「伝承のたまてばこ」って、何だ?
JR八王子の駅を降りて斜め西の方に進んでいくとこんな看板があった。「伝承のたまてばこ」って、何だ?
「伝承のたまてばこ」の正式名称は「伝統のたまてばこ~多摩伝統文化フェスティバル2018」というもの。正式名称を聞けば、まあ、なるほどなっていうわけですね。
『山(八ヶ岳・秩父・日光)と
海(大磯・鎌倉・横浜・小田原)を結ぶ
複数の縦の道、江戸と甲州を結ぶ横の道が交叉し、
歴史と文化が運ばれ育まれた八王子を舞台に、
いくつもの伝統文化を紹介し
次世代に伝承するフェスティバルです。』
というのがこの催しの惹句。
内容はイベントが
「華やかな衣裳でお目見え~人力車「お練り」巡行~」
「八王子車人形~魂宿る車人形~」
「八王子芸妓衆の華と粋と~艶やかにおもてなし~」
「薩摩琵琶~消えゆく余韻に漂う~」
「瀬戸岡獅子舞~あきる野に伝わる郷土芸能~」
「中相原囃子連~小さな町の大きな絆、今を生きる人たちへ~」
「日野囃子保存会~日野に息づく江戸の祭囃子~」
「邦楽演奏~中高生による和楽器の響き~」
「立川羽三囃子連~立川羽衣町の心意気~」
「八王子祭囃子連合会~粋で鯔背(いなせ)な夏の音~」
展示が
「古道が紡いだ八王子の物語」
「人力車展示~文明開化の花形から、未来のstarへ~」
「古地図展示~古道、そしてその軌跡~」「蔵の出店~昔も今もこどもの遊び~」、
体験イベントが
「人力車~歴史の面影を探す街めぐり~」
「茶会~街なかで日本のおもてなし~」
などなど、盛りだくさん。
こうした催しが八王子駅から斜め西に向かって国道20号線(甲州街道)と16号線の交差点にある八日町交差点に向かって走っている西放射線ユーロードという道のそこかしこで、9月22日、23日の二日間行わる予定なのだという。
八王子というのは、江戸と甲州をつなぐ軍事的・政治的に重要な拠点であったと同時に、群馬県の桐生や高崎で作られた絹織物を町田、横浜方面へと運ぶ日本のシルクロードとして経済的な拠点でもあった。そんな江戸、武蔵の(ある意味での)中心点であったがゆえに伝統文化が息づき、育まれてきた歴史があるんだなあ。
9月22日、23日は講談社社友会作品展があるので見に行けないのは残念だ。なので、皆さんお時間のある方にはオススメします。多分、面白いよ。責任持たないけど。
「伝統のたまてばこ~多摩伝統文化フェスティバル2018」は9月22日(土)、23日(日)の二日間開催。公式サイトはこちら
その代わり、こちらの方に行こうかな。『王立宇宙軍 オネアミスの翼』展、八王子市夢美術館。
EPSON R-D1s VOIGHTLANDER URTLA WIDE-HELIAR 12mm f5.6 @Hachioji ©tsunoken
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