越谷市レイクタウン……って?
埼玉県越谷市レイクタウンっていう地名の場所がある。まあ、あんまりカタカナ名前の地名ってあまりないんだけれどもね。山梨県の南アルプス市なんてのはありますけれども。
いうまでもなくイオンレイクタウンを中心にしてできた新しい町で、JR武蔵野線の越谷レイクタウン駅がある。イオンが先なのか、レイクタウンが先なのか?
で、結局、その町の名前が、まさしくまんま「レイクタウン」なんですね。
元々は、それぞれ越谷市の相模町、大成町、東町、川柳町だったところが、新たにレイクタウンとして形作られ、新たな住宅地として開発され、できた町なのだ。
何が「レイク」なのかと言えば、元荒川の洪水対策として作った人造湖、大相模調節池(おさがみちょうせつち)をまず作ったからなのだ。で、まず湖を作って、そこにイオンを誘致したんだが、当然、その見返りに周辺の大規模宅地開発をイオンに約束したわけなんだろう。まあ、そうじゃないとイオンが出店する意味はないもんな。
なので、湖の片側にはJRの駅があって、駅のそばには大規模なマンションがあって、イオンがあって、イオンが作るショッピングモールがあるんだけれども、反対側にはお店らしきものはなくて、とにかく一戸建ての住宅が延々と並んでいという、まさに、計画的にできた街が越谷レイクタウンなのである。
街というものは、あまり計画的にできるものではなくて、どちらかと言えば無計画に近い形で、皆が皆、勝手にいろいろな店やら住居やらを作って出来上がる、っていうのが自然な街のでき方かななんて考えている私にとっては、なんかいたたまれない街のでき方だなあ、という感じがしてならない。いわゆる「完璧に作られた街」って感じですね。
昔、練馬の光が丘に初めて行ったときに、「こんなところに住んだら、夜中にちゃんと自分の家にたどり着けるんだろうか」なんて余計なことを考えたんだけれども、今回、再び同じようなことを考えてしまった。
まあ、完璧に作られた街なんだから、何にも問題は起きないだろうってのは間違いで、多分、やっぱりその街自体のいろんな問題点が出てきてはくるんだろう。
LEICA M6 KONICA M-HEXANON 50mm f2 KODAK TRI-X @Laketown ©tsunoken
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