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« 『田中長徳写真展 私の散歩道 WIEN DEC 2016』 | トップページ | ココハ、ドコダロウ »

2017年8月 8日 (火)

『よい写真とは?』うーん、そんなの分かんないよ

 面白いのは、撮影現場で思いついた「上手い写真や深い写真を撮るための、単純で解りやすく、汎用性があり、ヒントになるようなシンプルで短い表現」、「忘れないうちに現場でスマホからツイートした文言がこの本の原型」なんだけれども、なんでそれが「百八」という、日本独特の数字なんだろうということ。ただし、掲載されている写真は六十三点、百八点じゃありません。

 そのすべてがいかにもハービー山口氏らしい「優しいまなざし」なんだけれどもね。

 うーん、そこまで写真を撮るという行為が、実は今や日本だけで通用する儀式みたいなものになっているんだろうか。世界市場における「デジタル・フォト」と「アナログ・フォト」のシェアがどうなっているのかは知らないが、こんなアナログフォトグラファーが生きているのって、日本だけなのかも。まあ、ハービー氏もアサインメントの仕事ではデジタルなんだろうけれどもね。

Photo『良い写真とは? 撮る人が心に刻む108のことば」(ハービー山口著/スペースハワーブックス/2017年3月31日刊)

 で、いくつか気になった、というか気に入った、というかまあ「なるほどね」と思った言葉が以下の通り。

5 『女性のポートレイトは写真家からのラブレター、男性を撮った写真は自分のヒーローやライバルへのファンレター、子供の写真は未来予想図、老人の写真はその国の歴史を物語っている』

 そうかなあ、まあ「女性のポートレイトは写真家からのラブレター」というのは、わからないでもないが、すべての写真がそういうものでもないでしょう。

16 『ポートレイトの場合、被写体と撮影者の関係性が見えてくる写真。つまりその撮影者にしか見せない表情をとらえた写真。言い替えれば、その撮影者にしか見えない表情をとらえた写真』

 フムフム

34 『とにかく自分の写真を続けること。立派な写真家になるという自分の未来像を希望と共に胸に描き、カメラを抱き締めることです。でもその中で自分の写真の課題や価値を誠実に指摘、評価してくれる人や、撮りたい人やものに出会うことが心の支えになりますね』

 まあ、それしかないもんなあ。フォトグラファーの心の支えって言ったら。

26 『初見から一日経っても、一週間経っても、一年経っても自分の中で熱い感動がさめない写真。その一方で。日々消費される写真もあるのですね』

27 『逆に初見から一週間、一年経って、または数年後に、その写真の良さがやっと理解できる場合だってあり得ます』

 う~ん、そうなっちゃうと「何を心の支え」にして写真を撮ればいいのだろう。

61 『「写真に季節があるとしたら?」「春と秋が好きです。だって、春には希望が写り、秋は寂しさが写るから!」』

62 『「それでは、夏と冬は?」「夏は色気が写り、冬は背中に人生が写るんだ!」』

 おお、言い切っちゃいましたね。まあ、ハービーさんらしいって言っちゃえばらしいんだけれどもね。

 でもハービー山口氏としては、結局はこの言葉に行きついちゃうんだなあ。

80 『テーマは大切と言いながら特に意識しなくても、何かに出会った時、自分の過去やこだわり、知識や嗜好、センスが正直に化学反応してシャッターを切るのだから、結果的に自ずと何を撮りたかったのかを知ることになりますね。「撮りたいものは全て撮れ! それがパンクだ!」に行き着くんでしょうか』

 そうか、そうきたか。ということは、それの元がp88-89写真のキャプションなのか。

『ロンドンの地下鉄、セントラルラインのホームで恐る恐る声を掛けたジョー・ストラマーさん。電車が停車しブレないタイミングです。撮れた! という実感がありました。ドアが開き。去り際に「撮りたいものを撮るべきだよ。それがパンクなんだあ」と話してくれました。1981年』

 って、何が「パンク」なのかよくわからないが、何となく「パンク」と言っているシチュエーションだけが伝わってくる。う~ん、ロックだなあ。ロンドンだなあ。

58 『ポートレイトを撮る際、頭上にスペースをとると希望が写り、靴や足下まで入れるとリアリティーが写る。横位置は被写体の周囲の状況を説明し、縦位置は被写体の本質に迫る』

 で、その「パンクな」p88-89の写真がコレだ!

R11983242 ©Herbie Yamaguch

 う~ん、なにが「パンク」なのか、私には分からない。

『良い写真とは? 撮る人が心に刻む108のことば」(ハービー山口著/スペースハワーブックス/2017年3月31日刊)

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