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2017年10月21日 (土)

秋の日の…ヴィオロンの…ため息の…

 撮影をしながらほっつき歩いている時に、突然、頭の中で聞こえた詩があった。

「秋の日の…ヴィオロンの…ため息の…」

 有名な、ポール・マリー・ヴェルレーヌの詩である。勿論、別にフランスの詩に詳しいわけではない、きわめて散文的な私が覚えているのは、上に書いた部分だけである。

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 雨の一日だった。「雨の日の…雨の日の…なんてことを口ずさんでいるうちに、「秋の日の…」となったに違いない。

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Les sanglots longs
Des violons
 De l'automne

 というのが、冒頭に掲げた部分の原語。この「Les sanglots longs」というのは「ため息」というよりは「死ぬ間際の喘ぎ」のようなものらしい。とすると、上田敏による詩的な翻訳は、それでいいのか? ということになる。

 ただし、それを自分で解決できるほどのフランス語の素養のない私としては、まあ、そのまま上田敏訳を読むわけである。

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 ところが、この有名な詩が第二次世界大戦を決した連合軍のノルマンジー上陸作戦の暗号として使われたらしいのだ。

『1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦の際、フランス各地のレジスタンスに工作命令を出すための暗号として、「秋の歌」の冒頭が使われ、英国放送協会(BBC)のフランス語放送で流された。
 秋の日の ヴィオロンの ためいきの
 身にしみて ひたぶるに うら悲し
            (上田敏訳による)
実際には前半の「秋の日の…」と後半の「身にしみて…」の二つに分けて放送され、「秋の日の…」が近いうちに連合軍の大規模な上陸作戦があることを、「身にしみて…」が48時間以内に上陸作戦が行われることを意味していた。
「秋の日の...」は6月1日、2日、3日に流され、「身にしみて...」は6月5日午後9時15分から数回にわたって放送された』(Wikipedia)

 なあんてことを聞くと、途端にこの詩が散文的に聞こえてくるから不思議だ。

R11985212

 誰でも学校で習うポール・ヴェルレーヌの詩「Chanson d'automn」であるが、そんな使われ方をしていたなんて、きわめて散文的な印象を持つか、あるいはさすがにフランスは違うなあ、と思うのか。

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 どちらにせよ、さすがに学校で習ったことが突然思い出されてしまうっていうのも、教育の力なんだなあ。

RICHO GRD @Ikebukuro & Shinjuku ©tsunoken

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