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2018年4月 8日 (日)

富士フィルム、モノクロフィルムの生産中止

 富士フィルムホールディングスの中核的子会社、富士フイルムイメージングシステムズ株式会社の社告。

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『黒白フィルムおよび黒白印画紙 販売終了のご案内
                          2018年4月6日
                         富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
 日ごろより富士フイルム製品をご愛用賜り、誠にありがとうございます。
 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社(社長:西村 亨)は、長年ご愛用いただきました黒白フィルムおよび黒白印画紙につきまして、生産効率の向上や経費節減など懸命なコスト吸収につとめてきましたが、需要の継続的な減少により安定的な供給が困難となりましたので、販売を終了させていただきます。
 誠に勝手ではございますが、事情をご賢察の上、ご容赦賜りますようお願い申し上げます。
 今後とも、富士フイルム製品に変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。』

 つまり、今年の10月をもって現在富士フィルムから発売されている唯一のモノクロフィルム「ネオパン100 ACROSS」の販売を中止、更にモノクロ用印画紙フジブロWPを今年の10月から2020年3月にかけて販売を中止するということ。つまり、これで富士フィルムはモノクロフィルムからは完全撤退。残すフィルムはカラーリバーサルとカラーネガのみとなる。

 富士フィルムのモノクロフィルムといえば、ネオパンSSが一番最初に使ったフィルムだった。私が写真を始めた小学生高学年の頃、当時手に入るフィルムといえばこの富士ネオパンSS位のもので、コダックなどはちょっと高根の花だったように記憶している。勿論、カラーフィルムなんかもなかなか手に入らない時代でもあったのだ。

 その後、後発だったネオパン400 PRESTやネオパン1600 SuperPRESTの方が先に販売中止となり、今や富士のモノクロフィルムはISO100のネオパン100 ACROSSだけになったしまったので、いずれかはACROSSも販売中止になるとは思っていたんだが、実際に販売中止が発表になってみると、ちょっと寂しいかな。

 まあ、現在はコダックのトライXやT-MAX、アグファ、イルフォード、ローライなどのモノクロフィルムはまだ手に入るし、しばらくはコダックが作り続けるようなので、特に困ったことにはならない。とはいうものの、やっぱりネオパンSSで写真を撮り始めた自分としては、その後を引き継いだネオパン100 ACROSSがなくなってしまうというのは、ちょっと残念。

 そうやって物事がどんどんデジタル化していって、アナログなものはどんどんアナクロになっていくというのも世の中の趨勢なんだから、これは残念がってみても始まらない。デジタルカメラの時代(っていうか、富士フィルム自体が今やアナログカメラは出していないもんなあ)になったからと言って、多分アナログフィルムはなくならないだろうし、モノクロフィルムもなくならないだろう。つまり、そこには「表現」というものが横たわっている以上、絶対どこかの誰かがアナログなものを残すはずなんだ。

 ということなので、残念がっていないで、とりあえず富士フィルムホールディングスの本社までモノクロ写真(デジタルだけど)を撮りに行って来たら、「時代を語る林忠彦の仕事」という特別展が開催中だった。

『作家・太宰治や坂口安吾の肖像写真で知られる写真家・林忠彦は、戦後間もない銀座から再出発し、カストリ雑誌ブームの時流に乗って、一躍、人気写真家となりました。第二次世界大戦から高度経済成長へ、そしてバブル景気へと移り変わる激動の昭和時代、世相をとらえたスナップから文化人のポートレート、日本文化の真髄を追い求めた風景写真まで、林はありとあらゆるものをフィルムに写し込んでいきました。復興していく日本のエネルギーを原動力に、凄まじい勢いですべてを撮り尽くした林の仕事ぶりは、まさに「昭和が生んだ怪物」と呼ぶにふさわしいものです』

 というのがその惹句で、その公式サイトはコチラ

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Photo©林忠彦

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EPSON R-D1s LEITZ ELMARIT-M 28mm f2.8 @Roppongi Azabu ©tsunoken

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