フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« 踏切地蔵尊・下北沢 | トップページ | 『縮小ニッポンの衝撃』のなるほどなあ »

2017年10月30日 (月)

『鷲尾老人』って、一体誰なんだ?

 鷲尾老人(匿名)って、いったい誰なんだ? ってことが気になるんだけれども、もう一方で、別にそんなことを気にしてもしなくてもどうでもいいんじゃないの? っていう気分もある。まあ、有名人なら「ああ、あの人も好きなのねえ」ってな気分になるけれども、無名の人だったら、もうどうでもいいもんね、ということなんですね。

 まあ、どうしても知りたければ『週刊現代』に問い合わせれば、もしかすれば教えてくれるかもしれないが、でも結構「週現」も口が堅いんですね。多分、この写真資料提供の条件に「故人の特定はしないこと」なんて条項があるんだろう。遺族としては「ちょっとね」ってなところがあったのかもしれない。

「芸術家」ってなってるんだけれども、どんな類の芸術家なのかはわからない。まあ、多分絵描きさんじゃないかとは思っているんだろうけれども、「絵描きさん」って言っても、今風に言えば「イラストレーター」かな、日本画家とか洋画家っていうんじゃなくて、雑誌や書籍(小説)なんかの挿絵を描いていた、というような。

 で、そんな「芸術家」さんが「仕事の資料に」とかなんとか理屈をつけて、いろいろ購入した「資料」がたまりにたまって、いつしか「鷲尾老人コレクション」という名前で好事家たちの間で有名になった、というところなんだろうな。まあ、その時点では単なる「エッチな爺さんのお楽しみコレクション」みたいなものと認識されていたんだろうけれども。

Photo 『鷲尾老人コレクション』(週刊現代編集部編/講談社MOOK/2017年6月26日)

『鷲尾老人コレクション』の内容は以下の通り。

<目次>
第一章 これが鷲尾老人厳選コレクションだ!
第二章 初々しい女体をコレクション 「昭和」の日本女性
第三章 明治・大正のエロスをすべて見せます 「卵白写真」写真集
第四章 おおらかな昭和の性を描き切った 「昭和風俗秘画」傑作選
第五章 性の解放がここに 衝撃の輸入エロス「洋モノ」の世界
第六章 鷲尾コレクションの女性器

『某芸術家が人知れず蒐集してきた明治・大正・昭和の性風俗写真の数々を大公開。近代日本のエロスの歴史が凝縮された、ここでしか見られない新資料を多数掲載』っていう惹句は多少大げさではあるけれども、まあ、要は昔から「絵画→ヌード」という流れがあるというのと同様に、「写真→ヌード」という風に意識の流れがあるのは、男としての「哀しいサガ」なんだよなあ。と同時にそれがなければ男というものは「単なる生き物」以上の存在にはなれないわけなので、それまた大事なことでもあるのでしょうね。

 写真は現代ではヘアーは写っていても出版には問題はないのでいいのだが、さすがに女性器(まあ、男性器もそうですが)が写っていたりすると、媒体の性格によって捉えられ方が異なってくるので、そこは「黒墨」で覆われていたりする。でも、その写真が載っている章が「鷲尾コレクションの女性器」ってんだからこれまた皮肉ではありますね。まあ、『週刊現代』に掲載されたときには週刊誌っていう媒体の性格もあるし、多少は写真表現に制約がでるのも仕方ないのかもしれないが、単行本になったら、もうあまり気にしても意味はないののなあ。

 それだけ講談社も「お育ちの良い」会社になっちゃったのかしら。

 まあ、はっきり言って、別に騒ぎ立てるほどのヌード写真でもないのに、大げさに騒いで話題にしようって魂胆は大いに買えるんだが、問題は『鷲尾老人コレクション』なるものの、古色蒼然たる有様ではある。

『某芸術家が人知れず蒐集してきた明治・大正・昭和の性風俗写真の数々』って言ったって、その『某芸術家』が誰だかわからないのじゃ、ポイントは大いにずれるわけで、『某芸術家』って言っちゃった時点で、それが単なる「ヒヒ爺」だったかもしれないという可能性があるっていうことを、わかって使っているはずだよなあ『週刊現代』は。

 まあ、そんなことを考えながら、この古色蒼然たるヌード写真の一群を眺めているわけです。

『鷲尾老人コレクション』(週刊現代編集部編/講談社MOOK/2017年6月26日)

2017_10_30

 今日はいい天気。ただし、暑いのか、寒いのかが、病院にいると全く分からない。

« 踏切地蔵尊・下北沢 | トップページ | 『縮小ニッポンの衝撃』のなるほどなあ »

写真・本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/65927812

この記事へのトラックバック一覧です: 『鷲尾老人』って、一体誰なんだ?:

« 踏切地蔵尊・下北沢 | トップページ | 『縮小ニッポンの衝撃』のなるほどなあ »

2018年7月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?