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2018年3月23日 (金)

『文藝春秋オピニオン2018年の論点』雑誌を電子で読むという体験

 昨年末に刊行された『文藝春秋オピニオン2018年の論点100』というムックの特集記事が、『文藝春秋オピニオン2018年の論点100 SELECTION』として電子版で切り売りされている。

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 切り売りされているのは……

『見開き2ページで日本の課題がわかる! 最重要テーマに最速アクセスの頼れる決定版

自民一強「2017年体制」改憲論議はどこまで進むか
北朝鮮の脅威に立ち向かうには
AIが新しい産業革命を引き起こす
離脱者続出トランプ政権の命運
習近平「強国」戦略の悪夢
天皇退位「代替わり」で何が起こるか』

 などなど8本程度の特集記事。で、そのうち『社会人の教養は人、本、旅』と『米中覇権争い』の二つを「切り買い」して読んだ。

 雑誌というものを私たちはよく買うんだが、しかし、その雑誌の記事全部に目を通すということは、基本的にありえない。まあ、気になる特集記事なんかがあると、その雑誌を買い、その特集記事を読んだ後は、なんとなく気になった記事だけを読んで、あとは捨てる、っていうのが普通の雑誌の読み方だ。

 なので、駅の売店などで買った週刊誌などを、そのまま全部持っていても邪魔になるだけなので、電車の中でビリビリ破いて読みたいところだけを残し、残りは全部捨てるっていう読み方を。私は一時やっていた頃があった。でもこういうことをやっていると、「アイツ何やってんだ」的な見方を周囲の人がしているのはよくわかるんですね。要は「変な奴」扱いだ。

 実は、その読み方っていうのはある人がやっている方法で、そのことをある本で読んで、「なるほど、そういう読み方ってあるんだ」と思って真似をしていただけなんだけれども、なんか電車の中で変人扱いされるのもなんなんで、その後はやめたんだけれども、でも、その雑誌の読み方って今でも有効だとは考えている。

 で、電子版ということで、特集記事の切り売りができるっていうのは、「なるほど!」的な発見だったわけなんですね。まあ、一種の「効率的な雑誌の読み方」ってわけです。

 電子版だったら、本を作るための製造費とか、最低の単価を決める必要はないわけで、別に効率の良いページ数のあり方とか、定価のつけ方っていうのは別に関係ない。当然、全部買ったほうが割安なのは分かるんだが、だからといって読みたくもない記事を一緒に持って歩くというのは効率面からいって決して良いわけではない。

 なるほどこりゃいい読み方だ。ほかの雑誌もこういう読み方ができればいいのだがなあ。

 ということで、まず『社会人の教養は人、本、旅』なんだが、要はこういうこと。

『人、本、旅で知識を蓄えたら、忘れないうちにアウトプットするといいでしょう。家族でも友人でもいいから、とにかく誰かに話して聞かせる。他人に話すと、「このエピソードはウケたな」とか「ここは退屈なのか」とか、相手の表情から反応を読み取ることができます。そういう刺激が、自分の考えをまとめ、記憶するのにも役立ちます。
 話して聞かせる相手がいなければ、ブログなどで文章にまとめてネットで公開するのがいいでしょう。日記をつけるよりも、何でもいいから、他人に向けて発信することをおすすめします。』

 ということ。

 人に会う、本を読む、旅に出るっていうことで、いろいろな体験を積むことは大事なんだけれども、しかし、それ以上に大事なのは、それらの体験を「アウトプット」すること。アウトプットすることで、本当にそれらの体験や知識があなたの身につくっていうことなんだなあ。この辺は私も同意することで、まあ、このブログなんかもそのために書いているっていうか、皆さんにお付き合いいただいているようなわけです。

 もうひとつ、『米中覇権争い』については、まずアメリカの歴史から学びます。

『そもそも歴史的にみても、アメリカという国は初めから一体的な強大な国として出来たわけではありません。まず北部には、イギリスから逃れた清教徒(ピューリタン)、すなわち理想主義的なキリスト教原理主義者が入植します。そして、ほぼ同時期に、南部にはプランテーション経営を行う、現実主義的で重商主義的な植民地主義者たちが入植してくる。大きくいえば、この二つの勢力のせめぎあいがアメリカの歴史の根底にあるといってといっていい。』

『興味深いのは、これまでは独立戦争、南北戦争といった歴史の大きな節目では、つねに普遍主義を掲げる北部が勝利を収めてきたことです。もしも南部が勝ち続けてきたら、まったく別のアメリカになっていたはずです。これは単なる「歴史のIF」ではありません。今後、トランプのような大統領を選び続けたら、そうなる危険性は十分にあるのです』

『アメリカは今も資源豊富で広大な国土に、世界中のあらゆる分野のクリエイターたちが集まり、世界一過酷な競争を繰り返している国です。その勝者たちが世界一の経済・技術大国を牽引するのです。多くの敗北者が存在しますが、国家としてのダイナミズムには圧倒的なものがあります。そして先進国では珍しく、若年労働人口が増加しています。こうした国は世界でも他にありません』

『もし中国が強引にアメリカに覇権争いを挑めば、最悪の場合、「第二次太平洋戦争」を引き起こす可能性もあるのです』

               

『今後アメリカには、自らが抱える、普遍主義と内向き志向の振り子の振れ幅を見極めつつ、中国といかに向き合うかという舵取りが迫られるでしょう。中国が、国際社会における普遍的な価値を受け入れるような枠組みを築くことが、アメリカのリーダーシップに求められます』

 ということで、アメリカに学ぶという点があるのならば、それはアメリカという国の成り立ちと、その歴史だということなんですね。

 で、多分、この読書経験(といっても雑誌の特集っていう程度なんで、たいしたことはない)をも、やっぱりアウトプットが大事なんですよってことなんでしょう。

「人、本、旅、歴史」って、現役引退した身にとってはすべて「体験、勉強」可能な世界だ。

 せいぜい、私もそんな体験や勉強をしていきましょう。

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