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2018年7月30日 (月)

問題だらけの女性たち

 別に女性たちが問題だらけなんじゃなくて、それに対する男どもの方に問題がたくさんあるっていう逆説なんだけれども、まあ、ここまであからさまに言われてしまうとなあ。という気分も少しはある。

Photo 『問題だらけの女性たち』(ジャッキー・フレミング著/松田青子訳/河出書房新社/2018年4月25日刊)

 ジャッキー・フレミング氏に俎上に載せられた男どもは以下の通り。

ダーウィン、ジャン=ジャック・ルソー、クーベルタン男爵、ラスキン、ピカソ、ショーペンハウアー、ジョージ・ロマネス、ハーヴァード大学の教授であったエドワード・クラーク博士、イマヌエル・カント、モーパッサン、フロイト、シャルコー教授、フレデリック・カーペンター・スキー、ヘンリー・モーズリー、などなど、私たちも知っている人もいるが、よく知らない人もいる。イギリス人のジャッキー・フレミングにしてみれば、みんな知ってて当たり前の人たちばっかりなんだろうけれども、我々日本人にはあまり馴染みのない人も多い。

 まあ、それはそれで仕方がない。で、一方で本書に登場する女性たちはこんな人たち。

ヴィクトリア女王に育てられたサラ・フォーブス・ボネッタ、ヴィクトリア女王自身、銃の名手アニー・オークレイ、馬術のナン・アスピンウォール、ヒルデガルド・フォン・ビンゲン、ジェイン・オースティン、アンナ・マリア・ファン・シュルマン、フィリス・ホイートリー、マリアンヌ・ノース、マリー・キュリー、メアリー・ポール、エミロー・デュ・シャトレ、数学者エミー・ネーター、ルイーズ・オーギュスティーヌ・グレーズ、マーガレット・バルクレイ、エリザ・グリアーなどなど、こちらも私たち日本人にとっては馴染みの少ない人たちばっかりだ。

 しかし、書かれていることを読んでいると、如何に女性が虐げられていたのかっていうのはよくわかるんだが、それをジョークにして語るっていうところが、やっぱりイギリス流なんだろうな。

 まず書き出しがこうだ。

『かつて世界には女性が存在していませんでした。
 だから歴史の授業で
 女性の偉人について習わないのです。
 男性は存在し、その多くが天才でした。

 その後、女性が
 少しだけ誕生するようになりました。
 でも、頭がとても小さかったので、
 刺繍とクロッケー以外のことは
 なんにもうまくできませんでした。』

 で終わりもこう。

『1840年の反奴隷制会議の初日は、
 3000マイルを旅してきた女性代表団の参加を
 許可するかどうかの議論に費やされました。
 参加は認められませんでしたが、傍聴人として
 カーテンの後ろに座ることだけは許可されました。

 この出来事がフェミニズムの第一波につながり、
 2000年にもわたる女性が特筆すべきことを
 何一つとして成し遂げていない時代に
 終わりをもたらしました。

 第一波の前にもたくさんの波がありましたが、
 それらの波はゴミ箱の中です。

 男性だけが
 意思決定できる進化レベルに達しました。
 男性は何を決定するか決定するほかなく、
 それから自ら投票しました。
 1875年には、法的に結婚できる年齢を
 12歳から13歳に引き上げました。

 女性は大人になっても乳歯が生えたままだったので
 (この特徴は蝶々と同じでした)、
 「社会の玉」に入れてもらえませんでした。
 どのリボンを買うか、それとも男性として生きるか、
 選択する自由はありました。

 ショーペンハウアーは簡潔に、
 女性は大人になっても子どものままだと述べました。
 「子どもと本物の人間である
 大人との中間段階ってとこだね、 やれやれ!」

 まあ、女性の進化なんて
 まだ途中みたいなもんですよね。

 ダーウィンによると、
 著名な男性と著名な女性のリストを比べてみれば、
 男性がすべてにおいて優れていることは
 明白だそうです。

 人数で比較するなんて、与えられた証拠と、
 自然に選択された女性より5オンス分多い
 客観性をもとに天才がたどり着いた結論としては、
 首を傾げざるを得ません。

 でもそれが正しいのでしょう。何しろダーウィンは
 大きなお猿さんだったのですから。』

 う~ん、あの進化論で有名なダーウィンですらこうだものねえ。「お猿さん」です。

 まあ、女性から見たら、すべての男なんてお猿さんなんだろうなあ。

 考えてみれば、人間の歴史なんて、結局は女性迫害の歴史なんだもんなあ。

 そんな歴史に対して正面切って反論しようとしても、それは徒労に終わるだけだし、そんな無意味な反抗をしても面白くない。

 じゃあ、そこはユーモアでもって対抗しようじゃないですか、ってところがこの本のキモなんだろうなあ。

 まあ、『何しろダーウィンは大きなお猿さんだったのですから。』

『問題だらけの女性たち』(ジャッキー・フレミング著/松田青子訳/河出書房新社/2018年4月25日刊)

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