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2017年2月27日 (月)

日本3.0

『日本3.0』って何じゃいな? って思ったんだが……

『日本の近代は、1868年の明治改元から始まり、その第1ステージは、1945年の敗戦によって幕を閉じました。その後、敗戦から立ち直った日本は、奇跡の経済成長を遂げ、輝かしい「近代の第2ステージ」を創り上げました。しかし、その時代にも終わりが近づいています。戦後モデルのガラガラポンがあらゆる領域に迫っているのです。
 2020年前後から始まる「日本近代の第3ステージ」、通称「日本3・0」は、これまでとはまったく異なる思想、システム、人を必要とします』

 ってことだったのね。

Photo 『日本3.0 2020年の人生戦略』(佐々木紀彦著/幻冬舎/2017年1月刊)

 ポイントは2020年という年だそうだ。

『ひとつ目は、東京五輪です』

『2つ目は、安倍政権、アベノミクスの終わりです』

『金融緩和はもはや燃料切れ。アベノミクスの「第3の矢」である規制改革もうまく進んでいません。このままでは、金融緩和、財政出動というカンフル剤が切れた後、日本経済は一気に勢いを失うでしょう。つまり、政府主導でGDP拡大を目指した「戦後型日本経済」もフィナーレを迎えるのです』

『3つ目の節目は、東京の人口減少です』

『2015年時点の東京で、もっとも人口が多いのは団塊ジュニアを中心とする40~44歳の世代です。この世代だけで119万人います。ただし、当然ながら、この世代も老いていき、2030年には、団塊ジュニアを中心とする50~64歳の数は約330万人に達する見込みです。すなわち、東京が50代中心の都市になるのです』

『そして4つ目の節目は、団塊世代の引退です』

『戦後日本の象徴であった「団塊世代」が、日本の主役から完全に引退するのです。いわば、2020年の東京五輪は、団塊世代の卒業式になるのです』

 つまり2020年に日本は大変化を起こすので、それに備えよっていうことなんだなあ。ということで、その頃に「壮年」となる現在の30代の人に訴えかけるという本なんだ。

『これから「日本3・0」を牽引する魁となるのは1976年生まれのナナロク世代です』

『ちょうど40歳を迎えたばかりの〝大人1年目〟のこの世代は、ネットネイティブ、ケータイネイティブの魁であり、起業家も多数輩出しています。
 女性総合職が一気に増えた年代でもあり、ワーキングマザーが当たり前。子育てに忙しい人も多く、新時代の教育システムに対する問題意識もとても高いはずです。企業や官庁やNPOでも現場の主力となりつつあるこの世代が、きっと多くの組織で風穴を開けてくれるでしょう。
 ナナロク世代に続く30代後半の世代は、最後の青春を満喫すべく、暴れまくらなければなりません』

『20代以下の人たちは、完全なネットネイティブであるからこそ、上の世代にはない発想でどんどん世の中を切り開いていってほしい』

『30代以下の世代が絶対にやってはいけないこと。それは親の言うことを聞くことです。親は「日本2・0」という日本の歴史の中でも稀有な時代を生きてきた人たちです。親の価値観に基づいたアドバイスを聞くのは、利より害が大きいのです』

 しかしまあ、それはそれでよいのだけれども、問題はそれまでに女性が働きやすい社会を如何に作り出すかということなんじゃないだろうか。『女性総合職が一気に増えた年代でもあり、ワーキングマザーが当たり前』とは言うものの、まだまだ女性管理職は少ないし、待機児童の問題は山積みだ。少なくとも「待機児童ゼロ」という状況ができないと、働く女性は少ないままだし、働く女性が少ないと日本経済は相変わらず下向きのままだろうし、そんな状況では女性管理職が増えるなんてことも「絵に描いた餅」にしかならないのである。

 更に言ってしまうと……

『日本の教育は「日本2・0」時代から脱皮できていない。初等・中等教育は復活してきているが、大学は世界から完全に置いていかれている。大学教育、とくに教養教育の復活なくして、「日本3・0」時代に合った人づくりはできない。今の日本に必要なのは、ハーバード、スタンフォードなど世界最先端の教育と日本古来の教育の融合だ』

 という問題もある。そのためには大学の改革も必要だが、もう一つ言ってしまうと、大学に学ぶためのお金の問題もある。今やっと、高校無償化という問題が語られている状況ではあるのだが、それもあるが同時に「大学無償化」というテーマも重要だ。今やっと、給付型奨学金が語られている日本の教育事情は遅るぎるのではないか。もはや日本もヨーロッパ型の大学までのすべての教育の無償化というテーマで語られるべきなのではないだろうか。でないと教育格差イコール収入格差イコール生活格差の問題解決は図られない。

 以上、女性活用の問題と、教育無償化の問題が今後の安倍政権の大きな課題なのだが、当然そこには既成勢力の反対があるわけで、それを如何に打倒して問題を解決するべきなんだが、どうもね安倍晋三氏がそこまで踏み込めるだろうかと考えると、ちょっと無理だろうな。

 安倍氏は基本的には「保守」というよりは「反リベラル」っていうだけの伝統主義者でしかないし、そのバックボーンも単なる「ネトウヨ」レベルだもんなあ。取り敢えず経済主義的に漸進的な政策を取ろうとはしているが、基本的にその政策はすべて瓦解している。肝心のアベノミクスもその「第三の矢」では完全に失速している。その理由は既成勢力への妥協ですからね。

 と言って、小泉進次郎氏がリーダーになるのはもうちょっと先になるだろうし、ここは小池百合子氏あたりに期待するしかないのかなあ。

 それもちょっと残念ではあるけれども。

『日本3.0 2020年の人生戦略』(佐々木紀彦著/幻冬舎/2017年1月刊)

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