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2018年6月 5日 (火)

そういう生き方があったか! の『農業バイト、3万人』

 そうか、こういう方法もあるんだなという話題が日経新聞に掲載されていた。

漂泊のバイト3万人 細る農村の助っ人に
2018/6/3 15:38

 日本の農業に思わぬところから助っ人が現れた。都会での生活になじめず、将来に惑う20代、30代が全国の農村を渡り歩く。様々な事情を抱えながら人手不足の現場を支える「農業バイト」の数は3万人とも言われる。(山田薫)

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 切り開かれた山間に、背丈ほどの樹木が列になって約800本並んでいる。愛媛県の最南端、愛南町にある松本洋さん(56)のミカン畑。1.2ヘクタールの廃園を買い取って造成し、特産の河内晩柑(ばんかん)の苗木を植えてから20年になる。
 枝切り、防虫、施肥に摘花……。営農は年間を通じて切れ目がない。収穫期の3月に採れる果実の量は約60トン。農機具は使えず、家族とパート7~8人の人力が頼りだ。
 松本さんの2人の娘は県外に出た。毎年頼んでいた地元のパートは70歳近くなって昨年引退した。「まわりの農家もみんな後継者不在と働き手不足に悩んどる」。今年の収穫を終え、枝切りなどの手入れを前にハローワークに求人を出したが応募はゼロ。窮地を救ったのが日本全国を渡り歩く農業アルバイトだ。
 広井崇さん(37)もその1人。沖縄の離島で砂糖の袋詰め作業を終えた3月から愛媛県宇和島市内の寮に入り、松本さんの畑に毎日通っていた。
 初夏のように暑くなった4月のある日、広井さんは刈った枝を集めたり出荷を手伝ったりする作業に汗を流していた。「馬力があって意欲もある。お世辞ではなく来年も来てほしい」。松本さんの言葉に照れて笑った。
 三重県出身の広井さんは大卒後に自動車部品工場に就職したが、パワハラに遭い1年足らずで退職。将来の展望を見失い、20代をバイトや派遣社員で食いつないだ。
 転機は5年前。バイト仲間に紹介された新茶の収穫で農業のおもしろさを知り、長野のレタス畑や沖縄のサトウキビ工場などを転々とする生活に。大半は時給1千円以下だが「いろんな土地や人に出会えて前向きになれた」。4月末からは京都の新茶収穫に移った。
 宇和島市のバイト寮の個室は6畳。食事は自炊で、寮費は無料だ。常時10人前後が生活している。入れ替わりも激しく、これまでに160人以上が足跡を残した。
 1月に入寮した川島健蔵さん(34)は東京の簡易宿泊所で働いていたが、忙しい生活に違和感が強まり、農業バイトに転じた。北海道のジャガイモ農家や愛媛県内のミカン農家を回り、宇和島市に。「ヘビメタ好きの仲間がいないことだけが残念」。4年暮らした東京のアパートを解約し、移住を考え始めた。
働くミカン畑はそれぞれ違う。朝は農家の迎えで三々五々出勤。夕方、仕事が終わり、寮に戻ってからは酒を交えて次の「職場」の情報を交換しあう。広井さんは各地で出会った農業バイトたちを「農業に本気なのは2割で、8割は訳ありかリゾートバイト気分。稼いだら数カ月海外で過ごす人も多い」。寮を預かるJAえひめ南の清家嗣雄さん(48)も「20~30代の旅人が多いね」とうなずいた。
たちは都市へ向かい、農村は衰退した。今、その子供世代が農村に漂着し、自分の可能性を広げていた。

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■30年で農家6割減
 日本の農家は毎年6万戸ずつ減っている。農林水産省によると、国内で生産物を販売する農家は2015年に132万戸。30年前の4割だ。高齢化や担い手不足が深刻化するなか、全国を渡り歩く農業アルバイトは貴重な戦力になっている。
 JAにしうわ(愛媛県八幡浜市)は16年から、JAふらの(北海道富良野市)やJAおきなわ(那覇市)と農業バイトを季節ごとに紹介する仕組みを始めた。秋にミカンを収穫し、冬を沖縄、春から夏を北海道で過ごせば、1年を通じて働き続けてもらえる。
 農業の求人情報に特化したサイト「第一次産業ネット」の登録者数は現在、約6万人。運営するライフラボ(東京・港)によると毎月1000人規模で増えている。JAにしうわの担当者は、こうした季節労働の農業バイトが「全国に3万~3万5千人いるのではないか」と推計している。』

 う~ん、なるほどなあ。

 まあ、考えてみれば一年中あくせくしながら都会で働いているっていうのは、実は体には悪いことなんだろう。もともと、自然の中で生きてきたホモサピエンスであるのだから、むしろ自然のままに任せて季節ごとに生き方を変えてもいいんだ、と考えるとこうした「農業バイト」も、一つの人間の生き方としては十分あることなのかもしれない。

「アリとキリギリス」ではないけれども、今やアリのような生活は嫌われている時代である。というか、本当はそのアリだって季節ごとに違う生活をしていて、一年中同じようにアクセク働いているわけじゃない。むしろ、キリギリスと同じように季節ごとにアクセク働く時期と、のんびり寝て暮らしている時期があるわけで、ただ単に、キリギリスみたいに音楽を奏でるということがないだけなのだ。

秋にミカンを収穫し、冬を沖縄、春から夏を北海道で過ごせば、1年を通じて働き続けてもらえる」っていう生き方も面白いかもしれない。まあ、「ヘビメタ好きの仲間がいないことだけが残念」っていうけれども、もしどうしてもっていうのなら、そんな田舎でもできる音楽活動でもってヘビメタを始めてもいいし、逆に田舎暮らしの中で自分の中に芽生える音楽性に気づいて、別のジャンルの音楽に興味を持つようになるかもしれない。

 まあ、すくなくとも「パワハラ」にあって神経をすり減らしながら生きていくよりは、好きかどうかは分からないが、植物という自ら主張することのない生き物を相手に暮らしている方がよっぽどストレスはないだろう。

 勿論、第一次産業に携わる人よりも第三次産業に携わる人が多いほうが日本の産業売上にとってはありがたいことなのかもしれないが、だったらそういう産業には外国からでもいいから労働者をどんどん受け入れて、日本人は自分の身の丈に合った仕事を選んで生活すればいいのじゃないだろうか。

 もともと、産業規模は小さくなるばかりの農業である。縮小しながらでも、そこに入っていこうという若者がいるんだから、それはそれで受け入れて、少しでも縮小スピードを抑えるっていうのもアリなのかもしれない。

 まあ、だからといって、それでもって日本の農業問題がすべて解決するっていうわけではないことは、分かってはいますがね。

 少なくとも、小さい農地にしがみついて、年老いてからも無理やり農業を続けるよりは、とりあえず農作業は若い人に任せて、自分は悠々自適な生活を送るってのも、お年寄りの農家の人たちにとってはいいことなんじゃないだろうか。

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