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2018年4月14日 (土)

「十二月田」って、何と読むのかわかりますか?

 先日の芝川を歩いた時に、帰りの川口駅行きのバスで通った、ちょっと読み方の分からない不思議な停留所があったので、ん? なんだこれは? ということで、昨日もう一度確認しようと行ってきた。

 読み方の分からない停留所っていうのは下の写真。「十二月田中学校」(じゅうにがつだちゅうがっこう?)

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 JR川口駅を降りて東の向かって歩くと、国道122号線(日光御成道・岩槻街道)に出る。埼玉高速鉄道川口元郷駅のちょっと北にあったこんな地名表示板「十二月田」。

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 なんと読むのか? 当然「じゅうにがつだ」ではなくて「しわすだ」と読むのです。

 まあ、言われてみればその通りで、「十二月」だから「しわす」なんだよなってなところなんですが、なんで「しわす」が「十二月」なんだ? 「師走」じゃないのか? という疑問が湧いてきて当然なのであります。

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「しわす」の語源については「わからない」というのが正解で、「年の瀬で坊さんが忙しく働いているさま」というのは俗言らしい。

 日本国語大辞典によれば、以下の九つの語源が考えられるとのことだ。

『①経をあげるために師僧が東西を馳せ走る月であるところから、シハセ(師馳)の義〔奥義抄・名語記・あい(あいは土へんに蓋)嚢鈔〕。
②四季の果てる月であるところから、シハツ(四極)月の意〔志不可起・和爾雅・日本釈名〕。
③トシハツル(歳極・年果・歳終)の義〔東雅・語意考・類聚名物考・和語私臆鈔・黄昏随筆・古今要覧稿・和訓栞〕。
④ナシハツルツキ(成終月)の略転〔紫門和語類集〕。
⑤農事が終わり、調貢の新穀をシネハツル(歛果)月であるところから〔兎園小説外集〕。
⑥稲のない田のさまをいうシヒアスの約。シは発声の助語。ヒアスは干令残の義〔嚶々筆語〕。
⑦シヲヘオサメヅキ(為竟収月)の義〔日本語原学=林甕臣〕。
⑧セハシの義〔万葉代匠記〕。
⑨シバシ(暫)の月の義〔遠碧軒記〕。』

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 いずれにせよ、現在は川口市末広一丁目のこの地の昔の呼び名は「十二月田(しわすだ)」だったっていうこと。

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 十二月田には十二月田神社や十二月田小学校、十二月田中学校などがあり、川口市としては昔の地名を大切に残そうとしている様子が伺える、

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 十二月田小学校の塀に十二月田の由来が書いてある。

『昔、冬の十二月(しわす)に田の神のお使いのキツネたちが、杉の葉を植えて田植えの真似をしたという、言い伝えから生まれた地名』

 民俗学者、柳田国男によればキツネは神の眷属だったという考え方が昔はあったようで、上記の言い伝えもキツネたちがその年の豊作を祈って現れたらしい、という見方があるようだ。

NIKON Df AF NIKKOR 35mm f2 D & AF NIKKOR 20mm f2.8 D @Kawaguchi ©tsunoken

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