超広角レンズで見た東京の下町
実は19日に書いた金沢レポートなんだが、ニコンDfと一緒にアナログカメラのライカM6を持っていった。持って行ったはいいけど、雪の金沢でデジタルとアナログのカメラ二台持ちは結構大変なんで、結局金沢ではデジタルのDfだけを使った。Dfにはズームレンズという旅行に最適のレンズを持って行ったってこともあって、結局はデジタル・オンリーになってしまったという体たらくなわけ。
で、帰ってきてから20日にはそのライカM6を持ってでかけた。レンズはフォクトレンダー・カラースコパー21mmf4という、ここ最近はエプソンR-D1sにつけていたレンズ。
エプソンR-D1sは撮像素子がAPS-Cサイズなので、21mmレンズだとフルサイズでは31.5mm相当の画角になる。つまり、APS-Cだと21mmの面白さは堪能できないので、たまにフルサイズのカメラに21mmレンズをつけて撮影をしている。
まあ、35mmフルサイズのニコンDfに20mmレンズをつけて撮影するのが最近の私のデフォルトの撮影方法なので、21mmだからといって特別「広角!」っていう感じはしない。
ただし、カラスコパーやライカのスーパーアンギュロンは両方とも「対照型レンズ」なんで、周辺光量の不足が気になるところなんだが、絞りをf11まで絞り込んでしまうと、それはほとんど気にならない。
もしかしたらスーパーアンギュロンというお値段の高い21mmレンズとの性能差って、少なくともカラースコパーに関しては認められないのかもしれない。まあ、コニカのヘキサノン50mm f2だって、(少なくとも私の目から見たら)ズミクロン50mm f2と変わらないのだから、まあ、ライカレンズは「ブランド料」ってとこなんでしょうね。
ってことで、砂町銀座の周辺を撮影してみたんだが、まあ、こんな感じの写り方です。
東京の下町って、やっぱり広角レンズの世界なんだなあ。
しかし、こうやって広角、それも20mm~21mmなんていう「超広角」レンズを使い慣れてしまうと、なんか超広角が私の目からみるとごく普通の見え方になってしまうから不思議だ。その辺が50mmを「標準」と定めたヨーロッパの世界との違いかもしれない。つまり町の大きさとカメラのレンズの焦点距離には関連性があるってことなんだろう。
むしろ50mmあたりの「標準」レンズの方が特殊レンズに感じてしまうのは、私の目の「いい加減さ」なんでしょうね。
撮影センスのなさは相変わらずなので、ごめんなさい。
LEICA M6 VOIGHTLANDER COLOR-SCOPAR 21mm f4 @Sunamachi ©tsunoken
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