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« 品川インターシティでフリーマーケット | トップページ | 『不寛容社会』でも、いいじゃないか »

2017年7月11日 (火)

NIKKORを世界的にしたカメラマン

 品川にあるニコン・ミュージアムで『世紀の記憶 デビッド・ダグラス・ダンカン』という展示を9月30日まで開催中だ。

 なぜ、ニコン・ミュージアムでデビッド・ダグラス・ダンカンなのかという理由は既に多くの方々がご存知の話かもしれない。

Dsc_00102

 ダグラス・ダンカンとニコンといえばもう誰でも知っているストーリーだろう。

 1950年にアメリカのライフ誌から派遣されてきたダンカンと、同じライフの契約カメラマンであった三木淳がコーヒーを飲んでいたとき、戯れに三木がライカにニッコール85mmでダンカンを撮影した。翌日、その三木が撮影したダンカンの写真の紙焼き(8X10・六つ切り)をダンカンに見せたところ、そのあまりの鮮明さに驚いたダンカンが、ニコンを紹介してくれと頼み、三木がニコンの社長の長岡鉄雄を紹介し、その優秀さを認めたダンカンはさっそくその場で数本のニッコール・レンズを買い求めたという。

Photo_2 ©Joe McNally

 そんなことがあってすぐ勃発した朝鮮戦争に従軍することになったダンカン。当然、彼のライカにはニッコール・レンズが装着されていて、彼が撮影した朝鮮戦争の映像の鮮明さに驚いたライフ誌のスタッフが問い合わせたところ、それが日本のニッコールというレンズだとわかって大騒ぎとなり、ライフはそれをも記事にした。

 それがニッコール神話の始まりで、その後世界中のカメラマンがニコンSにニッコール・レンズを装着して、様々な戦場に飛び立ったということは有名な話だ。

 以降、ベトナム戦争あたりまでは35mmと50mmはライカM3、135~200mmはニコンFにそれぞれ装着して取材に走り回ったという話はいくらあっても足りないくらいだ。

Dsc_00082

 そんなダンカンが使用したライカにつけた50mmと135mm、それに200mmを装着したニコンF(と同型レンズ)がこれ。まあ、本物じゃないのはちょっと残念だけど、まあ仕方ないか。

Dsc_00092

 現在でも我々の手に入るのがこの『Photo Nomad』というディビッド・ダグラス・ダンカンの写真集である。

 表紙のような戦争写真ばかりじゃないけれども、ダンカンの若いころからの写真の集大成なので、ちょっと値段は高いが、買っておいて損はしない。

 写真はアナログなのかデジタルなのかといった些末な問題は関係ない、ということがよくわかる写真集だ。

Photo_nomad

『Photo Nomad ディビッド・ダグラス・ダンカン写真集』(ディビッド・ダグラス・ダンカン著/求龍堂/2003年12月6日刊)

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