしれない。元々、自然には親しむっていうか、いやでも共存しなければならない中で生まれてきたわけで、そこに異文化とでもいうべき「英語の世界」がやってくるんだからね。

 過疎に悩む田舎の村としてはひとつのテストケースになるんだろうけれども、なかなか面白そうな行政ではある。

 すこし様子をみたいな。

2018年4月 7日 (土)

ラドリオでやらないラドリオ会って?

 昨日は学生時代からの悪友4人で食事会。別名「ラドリオ会」といって、それは神保町の喫茶店ラドリオにたむろしていた4人だったんで、言い出しっぺのY川氏が名付けたものだった。

 で、そのラドリオ会なんだが、今でもラドリオによく通っているY川氏が特別に話をつけて、喫茶店であるにもかかわらず、特別に料理を作らせてラドリオにて開催していたものなのであります。

 それぞれ年に2回の温泉旅行と喫茶店ラドリオでの飲み会がラドリオ会の活動のすべて。

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 ところが、そのY川氏がかわいがっていた店長がラドリオを辞めてしまって故郷に帰ってしまったので、特別に料理を作ってもらえる人がいなくなってしまった。ということで飲み会の方の「ラドリオ会」なんだけれども「ラドリオ」で開催することができなくなってしまったのだ。

 なので、同じ神保町であるがラドリオならぬ「三幸園という中華料理店で行うラドリオ会」ということに相成ってしまったのだった。んんん???

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 まあ、旨いものが食えて、美味しいお酒が飲めれば場所はどこでもいいのか。

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 しかし、三幸園って言えば、白山通りに面したこの本店しか知らなかったんだけれども、神保町だけで5店もあったんだ。中華料理の店だけじゃなくて、ビストロとかバーとか、いろいろあるようだ。

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 だがまあ、中華料理というと餃子と回鍋肉、麻婆豆腐に紹興酒くらいしか知らない私にとっては、確かにこうした中華料理店、それも広東料理とか北京料理、四川料理、上海料理なんて専門的に分かれるよりは、一般的な「中華料理」の店って便利なのかもしれない。

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 まあ、でも結局はラドリオに行かなければラドリオ会じゃないわけで、ラドリオに行って、ウィスキーなんかを飲んで帰って来たわけなんです。

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NIKON Df AF NIKKOR 20mm f2.8 D @Jimbocho Chiyoda ©tsunoken

2018年2月16日 (金)

「世界は君を、待っていない」って至言ですね

 JR山手線目白駅にあるアドボードがなかなか刺激的だ。

「世界は君を、待っていない。君が世界を、つかみに行け。」

 ご当地、目白にある学習院大学国際社会科学部のアドボードだ。

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「国際社会科学部」がどんな学部なのかはわからないけれども、いやあ、なかなか分かっているじゃないか学習院。「〇〇大学なら就職率100%」みたいな超甘の宣伝文句よりよっぽどマトモだ。

「世界は君を、待っていない。君が世界を、つかみに行け。」

 そう、「世界は君を待っていない」どころか、「世界は君の存在すら知らない」し、「世界は君の存在なんてまるで気にしていない」し、「世界は君がいなくても」充分回っているのだ。そう、君は世界から無視されていても十分な存在でしかない。

 でも、大学を卒業した君は、大学院にでも進学しない限りは、「世界」に出て行って、何らかの形で「世界」と付き合って、そこに割って入って、そこでなにがしかの収入を得て、生活をしていかなければならない。ところが、君と同じような境遇にいる若者が毎年50~60万人いるのである。そう、君は自ら世界に出て行って、他の50~60万人の人と戦って、自分の手で収入を得なければならない。自分の手で世界をつかまなければならないのだ。

 別に就職なんかはしなくてもいいけれども、とりあえず一人で稼ぐ方法が見つからなければ、あるいは自分が一人でお金を稼げる才能がないのであれば、どこかの組織に加わってそこのやり方で金を稼ぐ方法を見つかけなければならないわけである。まあ、それが就職ってこと。

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 では、その際に何を問われるのかといえば、大学に入る前にどんな勉強をしてきたのか、大学に入学してから四年間(実際には2年半だけどね)、どんな勉強をしてきたのか、大学時代に何か他の人にない特別な経験を経てきているのか、などなどだろう。

 といっても企業の側だって、別に普通の学生が大学時代に何を勉強してきたのかなんて「どうせたいしたことを学んでいるわけではない」ことぐらい知っているし、「何か他の人にはない特別な経験」なんて、まずないことも知っている。何故か? あなたたちの先輩社員がそうだったからというしかないんだろう。まあ、要はごく普通の人たちってそんなもんよ、ってな具合である。

 大学も就職セミナーなんかを最近は開催するらしいんだけれども、まあ、そんな大した就活経験を持っていない人たちのゼミナーなんて受けても、就活スキルが上がるわけでもないし、就職できるわけでもない。

「世界は君を、待っていない。君が世界を、つかみに行け。」

 世界は君を待っていないし、君の存在すらも知らない。君が、自分の存在を世界に示すべく、世界をつかみに行かなければならないのだ。そう、すべては自分だけの手でつかみ取る、それだけなのだ。

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 就職には比較的有利だとされているG-MARCHの学習院だって、そんな考え方だ。就職戦線って厳しいんですよ。

 G-MARCH以下のランクとされている大学に行っている人たち。

 大学の「就職率100%」なんて甘言に甘えていないで、自分で道を切り拓け。

「自分のやりたいことを見つけるのなら、それは自分でつかまなければ」

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NIKON Df AF NIKKOR 50mm f1.8 G @Mejiro & Fukagawa ©tsunoken

2018年1月 5日 (金)

1月4日はまだ「はんかくせえ」か

「はんかくせえ」って言ったって、別に北海道弁の「はんかくさい=ばかばかしい」という意味じゃなくて、普通に私たちが使っている標準語なのである。

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「はんかくせえ=半覚醒」なんであります。つまり、まだまだ完全に目覚めていない状態を表した言葉。1月4日は官庁の御用始めなんだけれども、実際に1月4日から動いているのは、お役所と金融機関、一部のサービス企業だけ。東証はご祝儀相場でわいているけれども、世の中のデフレ基調は変わらず、どうなるんでしょうねえこの一年。

 その他の製造業などの企業はまだまだ冬休みが続いていて、まだ会社としては目覚めていない状態=半覚醒なんであります。

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 街を歩いていても、まだまだオープンしていない会社は沢山あるし。まだまだ「死んだ町」状態ではある。まあ、死んだわけではなくて、お休みしているだけなんですけれどもね。う~ん、なんか気持ちがいいですね。こんな、人っ子一人いない街って。

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 でも、数少ない1月4日から始まっている機関としては、そうか保育園なんかがあったのだ。でも、ということはその親たちはもう既に仕事が始まっているんだなあ。

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 いかんいかん、出版社なんて浮世離れしていた会社に定年まで勤めた私の方が、実はすっかり浮世離れしていたってことなんですね。

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 でも、1月4日から出社したって、5日は金曜日だし、つまり二日出社したらもうお休みですか。だったら、週末二日は休暇をとっちゃえば? なんてのは「毎日が日曜日」男のタワ言でしかないのかなあ。

 でも、皆が皆、そうやって休みを取るようにすれば、もう少し世の中も変わってくるんじゃないか、なんてことも考えているんだが……。

 そんなの甘い! ってか?

NIKON Df AF Nikkor 35mm f2 D @Bunkyo ©tsunoken

2017年1月 1日 (日)

明けましておめでとうございます

あけましておめでとうございます

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謹賀新年 平成二十九年 元旦

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 六義園は1月2日から開園します。

「新春を六義園でお祝いしましょう」ということで、毎年恒例の

(1)神田囃子・寿獅子
   1月2日(月)10時30分・13時30分(各回30分程度)

(2)獅子舞と貫井囃子
   1月3日(火)10時30分・13時30分(各回30分程度)

 を上演します。

 さて……

『ドナルド・トランプ氏がアメリカの大統領になり、イギリスのEU離脱が正式に決まる今年。イタリアやフランスなどでもどんどん「内向き」になる政治傾向があります。そうなると恐ろしいのは「第三次世界大戦」っていう言葉なんだけれども…それが杞憂になってほしいという思いでいっぱいです。』

 ってのが、12月中旬の頃までの状況を基本に書いた私の年賀状なんですが……。

 その後の、我が安倍晋三氏が(何故か)大統領就任前のトランプ氏に会ったりとか、最早「死に体」のオバマ大統領と(もう何人目かわからない)真珠湾追悼式にでてみたり、プーチン大統領と会談して、北方領土はまったく触れないで経済協力だけ確約しちゃうとかの「外交オンチ」ぶりを見せられちゃったり、「アベノミクス」第三弾の「構造改革」がまったくできていないという「経済オンチ」ぶりを見せられちゃって、肝心の「一億総活躍社会」なんて、女性の活用が全然進んでいない様子からして初めからありえず、日本社会は相変わらずのデフレのままと、最早、安倍晋三氏の政権も危ういんじゃないかとも思えてくる今日この頃です。「外交オンチ」で「経済オンチ」ってこの人、結局「政局」しか見ていないんですかね。

 まあ、言われていた1月解散総選挙ってのはもうないですね。

 となると、次は夏の都議選ですかね。まあ、たかだか地方選でしかないんだけれども、異様に持ち上げられちゃうっていうのは、やっぱり「小池劇場」なんでしょうかね。都議会公明党は自民党を袂を分かっちゃうし、その都議会自民党からも離反者がでています。まあ、皆、夏の都議選で小池新党からの「刺客」を恐れての「自民離反」ですもんね。最早、東京都は小池氏が牛耳っちゃうんでしょうか。

 もう安倍政権は時間の問題ですね。自民党は何故総裁任期を伸ばしたのかは分からないという混迷に陥って、でも、それに対抗する野党もないからそのまま自民党政権は続くのでしょうけれども、じゃあ、安倍氏の次はだれなのか? 岸田氏なのか? それとも石破氏なのか? 小泉進次郎氏はまだ若いから、もう少し雑巾がけをするのかなあ。

 なあんてことやっていると、オリンピックが終わったら小池氏が国政に戻ってきて総理の席を奪ってしまうかもしれない。まあ、初の女性総理ってのも興味はあるが、小池氏が都知事になったのだって一種のポピュリズムだったわけで、そうなるとイギリスのEU離脱やアメリカのトランプ旋風を嗤ってみていた我々も同じ穴のムジナかいなってことにもなってしまう。

 これは気をつけないといけないなあ。

 で、私のブログなんですが……(急に小ネタになるなあ)。

「本と映画と写真の徒然」なんてサブタイトルを付けているのだが、肝心の「本」を読む回数が大幅に減ってしまって、更に「映画」なんて年間数本しか見ないというテイタラク、実はほとんど「写真ブログ」みたいになってしまっています。ということなので「今年こそ本を毎週〇冊読むぞ。映画を毎月〇作みるぞ」って言わないで、サブタイトルの方を変えてしまいます(って、おいおい)。

 今年からのサブタイトルは「tsunokenの見たモノ、感じたコト」という具合に(ありゃぁ)。

 Eメールにも署名欄に、これまでは「本について、映画について、写真について 毎日1冊毎日更新2000字」なあんてエラそうなことを書いていたんだけれども、今日からはブログのサブタイトルと同じにします。

 えっ? だからって言って本を読んだり、映画を見たりしないってことはないですよ。相変わらず本も読むし、映画も見ます。ただし、以前ほどには「読みたい!」って思う本が少なくなってしまったり、「見たい!」って思う映画も少なくなってしまっているというのもあります。まあ、年取ったんで「感動」というものに対する感覚が少なくなってしまっているのかもしれないし、前にも書いたことがあるのですが、(サラリーマンをやっていた)頃は通勤時間や仕事の移動時間に本を読めたんだけれども、それがなくなってしまって本を以前ほど読めなくなってしまった、というのがあるんですね。

 とは言うものの、それは「言い訳」。

 まあ、せいぜい沢山本を読んで、沢山映画を見るってことは心がけますので、今年も「tsunokenのブログ」是非ともご愛読ください。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2016年12月16日 (金)

世田谷ボロ市でボロは買えないよ

 毎年12月15・16日と1月15・16日には世田谷ボロ市が開催されます。

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 世田谷ボロ市は、当時関東地方を支配していた小田原城主北条氏政が、世田谷城主吉良氏朝の城下町である世田谷宿に、天正六年(1578)楽市を開いたというのが、そもそもの始まりで、野良着のつくろいや補強用にボロが盛んに売られたところからボロ市と名がついたというもの。

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 まあ、現代ではフリーマーケットなんだけれども、確かに古着や古道具などが売りに出されているし、こんな神棚を売る屋台とか……

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 小学校のPTAなんかも出店しているんだが……

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 メインの「ボロ市通り」(というのが世田谷通りの裏にあります)は、もうとにかく人また人で身動きもできず。

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 後ろの人から押されてやっとのことで歩けるという状態。

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 う~ん、こんな状態では売り物を吟味なんてしているどころではない。

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 なんか、ボロは買えずに、人込みだけを見に行ったような感じではあります。

 世田谷ボロ市は来年1月15・16日にも開催されます。

NIKON Df AF NIKKOR 28mm f1:2.8 @Boro Ichi Tori Ave. Setagaya ©tsunoken

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