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2017年3月 1日 (水)

『谷中レトロカメラ店の謎日和 フィルム、時を止める魔法』

『谷中レトロカメラ店の謎日和』の第2弾です。面白そうな小説を見つけたんで、出るたびに追いかけて行こうかと考えているんだけれども、宝島社ってそんなにデジタル化に後ろ向きの会社なのかなあ。そんなことしているとツブレちゃうよ。

Photo 『谷中レトロカメラ店の謎日和 フィルム、時を止める魔法』(柊サナカ著/宝島社文庫/2016年10月20日刊)

 ということで、今回も章ごとに登場するカメラとレンズその他の周辺機器をご紹介。

第一章 カメラ売りの野良少女

 一度、今宮写真機店を辞めようと決めた来夏だったんだが、結局、帰ってきてしまった。店を休んでから三か月が過ぎてしまい今宮とはどんな男性か考えてきたんだが、何も決めることはできずに、再び店に戻ってきた来夏。

 登場するカメラ及びレンズは、ニコンF2にニッコール50ミリ、ニコマートにニッコールオート24ミリ、ニコンFが二台、ニコンF2チタン、ニコンS3にワイドレンズという「戦場カメラマン」仕様。戦場カメラマンというと普通は男性をイメージするんだけれども、実はこのカメラとレンスを売りに来た女の子のお母さんが戦場カメラマンだったっていうオチ。

「〈幕間〉 来夏と不機嫌な来客 一」に登場するのは、ニコンミュージアムで売っている「ニコンようかん」と、ライカがまだ大事に持っているライカⅢf。

第二章 鏡に消えたライカM3オリーブ

 カメラは二眼レフのヤルー、そして章題の通りのライカM3オリーブ。西ドイツ軍用の仕様だ。その他、『そのライカの中でも、レアなものはやっぱりすごい値段が付くんです。例えば、スェーデン軍仕様のⅢgで、三つの王冠の刻印がついたスリークラウンとか、ドイツ空軍仕様のグレー塗装のⅢcとか、あともっとすごいのになると、キリ番というものもあります』という、今宮のまさしくオタク説明があります。

 その他、ダゲレオタイプとか、二眼レフのヤルーのミニチュア・キーホルダーとか、「〈幕間〉 来夏と不機嫌な来客 二」ではLマウントのライカ・レンズ、エルマー35ミリやズマロンが登場。

第三章 三月十四日、遺された光

 トリエルマー、ノクチルックスなどのレンズの話から、プラウベルマキナ67なんて中判カメラのお話から、蔵全部がカメラコレクションになっているカメラオタク爺さんの話。

第四章 その客は三度現れる

 基本的に現れるカメラはコンタックスⅡaのみ。あとはプラモデルカメラ。

第五章 わたしはスパイ

 タイトルはアメリカで昔流行ったテレビドラマ「I Spy」からのもじりなんだろうが、スパイカメラとして有名なミノックスとかラトビア産のリガミノックス、ジッポライター型のエコー8、フォトスナイパーというカメラアタッチメントとカメラはゼニット。シグマ200-500ミリ、f2.8という大口径超望遠レンズ。

「〈幕間〉 来夏と不機嫌な来客 五」ではやっぱりライカ・レンズのズミルックスとかズマリットMが登場。

第六章 君の笑顔を撮りたくて

 ベッサⅡ、リコーフレックス、ラジオとカメラが一体化したラメラ、テレカ、リンホフ・マスターテヒニカ、レンズのローデンシュトック・シロナーなんてまあ、今宮のカメラオタクぶりが発揮されるんだが、結局、悩みを解決してくれたのはキャノンEOS1-Vとサンニッパ(300mm、f2.8)というレンズ。

「〈幕間〉 来夏と不機嫌な来客」ではペンタックスLXとレンズはペンタックスFA31mm。

第七章 ゆっくりと歯車は動き出す

 ツァイスイコンとレンズはT*21mm、ローライ35S、ライカM3、ミランダ、そして世界で最初に誕生したデジカメ、カシオQV-10。

第八章 ハンザキャノンと彼女の涙

 この章に至り描かれる視点がそれまでの来夏から今宮に移る。まあ、それがこの章の秘密なんだけれどもね。この小説の中で今宮が「来ちゃん」って言えば、当然それは来夏のことだと読者は思ってしまうんだが……。そこがこの章の秘密。

 そして写真館をしている十野先輩の代打ちで小学五年生の紙灯篭作りを撮影することになった学生時代の今宮。その紙灯篭作りで撮影した小学五年生の狭山ちゃんが実は……、ってお話。

 カメラは章題とおりのハンザキャノン、ライカM3のキーホルダー、そして来夏の愛機、ライカⅢf。

 結局、今宮と来夏の関係はこの二冊目でもさほど進展しないまま、終わってしまった。まあ、二人が結婚でもしたら、このシリーズも終わってしまうので、しばらくはこのままの関係が続くんだろう。

『谷中レトロカメラ店の謎日和 フィルム、時を止める魔法』(柊サナカ著/宝島社文庫/2016年10月20日刊)

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