船橋じゃなくて西船橋、山野浅間神社
久々のカラーです。別に意味はありません。たまにはね……、っていうだけのこと。
で、何故、船橋じゃなくて西船橋なのだろうか。船橋はもちろん船橋市の中心地で、船橋にはJR総武線(快速・緩行)、東武野田線(アーバンパークライン)、京成本線の三つの路線の駅があり、既に街として大きく発展をしている。そこに東京メトロ東西線などが乗り入れるスペースがなかったため、お隣の駅、西船橋に白羽の矢が立ったわけなんだ(ろう)けれども、その結果、西船橋はJR総武線(緩行線のみ)、JR武蔵野線(京葉線)、東京メトロ東西線、東葉高速鉄道が乗り入れ、更に駅の外には京成本線の西船駅があり、結構、それなりに大きな乗換駅になったのである。これだけの路線が乗り入れている駅も首都圏では珍しい。
ところが、それだけの路線が乗り入れている割には駅前は実に寂しいまんまなんですね。メインの北口の駅前にしてこの程度だし、南口なんて駅前にはほとんど何もない。
昔は「西船橋」っていえば、京葉道路の西船橋インターチェンジそばのラブホテル街が有名だったんだけれども、それは駅のそばではない。駅のそばにもラブホテルはあるんだが、まあ、あまり目立ってはいない。
まさしく、単純な「乗換駅」ってことなんでしょうか。つまり、駅で降りる人たちは、駅の外に出ないで、そのまま別の路線に乗っちゃうってことで……。
で、駅から北へ上がって(というか本当に少し標高が上がっている)千葉街道(国道14号線)の方へ上がってそこを船橋方面へ歩いてみる。JR線が走っている場所からすこし標高を上がった部分に千葉街道が走っており、そこからまた少し標高が上がったところが、街の中心部だ。
つまり、現在の千葉街道あたりが、品川あたりの旧東海道と同じく、海岸線の街道で、そこからまた少し上がったところに町があったんだろう。
で、千葉街道を京成線の海神駅方面へいくと途中に出てくるのが「山野浅間神社」である。う~ん、やっぱり京成線の方が、昔の町に近い方を走っているのかなあ。何せ近いのは「海神」です。「ポセイドン」です。海の神様です。あれ? なんで「山野神社」なんだろう。
入り口の山門があるのだが、そこからどんどん坂を上がっていく感じで、その頂上に達すると本殿がある。
浅間神社なので当然富士塚があり、やはり富士講やら、山開きなどの一連の富士神社らしい行事があるようだ。
で、この山野浅間神社の一番の特徴っていうか、「売り物」(とは謳っていないが)が神社本堂を背にした光景なのである。
まあ、今となっては見ることはできないが、実はこの本殿へ至る途中の坂から、遠く江戸湾(東京湾)を挟んで富士山が見えたそうな。
今は途中にビルなどが建ってしまっていて、富士山などは望むべくもないが、標高30メートルほどあって、目の前がすぐに江戸湾、でその先にも大きな家などない時代、まあ、富士山が見えてもおかしくはないことを想像させる。
まあ、現代でもお正月あたりの晴れた日にそんなことがあってもいいとは思うんだけれどもね。
とりあえず「山野神社」と「海神」の関係には、また今度の取材で調べます、っていう他ないかな。 近いんだよな……。
NIKON Df AF NIKKOR 20mm f2.8 D @Funabashi ©tsunoken
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