フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« Win 10 がダメになっちゃった……これは好機か? | トップページ | なぜ「何となく水戸まで」行ってしまうのかということについて »

2018年2月 8日 (木)

「56豪雪」かあ、懐かしいなあ

 テレビニュースを聴いていて「これは56豪雪に匹敵する雪の降り方です」なんて言ってるので、思わず「56豪雪」が懐かしくなってしまった。

 何が懐かしいのかって? 実は私、その56豪雪の真っただ中、車で雪の北陸自動車道をエッチラオッチラ走りながら金沢へ向かった……と。まあ、そんな経験を思い出していたってわけですよ。

96958a9f889de0e4e4e0e0e7e6e2e2e5e2e ©国土交通省

 1975年(昭和50年)に大学を卒業し、講談社に入社した私は当初は東部支社に配属され、3年後には名古屋支社に異動となり、北陸地区の書店販売促進を担当していた。ちょうど、その時期にあたったのが56豪雪なんであります。

 当時、金沢市には「うつのみや」という大きな書店があった。直営店だけでなく、地方取次として100店以上の帖合店を持つ卸売りの店でもあった。当然、出版社としても取扱金額は大きい書店だったので、石川県担当とか北陸担当とかの販売促進の担当者ともなれば、まず第一にうつのみや対策を考えるのが普通だったわけなんですね。

 で、そのうつのみやが毎年「新年会」っていうのをやるんです。当然、各出版社の販促担当者は金一封を持って、ご機嫌伺い。一次会は社員たちのゲームや隠し芸、社員のクラブの発表なんてのがある。その後、メインの役員・社員と各出版社の担当者で二次会があるわけです。二次会というけれども、一次会では社員たちの出し物をただ黙ってみているだけの出版社の担当者にしてみれば、この二次会が一次会みたいなものです。で、この一次会みたいな二次会を幹部社員と出版社担当者がやっている頃に一般社員は一般社員で二次会をやっているわけです。

 幹部社員と出版社担当者の二次会は金沢片町のナイトクラブでやるわけです。で、このクラブでやる二次会には金沢の東の廓から芸者さんが何人か来るわけですね。で、この二次会終了後には、東の廓にある芸者んたちのお茶屋さんに行って、うつのみや社長とごく一部の幹部社員、そして出版社の担当者たちが夜っぴて宴会を繰り広げるという算段なんですね。

 で、時も時、1981年の一月某日。前日から東海地方・北陸地方は雪にまみれ、特に北陸地方は大雪に見舞われ、もしかすると交通が寸断されてしまう危険性があるとの見通し。でも、その日はうつのみやの新年会の日。さてどうしよう。困った、困った。とは言うものの、あの頃は若かったってこともあったんでしょうね、「いや、とにかく行けることろまで行こう。それも電車だと途中で運行停止だなんてこともあるから、ここは車だ、ってなもんですね。

 ということで、私ともう一人、講談社出版販売名古屋支店という関連会社のうつのみや担当者と一緒にえっさかほいさっさってなもんで、金沢に向かって車をスタートさせたのでした。

 普段なら、名神高速道路、米原経由、北陸自動車道でもって3時間もあれば着いてしまう、名古屋と金沢の距離。ところがスイスイいったのは米原まで、そこから先、北陸自動車道に入ったらなんかだんだん速度が落ちてきて、滋賀県から福井県に入るあたりにはついにノロノロ運転になってしまう。

 どうも先頭に除雪車が走っていて、その後ろを延々長蛇の列でもって一般車が繋がって、連なって走っている状態のよう。途中、サービスエリアに入ることも可能ではあったんだが、どのサービスエリアも満杯だし、一度、入っちゃうとまた道路にでると今よりずっと後ろにおいて行かれちゃうってなもんで、ここはスパッと諦めて延々長蛇の列の最後尾に連らなる。

 午後多少は早めに出たんだけれども、福井県に入るころにはすでに夕刻。周囲もどんどん暗くなってきて、車の行く先もあまりよく見えなくなり、更に慎重な運転をしなければならない。で、なんとか金沢インターにたどり着いた時は、既に夜の帳はおりてしまい、ホテルに着いた時には既に二次会の時刻も過ぎてしまい、これからお茶屋に行くのもなあ、ってな時刻。

 しかしまあ、せっかく来たんだし、「私たちは来ましたよ」アピールをするためにもお茶屋へ行きましょうってなもんで、もともとホテルは東の廓には近かったおかげもあって、またまたエッチラオッチラ、夜の東の廓まで出かけたとさ。

 勿論、他の出版社の連中はほとんどが東京からきているわけで、ということは皆前日に金沢入り。名古屋から来たバカなんて我々二人のみ。

 その結果は、「いやあ、よく来た、よく来た」ってなもので歓待を受けまして、こちらの思惑は大成功。まあ、こんな豪雪の中よく来たってなもんで、皆さんからは大うけでした。

 っていうだけの話。

 まあ、馬鹿な自慢話でしかないんだが、その年初めて道の雪が家の一階の軒先の高さまで積もっていて、そこから下に降りて行って書店に入るっていう経験をした。街中の話ですよ、高岡の。

 北陸の雪情報を聞くと、いつもこのエピソードを思い出すんだが、本当にあの年の雪の量は半端じゃなかった。

 まあ、あれだけ雪が降ったんじゃあ、お客さんも本屋さんなんて行かないよな。

« Win 10 がダメになっちゃった……これは好機か? | トップページ | なぜ「何となく水戸まで」行ってしまうのかということについて »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/66368014

この記事へのトラックバック一覧です: 「56豪雪」かあ、懐かしいなあ:

« Win 10 がダメになっちゃった……これは好機か? | トップページ | なぜ「何となく水戸まで」行ってしまうのかということについて »

2018年7月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?