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経済・政治・国際

2017年9月29日 (金)

結局、総選挙なわけなんだが……

「大儀なき解散」だとか野党はいうけれども、まあ、所詮政治の世界なんてそんなもんで、衆院解散に「大儀」なんてものがあるわけはないのである。初めっから。

 要は「今解散して総選挙に持ち込めば、我が党に勝機がある」と判断すれば解散するし、勝機がないとなれば解散しないっていうだけのことでしかない。まあ、与党総裁が持った「伝家の宝刀」って訳ですね。

 ただし、ちょっとこの伝家の宝刀は簡単に抜きすぎる。というか「あっ、もうそろそろ抜きますね」なんてマスコミに言われて、そのまんま抜いちゃうなんて、まあ、軽い伝家の宝刀ですね。めったに抜かないからこそ「伝家の宝刀」であるし、力を持つんだけれどもなあ。

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 しかし、民進党というか民進党の前原代表も情けないっていうか、民進党代議士のドミノ倒しのような希望の党へのなだれ込みに負けちゃって、民進党から公認候補を出さずに、希望の党に合流って、そりゃあないでしょう。

 本来民進党ってのは、自民党の左派やリベラル勢力をベースに、連合などの労働組合勢力などがバックにいた(はずの)政党だったんだけれどもねえ。

 自民党が改憲勢力がやたら力をつけてきて自民党を乗っ取ってしまったのに対し、それに乗り切れないリベラル派なんかが民主党を作り、その延長線上に民進党があると考えていたんだけれども、それが今や親「希望の党」って何よ。

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 だって希望の党を率いている小池百合子氏って超タカ派のウルトラ右翼って知ってた?

 勿論、基本的に改憲派だし、核武装論までぶちかましてくれているタカ派。北朝鮮拉致被害者救出で有名になった中山恭子さんなんていうウルトラライトが真っ先に参加したっていうことで知られるくらいの超右翼会派が希望の党なのだ。

 そんな希望の党と組んじゃうなんて、前原氏も右翼? ってなっちゃうんだけれども、本来の前原氏はリベラル派だったはずなんだけれども、まあ、「貧すれば鈍する」ってやつですかね。

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 それにしても、実はこの「希望の党」っていう名前には面白いエピソードがあって、2005年に金子修介が総務省と公益財団法人「明るい選挙推進協会」の発注で製作した、それこそ『希望の党』というPR動画があるんだが、これが結構面白いんですね。

 どういう映画かっていうと……

『主人公はごく平凡なサラリーマン。翌日に国政選挙を控え、“大事な選挙だから”と娘から投票を勧められるが、どうせ誰に投票しても世の中変わらないと棄権してしまう。

 ところが、選挙の結果、過半数を獲得して政権を握ったのが「希望の党」なる政党。誰も注目していなかったのに、若者世代の圧倒的な支持を得て、次々と斬新な改革に着手していく。動物虐待に重罰、痴漢は死刑。3年間、選挙に行かなかった国民からは選挙権を剥奪、その代わり、選挙権を高校生にまで引き下げる……。「冤罪というリスクを冒しても犯罪者を許さない」と勇ましい党首に熱狂していた国民だが、次第にエスカレート。ある日、徴兵令が敷かれ、娘も戦場に……。

「政治に無関心だとこうなりますよ。みんなで選挙に行きましょう」

 というメッセージが込められた作品』

 という、いかにも総務省らしい映画なんだ。ただし、「徴兵令が敷かれ、戦場に赴く娘の目に涙」っていう描写はちょっと甘々で、実際にはそんなファシズム体制下の日本人は、平気で死んでいってしまうんではないのか?

「今、映画撮影のため中国に来ているんですけど、日本のニュースを見てビックリしました。12年前に僕が作ったショートムービーを日本の政界が後追いしてるみたいなんだもの」

「12年前は『戦争反対! 日本は戦争しないって決めたんだ』という父親の絶叫も不偏不党のセリフとしてごく当たり前に使われていましたし、ムービーを見た官僚も笑って喜んでいましたが、今や“戦争反対”は“反日”のレッテルを貼られかねない時代ですからね」

 というのが金子修介の弁。

 既に「明るい選挙推進協会」のサイトからは(古いので)削除されているけれども、金子修介のブログからはまだこの動画を見ることができる。

「金子修介の雑記 "Essay"」というのが、そのブログタイトル。クリックしてみてください。

 うーん、そうか。希望の党はファシズムの予兆なんだな。

 

 

2017年9月23日 (土)

朝鮮戦争再開直前っていう雰囲気なんだが、もう一度考えること

 今日はちょっと真面目に北朝鮮の問題を取り上げます。

 北朝鮮と韓国の問題(であるはずなんだよなあ本来は)の根本は何なのか?

『第二次世界大戦中の1943年11月に、連合国はカイロ宣言に於いて、1910年より日本領となっていた朝鮮半島一帯を、大戦終結後は自由独立の国とすることを発表し、1945年2月に開催されたヤルタ会談の極東秘密協定にて米英中ソ四ヶ国による朝鮮の信託統治が合意された
 1945年8月8日よりソ連対日参戦により満洲国に侵攻したソ連軍(赤軍)は8月13日に当時日本領だった朝鮮の清津市に上陸していたが、同じく連合国を構成していたアメリカ合衆国は、1945年4月12日に大統領に昇格したハリー・S・トルーマンの反共主義の下で、ソ連軍に朝鮮半島全体が掌握されることを恐れ、ソ連に対し朝鮮半島の南北分割占領を提案。ソ連はこの提案を受け入れ、朝鮮半島は北緯38度線を境に北部をソ連軍、南部をアメリカ軍に分割占領された。
 1945年8月15日に日本はポツダム宣言を受諾、連合国に降伏、朝鮮は解放された。しかし8月24日に平壌に進駐したソ連軍は朝鮮半島北部を占領、既存の朝鮮建国準備委員会を通じた間接統治を実施し、朝鮮半島南部には9月8日に仁川に上陸したアメリカ軍が朝鮮建国準備委員会を解体した後、在朝鮮アメリカ陸軍司令部軍政庁による直接統治を実施、朝鮮半島は米ソ両国によって南北に分断されたまま、朝鮮半島内で抗日運動を行っていた人士や海外から帰国した左翼と右翼が衝突する連合国による軍政を迎えた。
 その後、米ソ対立を背景に1948年8月15日、南部に大韓民国が建国され、翌9月9日に残余の北部に朝鮮民主主義人民共和国が建国された。南北の軍事バランスは、ソ連および1949年建国の中華人民共和国の支援を受けた北側が優勢で、武力統一支配を目指す北朝鮮は1950年6月、国境の38度線を越え軍事侵攻に踏み切った。
 侵攻を受けた韓国側には進駐していたアメリカ軍を中心に、イギリスやフィリピン、オーストラリア、ベルギーやタイ王国などの国連加盟国で構成された国連軍(正式には「国連派遣軍」)が参戦、一方の北朝鮮側には中国人民義勇軍(または「抗美援朝軍」「志願軍」。実態は中国人民解放軍)が加わり、直接参戦しないソ連は武器調達や訓練などで支援、アメリカとソ連による代理戦争の様相を呈した』(Wikipedia)

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 ってことは、要はそれまで日本の植民地だった朝鮮半島を「日本から独立したって、もともと植民地だったから独立国家を作る能力はないよね」って、勝手に米英中ソの四国が決めて、自分の国の植民地にしようとしたのが原因でしょ。

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 その辺が、東西に分けられて統治されたドイツとは大きな違い。ドイツは信託統治でもないし、独立国家としてドイツ民主共和国(東ドイツ)とドイツ連邦共和国(西ドイツ)に分けられたっていう違いがある。それぞれ独立国家だから、それぞれの国民が選挙で「統一ドイツ」を作ろうって決めれば、ちゃんと独立できるっていう状況だったんだ。ところが朝鮮半島はそうはいかず、「大韓民国」「朝鮮民主主義人民共和国」っていう国家を宣言したにも関わらず、それぞれの国家の自立を中ソ、アメリカ(連合国)側双方が認めなかったんだなあ。

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 その辺が、この国たちの国際関係を妙に変えてしまったんではないか。

 北朝鮮の本来の敵は韓国であるはずなんだけれども、金正恩が指導者になってからは矛先が韓国じゃなくて完全にアメリカになってしまっている。勿論、その裏側にはアメリカがいることは承知の上だが、でも基本的には北朝鮮の目下の敵は韓国であるはずなんだけれどもなあ。ところが金正恩の矛先は韓国じゃなくて、あくまでもアメリカなんですね。でも、本来的には韓国でしょ。

 韓国の腐敗した資本主義政権を打倒して真の人民による人民の国家を目指すっていうのが朝鮮民主主義人民共和国の「大いなる」目的であって、アメリカはそのバックにいる面倒くさい相手であるにすぎない。

 でも、金正恩の矛先は、文在寅韓国大統領じゃなくて、ドナルド・トランプアメリカ合衆国大統領なんだよね。

 基本的には朝鮮半島の南北問題は、朝鮮民主主義共和国と大韓民国の間の、言ってみれば「国内紛争」なんであります。アメリカや中国、ロシア(ソ連)がいちいち口を出すなよってのが本来の韓国の立場なんである。ましてや、もともと朝鮮半島を植民地にしていた、敗戦国の日本がなんでいちいち口を挟むんだ、ってのが本来の韓国の立場でしょ。

 まずは北朝鮮の核実験の問題やICBMの問題は(っていうかICBMなんて韓国には関係ないけどね)、取り敢えず朝鮮半島の「内部の問題」として取り上げるべきで、アメリカやロシア・中国がうんたらとか、日本がうんたらっていうことは、二義的なテーマとしてとらえられるべき問題なんじゃないかって考えているんだが、どうだろうか。

 基本的には金正恩氏と文在寅氏が真摯に「朝鮮半島の今後の在り方」について真摯に話し合いをし、その結果を世界に問うべきじゃないのか。その結果、北朝鮮と韓国を中心にした戦争になることもあるかもしれない。しかし、それは「結果としては」やむを得ないことではあるだろう。

 でも、そうして同じ民族同士が話し合えば、米朝対決みたいな変な関係論よりは、もうちょっとはまともな結論も出るんじゃないだろうか。

 勿論、その結果、朝鮮半島が共産化することもあるかもしれない。まあ、今や「共産化」っていっても、中国みたいに「政治は共産主義・経済は超資本主義」みたいな体制になることはわかりきっているので、まあ、資本主義国にとっても「当面は」あまり驚異的な存在ではない。今後はわかりませんけれどもね。

 いずれにせよ「朝鮮半島は朝鮮民族に任せる」っていう、本来の民族主義に戻ってほしいと、私なんかは考えるんだけれども、それは「甘い考え」なんだろうか。

2017年6月24日 (土)

「都議選開幕!」って言っても、争点がなあ

 昨日、東京都議選の告示がされ、都議定数127議席を狙って、258人の立候補者が出馬を表明した。

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 と言ってもねえ、文京区なんかは無風地帯で、定数2のところ、立候補したのは自民党公認の現職議員中谷文孝氏、共産党の現職・小竹ひろ子氏から地盤を受け継いだ福手裕子氏、元民進党の都議で今回は都民ファーストの会に乗り換えた増子博樹氏の3人だけ。

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 なんかなあ、これが北区みたいに定数が4から3に減って、そこに都民ファーストの会として早くから声を上げていた現職の音喜多駿氏、共産党の現職曽根肇氏、民進党の元都議会議長和田宗春氏、自民党の現職高木啓氏、公明党(つまり都民ファーストの会推薦)の現職大松成氏という、現職4名に元職1名の4名で定数3を争う票のつぶし合いみたいな緊張感がないんだなあ。

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 さるサイトに載っていた23区の当落予想がコレ。まあ、大山鳴動して鼠一匹みたいな選挙結果ではあります。

 まあ、「豊洲は活かす、築地は守る」っていうキャッチフレーズも、もともとあった既定路線だし、むしろ豊洲の市場機能が、それこそIT化でもって機能不全にいずれは陥るってことに、市場関係者は気が付いているんだろうか。既に、漁港(あるいは漁協)と飲食店関係者の間でのネット取引でもって、仲卸なんかのそれこそ「中抜き」が始まっているのだ。

 なんかそんなことも分かっていないで「市場には人と商品と情報が集まる」なんて暢気なことを言っているような気がするんだがなあ。本当にそんな認識で大丈夫なの?

 ということで、ここが我が家の投票所。

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 まあ、今のところ問題もないからいいか、ってな感じなんですね。文京区民は。

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 いいのか、本当にそれで……。

NIKON Df AF Nikkor 20mm f2.8 @Kamifuji Bunkyo ©tsunoken

2017年2月 2日 (木)

2月5日は千代田区長選挙

 え~今日は2月2日なんだけれども、取り敢えず1月のブログの総括から。

 全部で31本のブログの内、本に関するエントリーが6本で、内Kindleで読んだのが3本。まあ、1月は写真集や雑誌のブログが3本あったので、まあ仕方がないだろう。映画についてのエントリーが4本ってのは、なかなか。この調子を維持できれば年間50本くらいは映画に関するエントリーができて、「本のこと 映画のこと 写真のこと 毎日1冊 毎日2000字」ってのが復活するかもしれません。

 でトータル月間PVは14,784(1日平均477)、まあこれはこんなところかな。

 で、今日のブログなんだが、2月5日は千代田区長選って言ったって、文京区民の私には何の関係もないんですね。

 でも、メディアがやたら「7月の都議選の前哨戦」だとか「小池都知事と都議会のドン内田氏との場外乱闘」なんて囃すので、ついでに私も囃しちゃおうかなってところです。

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 まあ、基本的に首長選っていうのは、基本的に実績を持っている現職が圧倒的に有利な選挙なわけで、はじめっから現職の石川雅己氏が有利なんですね。

 実は前々回の千代田区長選では石川氏は無所属・自民党・公明党推薦でもって出馬して当選したんだが、その後、石川氏と内田氏の仲が悪くなった、というか内田茂氏がやたら千代田区政に口出ししてきて(なんか内田氏が関係する企業に、公募・入札に関していろいろ言ったらしい)それがうるさくなった石川氏が内田氏の言うことを聞かなくなってしまって、石川氏と内田氏の仲が急速に悪くなった。で、前回、2013年の千代田区長選では石川氏は無所属・推薦無しで立候補し、無所属・自民党・公明党推薦の元副区長、大山恭司氏に勝ったわけです。

 まあ、とにかく東京都千代田区ってのは、千代田区千代田1丁目1番地という広大な敷地にたったお二人だけでお住みになっているあの方にもある通り、夜間人口は44,000人っていうそれこそ限界集落みたいなところなんですよ。東京23区でも最低。

 それが昼間人口は819,000人っていう、東京でも有数な大人口集積地なんだから凄いよね。その差、18倍と取り敢えず23区でもトップだし、勿論日本でも、多分もしかすると世界でもトップなんじゃないだろうか。

 で、千代田区に本社を構えている会社は物凄く多いので、法人税(法人所得税は国税だから千代田区には入らないが、法人住民税と法人事業税は地方税なので千代田区の収入になる)収入は多分、日本でもトップ。ということなんで、千代田区は予算に余裕があって福祉政策は充実しているので、最近は若い人、特に子育て世代の流入が増えているそうなんだ。

 そりゃそうだよね。ってことは区長の政策が当たっているということで、ますます区長の支持率が上がっちゃうんですなあ。

 まあ、こんなことは「金満」区である千代田区じゃないとできないけれども、そりゃあやらないよりはやった方がいい訳で、そりゃあ区長としてもやりがいはあるでしょうねえ。

 ということでまあ、本当は千代田区長選がそんなに注目の選挙じゃないってことなんだけれども、面白いのは、各候補の選挙事務所がみんな靖国通り沿いにあるってこと。

 まあ、確かに丸の内あたりに選挙事務所があったって、そんなところに人は住んでいないし、大体丸の内辺りで仕事をしている人たちなんかはみんな千代田区民じゃないもんね。で、神田あたりに集中しちゃうんだ。

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 石川候補の選挙事務所は靖国通りの専修大学交差点に近い九段側の場所。神田神保町三丁目。千代田区役所からは近いが、選挙民からはちよっと遠いか?

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 んで、与謝野氏の選挙事務所は石川氏の事務所から少し神保町に行ったところにあります。ここは、神田神保町二丁目ですね、ここは、神保町のど真ん中ですねえ。

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 五十嵐氏の選挙事務所はもうちょっと神田寄り、神田小川町。う~ん、ここもなかなか渋い。

 だからどう? ってことはないんだけどね。所詮は、お隣の千代田区の区政なんですね。

 そうなんだよ。単に面白がって見ているだけ。

NIKON Df AF NIKKOR 24-85mm f1:2.8-4 D @Chiyoda ©tsunoken

2016年11月19日 (土)

Inter BEE③拾いネタ

 Inter BEE がいくら映像関係の展示会だとはいっても、やっぱりカール・ツァイスやニコンはテレビカメラやシネマカメラを作っていないから、どちらかというと脇役なんだなあ。まあ、ツァイスはシネカメラ用のレンズを出しているから、まだアリフレックスと一緒の展示にはなっているんだが……

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 ニコンはシネカメラ用のレンズも作ってはいないので(OEMで作っているのかもしれないが)ブースとしては、「別に出展しなくてもいいのでは?」的なブースしか出していない。

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 でも、まあこんなニコンブースみても、まあ面白くない。

 面白いのは、こんなブースですよ。まさしく「拾いネタ」的ブース。

「箱馬」っていうのは、多分、商品名だろう。いわゆる「便箱(べんばこ)」とか「箱便(ばこべん)」って現場では呼ばれている、実は単なる木箱であります。でも、中に何も入れられない、外側だけの単なる「箱」。

 セットを組む裏に積まれて使われたり、撮影の場合の足場に使ったりなんかの、いろいろな目的に使える「便利な箱」なので「便箱」と呼ばれたり、それを業界用語で逆転して「箱便」なんて呼び方をするんだけれども、まあ、超デジタルな機材を使いながらも、現場では逆に超アナログで撮影してるんですね。

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 これも同じ。ドリーやデジタル制御のクレーンもいいんだけれども、結局はレールを敷いた移動撮影やこんな簡単レールの移動撮影ってのが、結構現場では重宝されているんですよ。

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 なんて思ってみていたら、「えっ? なんでエアバス社が?」ってな感じですね。まあ、エアバス社のヘリコプターを撮影用に購入してもらおうっていうブースなんですけれどもね。ああ、そうかそういう売り込みもあるんだよな。

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 でも、やっぱり最後は、初日のレポートでも載せた「ロケ弁グランプリ」ですよね。

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 結局、撮影現場は「人」でできているんだよなあ。

 昔、ある撮影現場で起きた話で、製作費が困窮し始めて、ロケ弁を神楽坂の五十番、500円肉まん1個にしちゃって現場から猛烈な顰蹙をかった製作担当がいたそうだ(幸い、私ではない)が、まあ、それだけ「食い物の恨みは恐ろしい」ってことで、撮影現場のスタッフは基本肉体労働者、なので「ものを食わせなければ働かない人たち」なんでありますね。

 要は撮影現場では基本「アナログ」なんであります。

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Inter BEE は今日まで幕張メッセで開催中。公式サイトはコチラ

NIKON Df AF NIKKOR 24-85mm f1:2.8-4 D @Makuhari Messe Chiba ©tsunoken

2016年11月18日 (金)

Inter BEE② ますます存在感を増すBlackmagic Design

 Inter BEE で一番存在感を示しつつあるのが、オーストラリアにあるBlackmagic Design であろう。ただし、展示は日本のソニーやパナソニックのように派手ではない。

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 2012年のInter BEE で初めてキャノンEFマウントを採用した Blackmagic Digital Cinema Camera を発表したブラックマジックデザインであるが、当時はレンズを除くと「お弁当箱」みたいなデザインのシンプルさに、皆びっくりしていた。

 ただし、その頃のブラックマジックデザインのデジタルシネマカメラは大体が1Kか2Kの出力で、値段も10万円ちょっとという感じだったので、どちらかというとハイエンド・アマチュア向けのデジタルシネマ・カメラメーカーなのかなというイメージだった。

 そのイメージに近いのがこのBlackmagic Micro Cinema Camera というもので、これまたちょっとユニークなデザイン。お値段も102,800円とアマチュアでも手が出る値段だ。

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 でも2014年になるとBlackmagic URSA とかBlackmagic URSA Mini なんかの4Kカメラを発表すると……

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 こんな感じの普通の「縦長」のデザインになる。

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 つまりこれはプロ仕様のカメラになると、カメラを使うオペレーターが複数の人数になり、カメラマンとオペレーターがカメラを挟んで両側で操作しなければならなくなる。と、当然こんな感じの普通のシネマカメラの形になるのだ。

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 何となく、デジタルシネマカメラを発表して日本に乗り込んできたブラックマジックデザインなので、我々はカメラメーカーかなというイメージを持ってしまうのだが、元々はコンソールやポストプロダクションの会社なのだ。

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 そういえば、私の所にもブラックマジックから時々メールが来るのだが、ほとんどはポストプロのテクニック講座なんかの案内だ。

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 プロ仕様の総合映像・音響メーカーとして益々存在感を高めてきているBlackmagic Designなのであった。

Inter BEE 2016 は11月19日まで幕張メッセで開催中。公式サイトはコチラ

NIKON Df AF NIKKOR 24-85mm D @Makuhari Messe Chiba ©tsunoken

2016年11月17日 (木)

Inter BEE 2016 開幕!

 Inter BEE (国際放送機器展)2016 が昨日から始まった。

 私が一年間で一番楽しみにしているイベントがコレ。

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 CEATECという一般向けの新製品展示会には不参加のソニーもInter BEE には積極的に参加している。

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 勿論、メインの製品展示はビデオカメラや、デジタルシネマカメラ、それを中心とした映像機器と音響機器。

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 こんなモデルさんを配してカメラを使わせたりしているんですね。

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 最早、4Kや8Kが当たり前のテレビカメラの世界なので、映画(デジタルシネマ)とテレビ(デジタルカメラ)の境目がなくなってしまっている。

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 なので、アリフレックス(NAC)のブースでも、昨年までは35mmフィルムカメラも展示していたのだが、今年はもうデジタルシネマカメラだけの展示になっている。

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 まあ、こんな「ロケ弁グランプリ」なんてのも、いかにも「放送機器展」らしい出し物ですけれどもね。

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 Inter BEE はプロフェッショナル向けなので昨日から土曜日の11月19日まで。幕張メッセで開催中。

 入場には事前登録が必要。事前登録はコチラの公式サイトから。

 Inter BEE ネタは明日も続きます。

NIKON Df AF NIKKOR 24-85mm D @Makuhari Messe Chiba ©tsunoken

2016年3月23日 (水)

久しぶりに高田馬場芳林堂に行ってきた

 久しぶりに高田馬場へ行ってきたので、「あの」芳林堂書店を覗いてきた。

 何が「あの」なのかと言えば、2月26日に自己破産を申請して、アニメイトグループの書泉に経営譲渡し、老舗書店の芳林堂グループが事実上なくなってしまった、ということなのだ。

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 ポイントは中堅取次の太洋社の自主廃業だった。

『出版取次の太洋社(東京・千代田)は15日、同日付で東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことを明らかにした。2月に自主廃業の方針を示していたが、大口取引先の芳林堂書店(東京・豊島)が自己破産を申請し、売掛金の回収が難しくなったことなどから断念した。15年6月末時点の負債額は約84億7900万円』(日経新聞電子版2016年3月15日付より)

『出版業界では、取次4位だった栗田出版販売(東京・千代田)が2015年6月、負債134億円を抱えて民事再生法の適用を申請。業界全体が「次はどこが危ないのか」と疑心暗鬼になった。こうしたなかで関係者の関心を集めていたのが太洋社だった。

 太洋社は戦後間もなく創業した老舗の取次店。ピーク時の05年6月期は売上高487億円、取引店舗数は1200店にまで拡大していた。コミックや雑誌に強かったことから「コミックの太洋社」と呼ばれた。しかし、アマゾンなどインターネット通販サイトの台頭や人口減少、電子書籍化などで売上高は15年6月期には171億円とピーク時の3分の1程度に減少した。

 栗田出版販売の経営破綻を契機に、業界では新たな焦げ付きをおそれる出版社、さらに配本の遅れを危惧する書店の両方から、取次を変更する「帳合変更」が相次ぐようになった。経営の厳しい太洋社は、その矢面に立たされた。債権者である出版社、債務者である書店から「信用不安」による取引解消を突きつけられた。

 最終的には、周囲からXデーとしてささやかれていた2月5日、太洋社は「自主廃業のお知らせ」とする案内文を取引先に対して配布。事業継続を断念した。

 このときに関係者が注目したのは案内文に書かれた内容だった。廃業の理由は出版不況や帳合変更だけでなかった。もう一つ、書店からの回収不能問題を挙げていた。

 太洋社の説明によれば、15年12月末時点で出版社に対する買掛金は約47億円あった。一方、書店からの回収予定である売掛金は47億5000万円。計算上は支払い可能だったが、約6億円が回収できないことが発覚したという。理由は一部書店に対する売掛金に対して、多額の延滞が生じていたためだ。

 そして、回収できない大口取引先の一つが芳林堂書店だった』(日経電子版2016年3月2日付より)

『自主廃業を決めた太洋社とその主要取引先の芳林堂書店とは、どんな関係にあったのか。

 一言でいえば、それはもたれ合いだった。

 取次が廃業した場合、書店は本来、他の取次に帳合変更すればいいはずだ。しかし、その前提となるのは、それまでの取引で「延滞」がないこと。それだけに資金繰りに不安のある書店の場合、帳合変更するのが難しい。太洋社と芳林堂書店は長年にわたりもたれ合いの関係を続けた結果、太洋社が回収できない債権があった。このため、帳合変更は難しかった。芳林堂書店は事業継続が難しくなり、2月26日、東京地裁に自己破産を申請。9店舗をアニメイトグループの書泉(東京・千代田)に譲渡することなどを明らかにした。

 2社の行き詰まりは、取引関係を深めるうちに依存度が高くなりすぎ、最終的にそのリスクが顕在化したケースだといえる。企業間取引ではシェア拡大が大きな課題となる。しかし、リスク分散のないシェア拡大は企業にとって両刃の剣となり、双方の危機に直結する』(同上)

 要は太洋社の破綻に連なる連鎖倒産なんだが、問題はもっと深いところにあって、基本的に書店は取次から仕入れた商品の全額を支払わないという慣例がある。書店は仕入れた(「配本された」というのが正しいか?)本の代金の数割だけを取次に払って、取次は取次で大手出版社から仕入れた分は全部払うのに、中小出版社から仕入れた分は数か月遅れで支払うという業界構造がある。

 まあ、そうした業界習慣というか業界構造というか、基本的には「大手に弱い」というのはほとんどの業界でもあるんだろうけれども、それが2000社あるという出版社を抱える出版業界では特に顕著に見られるということなのである。

 で、結局、芳林堂は太洋社からの買掛金を支払えず、ということはそんな買掛金を引き受けてくれる取次なんかはないから、帳合変更も出来ずに太洋社と共に討ち死にということになってしまった、ということ。

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 まあ幸い書泉の傘下に入った芳林堂だが、相変わらず芳林堂というブランドだけは残っているし、店舗の商品構成なんかも今の所変わってはいない。まあ、今後は分からないけれどもね。

 まあ、日販、トーハンによる書店の帳合変更競争が招いた結果と言えば結果なんだけれども、これで取次は栗田出版販売、太洋社がなくなってしまい、残すは日販、トーハンと、大手出版社5社と楽天が経営再建に取り組んでいる大阪屋と、トーハンの子会社になっている中央社の4社のみになってしまっていて、後は「神田村」と呼ばれている神保町の裏町で小さな商いをしている中小零細取次だけになってしまった。まあ、この零細取次の多くは現金商売なので、結構しっかりやっていると思いますがね。

 まあ、資本主義社会なんだから自由競争で、弱いものは滅ぶってのも仕方ないんだけれども、北陸にあった太洋社の支店といろいろ付き合いがあった私としてはちょっと残念かな。更に芳林堂は講談社とも親しく付き合っていた老舗書店で書店未来研究会の会員でもあった。一瞬にして未来が見えなくなっちゃう状態で未来研ってのもなんだが、私もちょくちょく未来研のニュースで取材をしていた書店でもあって、店員の人とも親しくさせてもらっていた。

 まあ、日本には海外の国には見られないくらいの数の書店があるっていうのも事実。であるならば、それが適正規模になるまでは書店の数も減り続けるんだろうけれども、そうなるとますますAmazonなんかのEC事業や電子書籍が力をつけて行くんだろうなあ。

 なんてことを、最近ではKindleでしか本を読んでいない私が言うことではないか。

 スミマセン。

NIKON Df AF-S Nikkor 50mm f/1.8 D @Takadanobaba Shinnjuku (c)tsunoken

2015年10月21日 (水)

別に安倍さんは好きじゃないけど、TPPはいいじゃん

 既にニュースなどでご存知の方も多いと思いますが、昨日、世田谷区民会館で「TPP協定交渉の大筋合意に関する説明会」が開かれ、それに参加してきたので、そのご報告。

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 説明会は、矢田内閣参事官の司会で、まず澁谷内閣審議官がTPP協定の大枠についての説明が約1時間ほどあり、その後、渡邉農林水産省国際政策課長、渡辺経済産業省通商機構部長、水野財務省関税局参事官などからそれぞれの担当分野についての報告が短時間ずつあって、その後質疑応答に入る。って、あれ? 樋口外務省日米経済調整室長は何のために出てきたんだろう? まあ、日米の米とか自動車の関係について質問があれば……ということなのかな?

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 会場はそんなに広くはなかったんだけれども、それでも関係団体から300名、一般200名、その他、行政関係者、プレスなどでまあこんな感じ。

 まあ、TPP交渉の結果からすれば、私としては「大山鳴動して鼠一匹」という感じで、事前には「大変だ、大変だ」と大騒ぎをしていた割には、結果をみれば「まあ、そんなところで収まるのね」というところだった。

 米や小麦、大麦などは現行の貿易制度を維持し、国別輸入枠をもうけるという極めて穏便なもの。牛肉や豚肉に関しては、それぞれ16年目以降に9%、10年目以降に関税撤廃、乳製品にしてもバターやチーズは現行貿易制度を維持だしというような、極めて穏便な扱いである。工業製品に関しても、自動車関連は10~30年で関税撤廃という感じだが、自動車部品は殆どが即時撤廃というところ。面白いのはタイヤやECU・センサー類が10年目撤廃、電気自動車用リチウムイオン電池が15年目撤廃というところかな。タイヤ(アメリカはグッドイヤーだけで、今やファイアストンはブリジストンの傘下)やECU・センサー、電気自動車などの日本が突出している分野だけを別にして、あとは殆ど即時撤廃なんである。

 関税ではないが、電気通信、電子商取引などについては極めてリーズナブルな取り決めになっているし、著作権の残存期間が50年から70年に伸びることは初めから我々自身も盛り込み済みだったし、著作権侵害の非親告罪についても、「市場における原著作物等の収益性に大きな影響を与えない場合はこの限りではない」というただし書きが付いているので、コミケなんかでの出品者に対する不利益はなくなったわけである。

 というのが、まあ、私のTPP協定交渉に関する概観なわけなのであるが、どうなんだろう。

 質疑に入ると、関係団体からの発言が多く見られたのだが、まあ、それらは「もうTPP協定は合意しちゃったんだから、われわれ農漁業者の生活を守って、若い人たちが後継ぎになれるような政策をおこなってほしい」という意見が多かった。

 確かに、現実的な意見であることはよくわかるのだが、しかし、若い人たちが後継ぎになりたくないように農漁業を持ってきたのは、あなたたちでしょう。結局、自民党の票欲しさのためのバラ撒き政策に乗って、前向きの農漁業を行ってこず、ラクすればいいのだ、なんて週末畑仕事だけでウィークデイは農協や市役所・町役場の仕事で糊口をしのぐ生活を送ってきた罰が当たっているだけなのだ。そうやって「魅力ある農漁業とは何か」を考えずに生活していれば、それを見た子どもたちが、親の生き方を継ぎたくないという風になるのは当たり前の話ですよね。まあ、「身から出た錆」ですな。それをこれまた行政に頼んで、直してもらおうとしているのかなあ、この人達は。

 本来的に言ってしまえば、今のようにグローバル社会になってしまえば、「関税」なんてものは国内産業を守るために、海外からの「モノ」「カネ」の進入を防ぐためだけの「鎖国政策」なのである。つまり「弱国」の政策。日本は江戸幕府から明治政府になって鎖国はなくなっていたものだと思っていた皆さん、基本的にそれは正しいんだけれども、結局、明治政府の時代はまだ「日本は若い国」という世界認識で認められていたんだが、その後50年経って世界に戦争を仕掛ける国になってしまい、その野望は潰えてしまい、そこからのゼロからの出発をしたということが、どうにも日本人の基本的な考え方の中に「負け犬根性」が備わってしまっているようなのだな。

 しかし、実際には日本の国力というものはいまや世界に冠たるものなのだ。

 今回のTPP参加国が世界のGDPの4割を占めているという。その4割の大半は、アメリカの17.5兆ドルと日本の4.6兆ドル、併せて22兆ドルという、とてつもない2国のGDPが実はTPP交渉を支配しているのだ。

 つまり、もはや日本は「国内産業保護」とかの「保護貿易」を主張できる立場ではないということ。

 日本の国内市場はどんどん海外にも開放して、資本を招き入れればいい。商品は我々の健康上の問題がなければ、どんどん関税ゼロで輸入すればいい。工業製品はもう我々の技術的優位にあるという自信があれば、もうどこからでもかかってきなさいとばかりに、迎え入れればいい。モノもヒトもどんどん招き入れましょうよ。多分、それが実は日本をもっともっと強くするきっかけになるんだろうなと思う。

「競争のないところに進歩なし」です。

 競争を怖がってはいけない。

 競争に負けても、別に終わりではない。巻き返しのチャンスはいくらでもあるんだ。

 そうやって日本中がコンペティション体質になれば、そこで初めて日本人の、明治維新から第二次大戦敗戦後まで持っていた「負け犬体質」からオサラバできる切っ掛けに、このTPP協定が使えるかも知れない。

 ということで、最後の元民主党参議院議員の大河原雅子さんの質疑。

「この説明会がネットでしか応募できないのはいかがなものか」

 というのは、別に誰も気にしていなかったことをご報告。

 そんなの今更何言ってるの、だよね。

FUJIFILM X10 @Setagaya Civic Hall (c)tsunoken

2015年9月30日 (水)

ららぽーと立川立飛のポイントはモノレール

 元々は「飛行機の町」「基地の町」だった立川が、いまや「公園の町」となって、多摩地域の中心街になってきて、八王子を凌ぐ商業都市になってきている。

 その「飛行機の町」の中心的存在が立川飛行機という会社で、日本陸軍の飛行機を製造していた会社だった。「赤トンボ」という練習機や「隼」などの名機を作っていた。

 それが戦後になって、日本は飛行機を作れなくなってしまい、一部は自動車製造に移ってその後のプリンス自動車(後に日産に併合される)の元になった会社を興したりした人もいた。

Dsc_00212

 立川飛行機も、立川市に持っていた広大な土地を元に不動産業や倉庫業を行って現在に至っている。それが現在の立飛ホールディングスという会社。

Dsc_00252

 その立飛ホールディングスが三井不動産と組んでこの12月7日にプレオープンする予定でいるのが、多摩都市モノレールの立飛駅前に位置する「ららぽーと立川立飛」である。

 これでまた立川の人の流れが変わってしまうだろう。

Dsc_00332

 先日、工事現場を見に行ってきたんだが、これがまあとてつもなく広い。

 敷地面積約94,000㎡、延べ床面積約154,000㎡、店舗面積約60,000㎡(3階建て)、店舗数約240店舗、駐車台数約3,200台というのだけれども、多分それだけではカバーできない集客になると思われる。

Photo 三井不動産資料より

 デベロッパー側としては「車利用の抑制策として(1)モノレールの増便、(2)公共交通の利用促進のための500円相当の買い物券・宅配割引サービスなどの実施。自動車交通の分散策として(1)店舗敷地内の駐車場(約3,000台)とは別に周辺に駐車場を5カ所(計約1,600台)を確保、(2)5カ所のうち店舗に遠い2カ所からは無料バスを運行する」などの対策を講じているという。

 ただし、「500円相当の買い物券・宅配割引サービス」や駐車場の確保というのは店舗側としての対策ではあるが、問題はモノレールの増便だろう。これは「ららぽーと立川立飛」側として多摩都市モノレールに申し入れているとは言うものの、自分の所でやっている事業ではないため、なんとも見通しは立っていない。

 多摩都市モノレール側にしても、増便するということは車両数も増やさなければならないだろうし、その分の経費をどの程度の増客で賄えるのかの見通しもたてなければならない。

 多摩都市モノレール株式会社は、多摩都市モノレール線を運営する東京都と西武鉄道・京王電鉄・小田急電鉄などの出資による第三セクター方式で設立された、第三セクター鉄道会社なんだが、2006年9月29日に開かれた東京都議会財政委員会の中で、多摩都市モノレールが東京都の「負の遺産」の1つとして挙げられた。つまり、乗客の数は伸びているんだが、当初の目論見通りには伸びず、さらに土地取得のための経費がまだまだカバーできていないという問題があるようだ。

 とは言うものの、これからの立川市の人口増にどれだけ対処するのかということを考えたら、いずれは増便はしなければならない問題だから、その見切りをどこでつけるのかという問題なんだろう。

 いずれやらなければならないことなんだろうから、この際に思い切ってやっちゃうっていうのがいいのかも知れない。

Dsc_00382 「飛行機の町」立川のシンボル。

NIKON Df + AF NIKKOR 24-85mm f/2.4-4 D IF @Tachikawa (c)tsunoken

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