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2017年2月10日 (金)

「ほぼ日」上場記念『インターネット的』

 基本的には日経新聞2月6日付けの記事なんだ。

糸井重里氏の「ほぼ日」、3月にも上場 東証に申請

 人気ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を運営する、ほぼ日(東京・港)が東京証券取引所に上場申請したことが6日、分かった。早ければ3月にも新規上場する見通しだ。同社は著名コピーライターの糸井重里氏が代表取締役を務める。株式公開企業となることで、個人事務所の性格が強かった経営から脱皮するのが狙いだ。
 ジャスダック市場への上場になる見込み。上場時の時価総額は数十億円規模になりそうだ。同社は糸井氏が1979年に設立した個人事務所が前身。
 運営する「ほぼ日刊イトイ新聞」は有名無名問わず、さまざまな人物のインタビューやコラムなどを掲載するサイトとして知られる。記事は全て無料で、広告を一切掲載しない方針を貫いている。読者の声などをもとに生活関連商品を開発し、ネットや書店・小売店経由で販売している。年間60万部を発行する「ほぼ日手帳」が主な収益源だ。
 調達する資金は採用など人材投資に活用する方針。同社は新規上場に向けた準備作業を長年続けてきた。』

 という記事。

 えっ? 糸井重里さんって「糸井重里東京事務所」を拠点にコピーライターなんかをやっていたっていう印象なんだけれども、いつの間にか「ほぼ日」という会社の社長さんになっちゃって、それが上場ってねえ。

 基本的には、これを読んでみようかなって気になったのは、2月6日のブログ「『なぜアマゾンは1円で本が売れるのか』っていうテーマじゃなかった!」っていうエントリーで読んで、「おお、これは面白そうだな」って思ったのが理由だ。

Photo 『インターネット的』(糸井重里著/PHP文庫/新書版2001年7月・文庫版2014年11月19日・電子版2014年11月7日刊)

 その本によれば、糸井氏がパソコンをいじり始めたのが……

『ぼくがパソコンを始めたのは、一九九七年十一月十日、四十九歳の誕生日からでした。『ほぼ日刊イトイ新聞』(以下、『ほぼ日』)というホームページをスタートさせたのは、翌年の六月六日になります』

 って言うんだから、そんな早い話ではない。

 だってWindows95が1995年だし、インターネット登場以前のパソコン通信時代からパソコンに触れていて、基本的にはパソコンっていうのはスタンドアローンで使う便利な機械っていう感じをもっていた私なんかにしてみれば、1997年にパソコンを始めたってのは「ええっ! 結構、遅いんですねぇ」って感じはあるのだ。

 当時はパソコン通信と並行して、そのビジネス版ともいうべきキャプテンシステムなんてのもあったんだが、結局インターネットの登場とともにそれらの「パソコンを通じた通信システム」は終焉を迎えて、すべてはネットにつながる時代になったんだな。

 それが今やインターネットというネットワークシステム自体が意識されなくなってしまい、パソコンなんていうデバイス自体が必要なくなって、スマートフォンが端末になってしまっており、インターネット自体が前面から消え去ってしまっている。この端末自体がウェアラブルになってしまったら、多分、人々が自分がインターネットの端末であるということ自体が意識されなくなってしまうだろう。

『十年前のインターネットになくて、いまはとても重要な存在となっているものに、スマートフォンとツイッターがあります。どちらもみんなの暮らしのなかに、なくてはならないほど広く浸透していますよね』

『ただ、スマートフォンとツイッターに象徴される「インターネット的」な傾向については注目しておいたほうがいいように思います。
 それは、コンテンツがどんどん「小分け」になっているということです』

『いろんな用事の合間にたのしめる、短いコンテンツ。事前の準備がいらず、味わったあとの解説がいらず、その場だけでパッとたのしむことができる、コンパクトなコンテンツ。たしかにそれはとても便利です』

『ホームページが、更新と閲覧が簡単なブログになり、もっと短く小分けされてツイッターが好まれるようになりました。撮った写真をどんどんアップするサービスもユーザーを増やしていますし、数秒の動画が編集できるアプリも人気です』

『そういった、「短く」、「早く」、「ラクに」、という「小分け」の傾向は、今後も進んで行くでしょう』

 といったような状況は既に存在している。

 そしてもっとも重要な言葉は、実は本書の冒頭に触れられていることなのだ。

パソコンすらいらない

 ぼくとしては、インターネット自体よりも、それがもたらす〝インターネット的であること〟に、より可能性を感じています。インターネットは人と人をつなげるだけで、それ自体が何かをつくり出すものではありませんから、豊かなものになっていくかどうかは、それを使う人が何をどう思っているかにかかっているのではないでしょうか』

 うーん、すごいなあ。こんな言葉を2001年に既に発言していたんだ。

 これまでにもたまに「ほぼ日刊イトイ新聞」は読んでいたんだけれども、これからは「お気に入りバー」に登録して毎日読んでみようかな。

 URLは以下の通り。

ほぼ日刊イトイ新聞:http://www.1101.com

『インターネット的』(糸井重里著/PHP文庫/新書版2001年7月・文庫版2014年11月19日・電子版2014年11月7日刊)

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