フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« 「下町」と「山の手」の境目はどこにあるのか | トップページ | 『町の残像』が残すもの »

2018年9月 2日 (日)

銀座のバーが好きだった

「銀座のバー」というと敷居が高そうだが、実はそうでもない店もかなりある。

 私が好きだった銀座のバーというのも、(当然)そんな店で、場所的には外堀通りの北側、銀座西5丁目、ライカ銀座があるみゆき通りから西に行って7丁目辺りまで、数寄屋通りの南北、北側はJRのガードがあるところまでという、まあ、ごく狭い地域なんだが、サラリーマンが自分のポケットマネーで行けるバーなんかがかなりあった。

 その他にも銀座通りの8丁目にある、四谷荒木町でおでん屋をやっていた女性が開いたバーとか、外堀通り沿いにオペラ歌手がオーナーだったバーなんかもあったんだけれども、よく行っていたのは上の狭い場所にあるバー数軒。

Epsn00352

 外堀通りと銀座通りに挟まれた場所にあるバーというのは、馴染みにならないとちょっと入りにくかったり、基本的に(現金じゃなくて)ツケで飲む、いわゆる銀座のクラブっていうやつで、まあ社用でもないと行く場所ではなかった。文壇バーとして有名な「数寄屋橋」なんてのは、まさしくそのエリアにあった店で、まあ会社のお金で飲めるときくらいしか行かなかったなあ。

 まあ、行った時も基本的に私たちは「お仕事」で行ったんで、べつに楽しくもなんともないんですけれどもね。っていうのは嘘で、まあやっぱり数寄屋橋ってのはこういう店かってわかった、ってのはまあよかった。店にいって飲んでいる分にはごく普通のバーというかクラブなんですね。

 あとはその店から来る請求書の金額なんだけれども、それは知らない。私の上司がどんな理由をつけて請求書を通したのかも知らない、というかその上司も先月死去してしまったので、まあ「終わり」ですね。

 まあ、そんな感じで日本経済っていうのも「闇から闇へ」っていう感じで、訳も分からなくなってくるお金の流れで動いていくのかな。

Epsn00142

 上記のよく行ったお店も元々は当時付き合っていた東宝の人たちと行ったのがきっかけだった。映画会社だけに映画音楽ばっかり聴かせる店とか、ジャズ専門のバーなんてのもあって、あまりスノッブな感じのない店で、初見の我々でも別に遠慮なく飲めた店だった。

Epsn00402

 映画関係者などと飲むようになる前は、銀座というよりは赤坂に私のよく行くバーがあった。

 外国からの出張者が多く来る店で、私はもっぱら夜の英会話教室に行くんだなんて自分に言って、その店に通っていたものだ。ブリッジ賭博なんかもやっていたりして、今から考えてみるとちょっとヤバい店だったのかもしれないが、別にガサ入れにも合わずに済んだようだ。

 まあ、私はギャンブルがてんでダメな人間だったので、その店でブリッジをやったことはなかった。あっ、だから映画プロデューサーとして大成しなかったのかぁ。まあ、そりゃそうだよな、映画なんて「賭け」だもんなぁ。博才のない奴は映画なんかはやっちゃいけないんですね。

Epsn00182

 私のサラリーマン時代は、前半の数年が営業職でもって東京と名古屋にいたんだが、赤坂によく通ったのは、その前半の営業時代だった。その後の大半の人生は映像制作の仕事で再び東京へっていう流れだったんで、そうか、サラリーマン人生の三分の二くらいは、銀座に通っていたんだなあ。

Epsn00422

 しかし、考えてみればそんな知る人しか行かないような場所にあるバーなんで、それこそ実はかなりスノッブな店だったのかもしれない。普通、飛び込みでは行かないところだもんなあ。

 そんなスノッブぶりに気が付かないで酒を飲んでいた私は、相当に鈍い奴だったんだろうなあ。

 最近は、銀座で飲むこともなくなってしまった。

 それもちょっと寂しい。

EPSON R-D1s VOIGHTLANDER URTLA WIDE HELIAR 12mm f5.6 @Ginza ©tsunoken

« 「下町」と「山の手」の境目はどこにあるのか | トップページ | 『町の残像』が残すもの »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/67112452

この記事へのトラックバック一覧です: 銀座のバーが好きだった:

« 「下町」と「山の手」の境目はどこにあるのか | トップページ | 『町の残像』が残すもの »

2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?