フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« 『僕らが毎日やっている最強の読み方』って、それほど特殊ではなかったんだ | トップページ | 耐震化と復元工事が終わった時の鐘を見に行く »

2017年2月 4日 (土)

『トランプは世界をどう変えるか?』だって、変える気はないでしょ

 ということで、山手線を1周しながら読んだ本がこれだ! 駒込から巣鴨まで1周ちょっとで乗車賃は133円。1周しないで単純にそこだけ乗っても同じなんで、確かに安いですね。

 で、そう私もこんな男がアメリカの大統領になるとは思わなかったんですね。

『自国のリーダーを選ぶわけでもないのに、下品極まりない人物に大統領になってもらっては困ると感じるし、アメリカ国民はこんな人間を大統領に選ぶはずがないと決めつける。このような二重のバイアスがかかるから、「トランプの当選なんてありえない」と思ってしまうのです』

 という二重のバイアスのもとに私もいたんだ。

Photo 『トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲』(エマニュエル・トッド、佐藤優著/朝日新書/2016年12月31日刊)

 でもこういう見方もある。

『実は、オバマ大統領とトランプ次期大統領の間にはすでに連続性があるのです。オバマは「チェンジ」を強調しました。「チェンジ」の中で最大のものは、中東、就中、イラクからの米軍撤退でした。トランプが大統領になったら、それよりもラディカルな(根源的な)変化が起きる可能性があります』

 実はトランプが発言した言葉。

『トランプは、「米国は『世界の警察官』ではいられない」と発言しています。同時に、「私は(他国と関わりを持たない)孤立主義者ではないが、アメリカ第一主義だ」(朝日新聞デジタル、3月28日)とも言っています』

 というのは2013年9月10日のテレビ演説でオバマは『シリア内戦に関するテレビ演説で、退役軍人などから、「米国は世界の警察官でなければいけないのか」という書簡を受け取ったことを明らかにし、次のように述べた。 「米国は世界の警察官ではないとの考えに同意する」。
 第2次世界大戦後、アメリカは世界の安全保障を担ってきた。冷戦終結以後、超大国はアメリカ一国だけなので、この発言は世界情勢の不安定化を加速させかねない問題である』と言っている。つまり、もはや第二次世界大戦後の覇権国家アメリカ合衆国はもうない、あるのは普通の国としてのアメリカ合衆国なんだということなんだろう。

 つまり、オバマの「チェンジ」とはまた別の意味でのトランプの「チェンジ」があったっていうことなんだなあ。

 オバマの「アメリカは世界の警察官ではない」という発言を知った時、私たちは「ああ、これでアメリカの覇権主義は終わるんだな。アメリカは普通の国になるんだな」と考え、その先にある「じゃあ、世界の覇権を握る国はどこなのよ」って考えたわけですね。

 ロシアか? 中国か? EUを仕切るドイツか? っていうのがまあ、考えられる三つの要素なんだけれども、多分、世界の覇権を握る国はしばらくは出てこないでしょうね。まあ、それぞれ三すくみみたいな状況になって、それぞれの国や周辺国家との連携をしつつも、世界の覇権を握るってことにはならないでしょう。

 多分、それぞれの国だってそれぞれに勉強をしている訳で、戦争をやってしまったら自国がいかに疲弊するのかは経験済みなのだ。まあ、アメリカだけは真珠湾攻撃だけで自国が戦場になった経験があるだけの国なので、どうするかは分かりませんけどね。

 いずれにせよ、トランプ・アメリカが他国を戦争状態で攻撃することはないでしょう。まあ、経済攻撃はあるかもしれないけれどもね。トランプ自身は兵隊経験もないし、軍事にはまったく知識はないはずだからね。

 ということで、相変わらず局地戦だけは引き続き起こりそうだけれども、全面戦争はないってことになると、次に何が起きるのか?

『政権が発足すれば、内紛だって起きるものです。トランプには、誰が何をしているのか、何を考えているのか、閣僚やスタッフに関する情報が必要になってきます。当然、FBIから情報を得ることになります。トランプ政権を支える一つの基盤がFBIになる可能性は高くなるでしょう。』

『先に、トランプ大統領の誕生で、アメリカがニーバーの思想から脱却する可能性を指しましたが、それは、新政権が内向き姿勢になるということでもあります。
 こうした政権の基本的性格と、国内の治安維持、情報機関とがシンクロすると、アメリカ型のファシズムに陥る危険性が出てきます』

『アメリカの根本理念である「自由」とそれを担保する「自己責任」と、監視・抑圧の「力」、言い換えれば国家が独占する「暴力」との関係が今後、どのようになるのか。これが第二のポイントです』

 そうか、アメリカがファシズム国家になってしまう可能性があるんだ。ただし、地が繋がった別の国があるわけでもないアメリカなんで、ファシズムがドイツからフランス、イタリア、スペインまで連なった第二次世界大戦のようにはならないだろう。まああ、勝手にファシズムやってくださいってもんだね。我々はそれこそ「対岸の火事」ってな感じで眺めさせてもらいます、ってところでしょう。

 んで、日本はどうなるんだろう。

 まあ、アメリカからの補助はなくなるんだから、取り敢えずは日本独自の方法でもって自国を守らなければいけないってことになるんだろうな。米軍の沖縄基地もかなり縮小されるだろう。ただし、その分自衛隊の基地が増強されるだろうから、あまり沖縄の基地負担は変わらないかな。

 日本としては、取り敢えずすぐそばの隣国である韓国・中国との関係を「自国のイニシアチブにおいて」確立しなければならないだろうし、対ロシアに関しても同様だ。

 考えてみれば、それは第二次世界大戦以前の姿に戻るだけの事なんで、別に日本にとっては難しいことではないはずだ。勿論、第二次世界大戦敗戦以降の「平和ボケ」した日本の考え方ではダメだろうけれども、明治維新の頃の日本の指導者がどんな政策を行ってきたのかを勉強すればいいことなのだ。

 まあ、トランプのおかげで日本が再独立できるってことがあるんなら、トランプ大統領の誕生も、日本にとってはいいことなのかもしれない。

『トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲』(エマニュエル・トッド、佐藤優著/朝日新書/2016年12月31日刊)

« 『僕らが毎日やっている最強の読み方』って、それほど特殊ではなかったんだ | トップページ | 耐震化と復元工事が終わった時の鐘を見に行く »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/64841053

この記事へのトラックバック一覧です: 『トランプは世界をどう変えるか?』だって、変える気はないでしょ:

« 『僕らが毎日やっている最強の読み方』って、それほど特殊ではなかったんだ | トップページ | 耐震化と復元工事が終わった時の鐘を見に行く »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?