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2018年2月15日 (木)

『偽ライカ同盟入門』で再確認

 何故か、すでに知っていたからなのか、出版された時には読んでいなかったんだなあ。でも、読んでみると、私も「偽ライカ同盟現代派」の資格は持っているわけだ。とううことで、ひと安心。

 つまり……

『【偽ライカ同盟現代派】
一台のライカを所有。
一台の偽ライカまたは「らいか」を所有。
一台のノートパソコンを所有。
一台のフィルムスキャナーを所有。』

 っていう条件はすべて満たしているもんなあ。

Photo 『偽ライカ同盟入門』(田中長徳著/原書房/2005年4月1日刊)4月1日刊って言ったって、別に冗談ではありません。

「ライカ同盟」っていうのが、赤瀬川源平氏、高梨豊氏、秋山祐徳太子氏の三氏によって作られているのは知っていたし、まあ半分は冗談で作られた同盟であることは知っていたんだが、それに対抗するように「偽ライカ同盟」がなぜ作られたのかは、その理由は知らなかった。っていうより、現代の日本で田中長徳氏以上にライカを語れる人がいることが信じられなかったんだが、まあ、こちらも冗談で作られた「偽ライカ」あるいは「らいか」を愛でる人たちが勝手に作ったんだってことで、まあ、そんなもんでしょう。

 で、偽ライカ同盟によって認定された偽ライカの一覧が『八 偽ライカ列伝 図鑑六十機種 反物質主義としての「お買い物ガイド」』として載っているので、とりあえずそこから抜き書き。

『コメッタ/FS1/フェド戦前モデル/フェド2/レニングラード/キエフⅡ/キエフ5/ゾルキー・フェド各モデル/上海/紅旗/リード/フォカ/モメッタ/デユフレックス/オペマ/ニコンS/ニコンS2/ニコンS3/ニコンS4/ニコンS3M/ニコンSP/レオタックスエリート/レオタックスG/タナックⅡc/タナックV3/ニッカ3/ニッカⅢL/キャノンⅣSB/キャノン7/ガンマ/アーガスC3/オリンパスワイド/オリンパスワイドS/エレットラ/カロワイド/ウェルミーワイド/マミヤワイド/マミヤマガジン35/ベッサR/安原一式/リコーGR1/リコーGR21/コンタックスT/コンタックスⅠ/コンタフレックスTLR/コンタックスⅡ/コンタックスⅡa/(ミラーアップした)ニコンF/(ミラーアップした)ミノルタSR1/アルパアルネア7/プラクチナ/コーワSW/カロT85 カロT100/カードン/カスカ1/カスカ2/エプソンR-D1(デジタルカメラ)/ベッサR3/ツアイス・イコン/ヘキサーRF/コンタックスG2』

 うーん、すごいなあ。つまりこれって総て田中長徳氏が実際に使ってみての評価であり、かなりの数のカメラは田中長徳氏が実際に「持っていた」カメラなんだなあ。さすがに写真家ならぬ「写真機家」田中長徳ならではの実績というか、放蕩三昧といえようか。普通の写真家だったらここまではカメラ道楽はしてないもんなあ。

 ニコンがS、S2、S3、S4、S3M、SP、Fというレンジファインダー時代から一眼レフの時代を切り開いた機種まですべてそろっているっていうのが、まあ、いかにも日本の写真家だなあっていうことではあるんだけれども、それと同時に、戦後のカメラシーンっていうものが、一眼レフ、レンジファインダー双方とも、ライカを除けば完全に日本のカメラメーカーが席巻していたんだってことがよくわかる。なんせ、フォクトレンダー、ツアイス・イコン、コンタックスという「精密機械という分野では世界に冠たる」ドイツのメーカーのカメラを日本の長野県のメーカーが作っていたんですよ。まあ、日本における長野県という場所が、ヨーロッパにおけるオーストリアやドイツの田舎なんかと地理的には同じような状況にあったということなんだろうか、なんかその辺は面白い状況ではある。

 まあ、さすがにここまで並べられてしまうと、その中で私が持っていたことがあるカメラっていうことになってしまえばコンタックスT、コンタックスⅡaに露出計を付けた(でも動かなかった)コンタックスⅢa、エプソンR-D1sくらいしかないんだが、まあ、そこにおける「偽ライカ」的なもの、「らいか」的なものの意味はよくわかる。

 つまりそれは「レンジファインダー機が実はカメラの理想である」ってことなんだ。

 どういうことかって言えば、一眼レフ方式のほうがレンズを通して見える画像がそのまま写真の画像になってしまうというのが、実は大間違いだってことなんであります。レンズを通して見えている画像は、いかにも写真画像そのものに見えるのであるが、実はそうではないということは撮影したフィルムを現像してみるとよくわかる。

「あれっ? 俺ってこんなものを撮ったのかなあ」

 なんて、自分の撮影した画像であるはずのものが、実は自分が確認した画像ではないっていうことに気が付くんですね。

 そこへいくと、レンジファインダーのカメラって、レンズが切り取る写真画像の周囲の画像までもがファインダーで確認できるんです。まあ、それだけファインダーとしては、写真画像にたいして「いいかげん」なわけですが、その「いいかげん」状態が、実は写真家を正常な心もちに安定させる理由でもあるんですね。

 そうです。一眼レフのファインダー画像を信じちゃいけない、ってことなんですね。

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PSON R-D1s VOIGHTLANDER COLOR-SCOPAR 21mm f4 @Yokohama ©tsunoken

『偽ライカ同盟入門』(田中長徳著/原書房/2005年4月1日刊)

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