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2018年5月29日 (火)

『ロシアカメラがむせぶ夜は』

 なんとなく勢いで買ってしまったロシア(ソ連)カメラなんだが、だもんで本書を買っていろいろお勉強をしようと思ったんだが、残念ながらFED 2は載っていて、結構いい評価をしているんだが、その後継機であるFED 3については全く触れていない。

 う~ん、残念!

Photo_2 『ロシアカメラがむせぶ夜は チョートクの赤色カメラ中毒者の作り方』(田中長徳著/グリーンアロー出版社/1999年12月刊)

 FED 2とFED 3の違いは以下の通り。

『FED-2 - 戦後型FEDの外観を一新した機種で、ファインダーは視度補正機構付の一眼式となりフラッシュシンクロも付き、フィルム交換時には底板とともに裏蓋が外れるようになった。距離計の基線長も長くなったが、後期生産分は生産高効率化によりFED-3のファインダーブロックを流用したため再び短くなった。シャッター速度は1/25-1/500秒または1/30-1/500秒。』

 というのがFED 2。

 FED 3は

『FED-3 - FED-2に低速シャッターが追加されている機種である。生産の簡便化を図るために段差を無くすなど何回も外観が変更され、基線長の長さもFED-2よりかなり短くなっている。シャッター速度は1-1/500秒。』

 更に

『FED_3 Type-bは、Type-aの軍艦部デザインが変更され、フィルム巻上げレバーが備わった。Type-aではフィルムの巻き上げをZORKI-1のようにダ イアルで行っており、軍艦部にも段差が付いた古風なデザインとなっていたが、Type-bからは軍艦部の凸凹も無くなり、より近代的でスマートな外観となっている。反面、ロシアカメラとしての怪しい雰囲気は薄まっていると言える。』

 私が買ったのはこのFED 3 Type-bで、Type-aのようなバルナック型ライカとはだいぶデザインが違うし、(多分)使い勝手も異なるんだろう。Type-aと比べると何となくM型ライカに近いデザインになっているので、それはそれで面白いと思って買ったんだが、肝心のこの本ではまったく触れられていなかったのは残念!

 長徳氏が推しているのはFED 2 Type-aの方で、「アンダーパーフォレーション・エフェクト」という、まあ言ってみれば微妙な設計上のミスなんだけれども、それ自体を楽しんでいるということも、Type-bではできないのであります。

 そんなこんなでやっぱり長徳氏が勧めるType-aの方を買えばよかったのかな、値段もあまり変わりなかったし、なんてことも考えているんだが、じゃあすぐにType-aを買うのかと言えば、う~ん、ちょっと待てよ、Type-aを買ったらType-bより古いわけだから、シャッター幕のピンホールなんて問題も更にありそうだ。

 ということなので、とりあえずこのFED 3 Type-bのシャッター幕問題を片づけてから、次はどうしようか考えるべきなんだろう。というか、やっぱりロシアカメラは「古い!」わけだから、実用品として考えると、サービスショップがある現行品の方が安心して使えるわけで、ということに思いをはせる私にはクラシックカメラを愛でる資格はないってことなんだろう。

 私にとっては、やはり「カメラは実用品」なんであります。まあ、クラシックカメラを愛でるような余裕よりは、現在のところ(そのすべてがデジタルではないものの)毎日のブログにUPできるようなカメラの方が安心して使えるってもんですね。

 ということなので、相変わらずデジタルはニコンDfとEPSON R-D1s(これだって最早クラッシックカメラの仲間入り?)、アナログはニコン New FM2とF4、そしてライカM6という組み合わせに、時たまオリンパス・ペンFやOM10という、やっぱり露出計付きのカメラということになってしまう。まあ、ローライコードというクラシックカメラもあるけど、一回しか使ったことはない。

 最後に長徳氏オススメのロシアカメラ購入方法をご指南。

『「五万円でこれだけ買えるチョートクスキーの買い物指南」といこう。
 三五ミリカメラの代用品、つまりライカの代用をさせてしまおう、というロシアカメラの開業当時の精神に立ち戻って、さて何を買うべきかを考えるのなら、私はライカマウントのフェド2型を真っ先に推薦する。というのは、この偽ライカで私はウィーンでの偽ライカサンポを成功裏に終了したからである。フェドは私のようなコレクターくずれになると、戦前のフェドの初期型に、ライカなどよりも遥かに多額のお金を支払って恬然としているのであるが、これは慢性不況構造にある、日本国民のとるべき態度であるとは思えない。戦前のフェドは、その距離計の連動システムが戦後のそれと異なるので、調整が面倒である。そこでフェド2がお勧めで、このモデルは二〇万台以上が存在するから、値段もびっくりするほどではない。なによりも「付録」として付いて来る、インダスタール五〇ミリf二・八のレンズはこれをライカに付けても恥ずかしくない描写をする。
 コンタックスコピーであるキエフも買って損はないカメラであるが、何しろ、本家のコンタックスのシャッターの故障しやすい、という特徴も染色体に受け継いでいるから、程度の良いモノを探そう。ついてに忠告しておくと、これらのカメラはその値段の上限をまあ、二万円と見積もって起き、まる二年使えたら、それでもう元がとれたと、満足する種類のカメラであるということだ。間違ってもカメラ修理工房で、シャッターの精度を上げようとか、そういう色気は出さないほうがよい。高労賃の日本では、これはまったく見合わないことになる。
 六×六判カメラなら、キエフ6Cがよい。最近ではその数は減っているが、右手巻き上げで左手でシャッターを切る、これはソユーズ計画でも使用されたスペースカメラだ。同型機で最新型のキエフ60TTLも安いし結構使えるカメラだ。』

 う~ん、やっぱりFED 2なのかなあ。

20180521_1808532 私が買ったシャッター幕にピンホールのあるFED 3です。結構、雰囲気はいいんだけれどもなあ。

 確かに、『偽ライカ同盟入門』でも触れられていたのはFED 2だったしなあ。

 

『ロシアカメラがむせぶ夜は チョートクの赤色カメラ中毒者の作り方』(田中長徳著/グリーンアロー出版社/1999年12月刊)

『偽ライカ同盟入門』(田中長徳著/原書房/2005年4月1日刊)

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