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2018年3月 3日 (土)

『バブル入社組の憂鬱』ってもなあ、特別なことではないんだがなあ

 基本的なことを言ってしまうと、私はこうした「世代論」でもって輪切りにする考え方はあまり賛成できない。

 できないんだが、この歳になってしまうと、世代論的な割り切り方がなんかしっくりくるんだなあ。つまり、それって歳をとってきたための劣化なんだろうか、あるいは、やはり世代論っていうのはそれほど間違った方法論なのではないということなのだろうか。

 ということで、読んでみた本がコレ。

Rimg00032 『バブル入社組の憂鬱』(相原孝夫著/日経プレミアシリーズ/2017年12月8日刊)

 では、その世代論で輪切りにした第二次大戦後に生まれた世代はどうなっているのか?

【団塊の世代】(1940年代後半生まれ)
 第二次世界大戦が終わった直後には、どこの国でも「ベビーブーマー」が誕生し、一つの世代を形成することになる。日本においては、団塊の世代がそれに当たる。  世代としての人口が飛び抜けて多かったため、雇用や消費、教育など、日本の社会全体の動向や変化に大きな影響を与えてきた。すでに引退した世代であるが、〝世代〟という言葉が盛んに使われるようになったきっかけとなったのも、この団塊である。』

『【新人類世代】(1950年代後半~60年代前半生まれ)
「新人類」という言葉を生み出したのは、学者で評論家の栗本慎一郎である。当時の若者を「従来とは異なった感性や価値観、行動規範を持っている」として命名したものである。』

『現在、50代半ばから60歳を少し超えるあたりを指し、そろそろ定年が近づいている世代である。現在、企業経営を担っている人たちの多くがこの世代である。学生運動が下火になった時期に成人を迎え、政治的無関心が広まった時代の若者たち(=しらけ世代)を挟んで、登場したのが新人類だ。』

【バブル世代】(1960年代後半生まれ)
 バブルを経験した人たちの中で、20代にバブルを謳歌した世代だけが、後に「バブル世代」と呼ばれることになった。現在50歳前後であり、会社の中で管理職層の多くを占める世代である。』

 企業では、新しいことをやる機運が旺盛だった。新人となったバブル世代は、下働きをすることなく「新規事業開発室」などに配属され、若い発想を活かした新規ビジネスへの挑戦を求められた。豊かな発想力を持つ優秀な企画マンが数多く誕生したのも事実だが、好景気を背景に企業の決裁が緩くなり、若手の提案も通りやすく、勘違いする若者も多かった。』

『その後1990年代に突入すると、バブル経済は崩壊し、長い低迷期である「失われた10年」に突入する。』

【氷河期世代(団塊ジュニア)】(1970年代生まれ)
 バブル経済崩壊後の就職氷河期の時代に新規学卒者となった世代である。1970年代の生まれがこの「氷河期世代」に当たる。団塊世代の子どもに当たる世代なので「団塊ジュニア世代」とも言われる。』

【ゆとり世代】(1980年代後半~2000年代前半生まれ)

『現在の新入社員世代は、〝デジタルネイティブ世代〟と言われる、物心がつく頃にはインターネットが当たり前だった世代である。バブルが崩壊した後に生まれた人たちだ。
 彼らが生まれた頃、1993年は郵政省がインターネットの商用利用を許可し、翌94年には「Yahoo!」がサービスを開始した。つまり、日本でもインターネットの浸透が本格化した頃から人生を歩んできた世代が社会人になってきたのだ。氷河期世代からしても、この世代は異邦人に違いない。氷河期世代が入社時から経験してきた変化を、生まれた時点から経験しているのである。]』

『好景気を知らない以上、不景気や不況についても、彼らははっきりとは認識できない。好景気を知っている人間なら、バブル崩壊以降、日本の社会はずっと不景気なままだと考える。
 しかし、バブルを知らない若者にとっては、ポストバブルの経済・社会状況こそが常態であり、それを不景気とは認識していない。そこから、彼らの堅実で、前向きな考え方につながってくる。』

『好景気が訪れることを予期しているのなら、それに乗ろうと待ち構える受け身の気持ちが生まれる。しかし、体験もイメージもない彼らは、好景気の波に乗ることなど期待せず、自分の人生はすべて自分の力でなんとかしなければならないと考える。彼らにとっては、それ以外に未来を切り開いていく手立てはない。堅実にしっかりと自分の世界をつくり上げていくしかないというのが、彼らの考え方なのである。』

 なるほどなあ、そうかバブル世代っていうのは1960年代後半の生まれっていうことは、現在は50代半ば、40代を過ぎて上に上がる者とそのまま役職定年を迎える者、あるいは(そういうものがあるのなら)子会社に片道出向になるものなどの「その後の人生」を決めなければならない時期でもあるんだ。

 でも、だからってそれが何なんだろう。別に自分の人生は「会社」だけに囚われているわけじゃなくて、いろいろな人生の選択肢ってものがあるはずなんだから、それぞれがそれなりの「その後の」人生を選べばいいってだけのことである。というか、こんな話、団塊の世代が50~60代を迎える時にもあったなあ。ということは、それは「世代論」で区切られた問題じゃなくて、単なる「そういう年齢になった」ってことなんでしょっ。

 会社は基本的にピラミッド社会だ。つまり、年齢が上がるにつれてその人がつけるポストの数は減ってくるわけで、三十代までは同期入社の仲間たちは同じように出世するんだけれども、四十代になってくればそのポストに見合わなかった人たちがリストラされるっていうだけのこと。まあ、この場合の「リストラ」っていうのは「斬首」っていう意味じゃなくて、ポストに弾き出された人が順々に押し出されて行って、それぞれの会社の中に居場所がなくなって出向になったり、前の場所に戻されたり、そのまま居座わされたりするだけのことじゃないか。

 ちょうど今のバブル世代がその年齢になったっていうことだけで、別にそれに対する手当を会社がするつもりはさらさらないだろうし、必要もない。職場でも別に彼らに気を使う必要はない。まあ、問題は彼ら自身がそういった自分の周囲の変化に対してどうやって対処するのか、というだけのことである。

 ってことは、やはり「世代論」っていうのは、あまり効果を持った考え方ではなくて、なんとなく世代論で括ってしまえば、その世代に属する自分自身を納得させられるってだけのこと。

 まあ、次は「氷河期世代の憂鬱」ってのが出てきて、その次は「ゆとり世代の憂鬱」ってのが出てきて、「自分たちは好んで氷河期世代(あるいはゆとり世代)に生まれてきたんじゃない」なんて嘆き節を唄うんでしょうね。

 う~ん、やっぱり世代論っていうのは、あまり意味を持った考え方ではないのだと思う。

『バブル入社組の憂鬱』(相原孝夫著/日経プレミアシリーズ/2017年12月8日刊)

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