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« 大泉学園はなぜ「国立」になれなかったのか | トップページ | 8月15日、喧騒より離れて »

2017年8月15日 (火)

「秋津温泉」じゃないってば

 1962年の松竹映画『秋津温泉』は主演の岡田茉莉子自身のプロデュース作品であった。松竹作品主演100本記念作品として企画されたのは、松竹の主演100本の岡田茉莉子に対するご褒美だったんだろうな。まあ、それだけまだ日本映画が余裕があった時代だったわけだ。

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「エロス+虐殺」とか「煉獄エロイカ」なんかのATG作品で吉田喜重を知った私としては、ATGで再公開された本作を見て、実に意外な吉田喜重作品を見たという感触とともに、若き岡田茉莉子の美しさに感動した思い出がある。

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 実は当時「松竹ヌーベルバーグ三羽烏」の一人と呼ばれた吉田喜重は、基本的にオリジナル脚本の作品しか作らないと言われており、藤原審爾の小説が原作である「秋津温泉」を吉田喜重の手で映画化するというのは、当時の松竹としては「無理筋」だったわけで、まあ「岡田茉莉子主演100作記念映画として岡田茉莉子自身がセルフ・プロデュース」というのを「売り」に、吉田を説得しようというのが松竹側の「読み」だったんだろう。

 その「読み」が見事に当たったまではよかったんだが、ついでに看板女優を監督に娶られてしまい、おまけに松竹を退社してしまったというのは、ちょっと計算外だったかもしれない。

 西武池袋線の秋津駅で下車をして少し歩くと「秋津神社」なんてのがあって、なんとなく雰囲気があっていい感じ。いいですねえ、「古い町」って感じ(?)

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 柳瀬川河畔には「上安松地蔵尊」なんてのもあったりして、田舎臭ふんぷん、なんかもうすぐ秋津温泉の町に近づいていく感じがするんですね。

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 で、出ったー。これぞ秋津おんせーん……、なわけないですね。

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 パチンコ屋さんと並列してある「スーパー銭湯 湯の森」なのでした。

 秋津温泉は岡山県の奥津温泉がモデル。岡山県から島根県へ抜ける山あいの地にある鄙びた温泉町らしい。原作者の藤原審爾は何度かこの奥津温泉をたずね、小説「秋津温泉」を書いたそうだ。

 えー、西武池袋線秋津駅とは何の関係もないお話でした。

『秋津温泉』(原作:藤原審爾/監督・脚本:吉田喜重/共同プロデューサー・主演:岡田茉莉子/1962年松竹作品)

NIKON Df AF Nikkor 35mm f:2 D @Akits Higashi Murayama ©tsunoken

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