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2017年8月 3日 (木)

都写美での写真展開催「アラーキズム」の終焉なのか?

 東京都写真美術館総合開館20周年記念「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」という写真展が開催中だ。

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 旺盛な出版活動で知られる荒木氏なんだが、最近はなんか写真展という形式で作品を展示する活動が多い。「写真集→写真展」っていう変化の在り様に、どこか荒木氏自身の写真に対する姿勢の変化を感じてしまうのは、私だけだろうか。

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 まだ結婚前の荒木陽子夫人の写真から始まって、当然のことながら荒木氏の出世作、陽子夫人との新婚旅行を撮った「センチメンタルな旅」、そして1990年に亡くなった陽子夫人を捉えた「センチメンタルな旅、冬の旅」となって、「妻が逝って、私は、空ばかり写していた」というモノローグに始まる「その後」の写真。

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 それはそれで荒木写真の集大成なんだろうけれども、まだまだ荒木氏、老け込む時期ではないだろう。今でも人気連載中の『週刊大衆』の「人妻エロス」は健在だ。

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 そう考えてみると、荒木氏の「人妻エロス」とは、要は陽子夫人のことだったのかという点に気づかされる。

 そうなんだ、別に若く美しいモデルさんじゃなくて、ごく普通の主婦、子どもを産んで体の線も崩れてきている中年の女性、そんな人たちに感じるエロスというものの表現の原点は、実は陽子夫人にあったのではないか。

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 今回こうして、結婚前の青木陽子さんから始まって、新婚旅行、結婚生活、そして荒木陽子としての最期を迎える陽子さん。そんな一連の写真を見ていると、やはり荒木氏にとっての永遠のマドンナは荒木陽子さんだったろうし、荒木氏にとってのエロスの対象は荒木陽子さんだったろうし、その荒木陽子さんに付託していた想いを人妻エロスとして体現していたんだなあ。でも、その陽子夫人は既にいない。

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 相変わらず旺盛な写真家活動を行っている荒木氏だが、何となく、最近は昔のスタイルを真似て写真を撮っているような気がするのは私だけだろうか。

 前立腺ガンの影響で右目を失明した荒木氏ではあるが、まだまだ、そんなことでは写真家生活を終えてほしくないのである。

東京都写真美術館「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」は9月24日まで開催中。公式サイトはコチラ

EPSON RD1s LEITZ Elmarit 28mm f:2.8 @Tokyo Photogaphic Art Museum Ebisu ©tsunoken

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