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2017年3月 9日 (木)

『面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた』

 まあ、以前なら「生き方を教えてくれる」って言ったら、大体が小説だったんだが、今やそれがマンガに代わってしまったっていうことなんだろうな。

 確かに、今やマンガ作家の方が小説家よりは(まあ数万人分の一みたいな確率で当たればですがね)稼げる時代にはなっている。いまや小説家で小説だけで食っていける作家はあまりいない。大学の教授などを副業(どっちが?)としてやっている人の方が多いんじゃないか。

 それに比べてマンガ家の方がまだマンガだけで食っている人が多いんじゃないだろうか。でも、そんなマンガ家だから目指す人は多い。マンガ家を目指す人が数万人、その中で漫画雑誌の新人賞などに当選するのが数百人、そこからレギュラーで連載をできるのが数十人、でそこから単行本でベストセラーを出せるのが数人っていう世界なんですね。

 それでもマンガ家を目指す人は多い。まあ、「夢を見る」っていうことは悪いことじゃない。その夢に向かって若い人たちは突き進むんだ。けど、だからと言ってアニメ学校に行ってもマンガ家にはなれないんだなあ。ポイントは自分の才能と努力だけ、って世界だからね。

 ただ、まあその夢も人生のどこかであきらめなければならなくなる時が来る、ってもんで、そこから先の人生が、実は大事なんだよなあ。で、そんな切磋琢磨されたマンガだからこそ人生に与えられるよううな事柄が書いてあるってことなんだけれども……、

1000 『面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた→そしたら人生観変わった』(堀江貴文著/KADOKAWA/2016年12月31日刊)

 本書の構成はこんな感じ。

PROLOUE 「遊びが仕事になる時代」にマンガが必要なワケ

CHAPTER 1 「仕事はセンス」と教えてくれるマンガ

CHAPTER 2 想像力は観察力だ。

CHAPTER 3 人は情報を食べて生きている

CHAPTER 4 鉄文という生き方

CHAPTER 5 栄光なき天才たちが社会を動かす。

CHAPTER 6 著者で読むマンガ

CHAPTER 7 〝読書家″に負けない知識がつく、実用マンガ

CAHPTER 8 いろんな「if」

CHAPTER 9 忘れられないトラウマ・マンガ

CLOSSTALK 堀江貴文×佐渡島庸平 マンガは新しい「遊び」をつくる

 それにしても、こうしたホリエモンの発言にはちょっと嫉妬を覚えるんだなあ。

『そもそも今の仕事の大半は、一昔前は遊びだった。たとえば今や世界最大とも言えるほどに巨大産業になったIT産業がそうだ。
 私が生まれて初めてパソコンを手にしたのは中学生の頃だ。1985年、茨城県つくば市で科学万博が開催された年だった。中学の合格祝いとして、親から買ってもらったのが日立のMSXパソコン「H2」だった』

『そうして私は、パソコンをグレードアップしながら当時の標準言語「BASIC」はもちろん、様々なマシン語を覚え、より高度なプログラミングをマスターしてゆく。
 私の遊びはその後、時価総額何兆円というIT企業の価値を支えるプログラマーの仕事になり、彼らの生み出した様々なサービスは私たちの生活をより豊かにしている』

『カタカタとキーボードを叩いてプログラミングをしていた、MSXパソコン越しに未来を見ていた視線のまま、私は大人になって、IT企業を起業して、今も同じ目線で未来を見ている。あの頃に得た様々なインスピレーションは、今もIT産業のこれからを知る上で大切な知識になっている』

 私は1951年生まれなので、中学生の時代には「パーソナルコンピュータ」なんてものはなかった。算盤や計算尺や紙と鉛筆でもって数学計算を行っていた時代なのだ。大学に行っている間に、コンピュータというものが出てき始めて、先を読んだ学生がコンピュータの講座を取り始めて、多分この頃はFORTRANとかCOBOLなんてプログラミング言語で皆「コンピュータって何なんだ?」ってな調子でコンピュータを学んでいた時代だ。

 社会人になって10年ぐらいした頃になって、オフィスコンピュータの時代になって、私も労働組合の事務局におかれたIBMのオフコンをさわり始めたんだが、まだその頃は自分自身「コンピュータって何なのか」を理解してはいなかったのではないだろうか。

 その後は速かった。取り敢えず、私もMacintoshのPCを買って、会社(自腹です)と家でコンピュータって何なんじゃいということから始めたんですね。それが199何年か。まあ、Windows 95よりは数年前、Windows3.5よりも2~3年前じゃないでしょうか。

 まあ、ホリエモンたちは初めの頃からパソコンっていうものがあって、それをオモチャみたいにして遊んでいた世代なんですね。なので、『そもそも今の仕事の大半は、一昔前は遊びだった。たとえば今や世界最大とも言えるほどに巨大産業になったIT産業がそうだ』っていう言い方ができるんだよね。

 まあ、そこに私たち世代は嫉妬するんだけれども、それは意味はないですね。

 最初に上げた「本書の構成」は別にこの本だけの特徴ではない。いろいろなジャンルの小説やら漫画やらを紹介する際の普通のジャンル分けだ。

 ということは、この何の変哲もないジャンル分けが、これからは当たり前のジャンル分けになっていく、つまり、小説のジャンル分けが成り立たなくなって、基本それはマンガのジャンル分けになっていくってことなのかなあ。

 う~ん、ここにも小説の衰退が見えてくるなあ。

『面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた→そしたら人生観変わった』(堀江貴文著/KADOKAWA/2016年12月31日刊)

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