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2016年8月18日 (木)

SPA『低所得(40代で年収300万円台)時代』なんだが……

『SPA』8月16日・8月23日合併号の特集が『「低所得(40代で年収300万円台)時代」の実態』というもの。

Spa 『SPA』8月16日・8月23日合併号(扶桑社/2016年8月9日刊)

 特集の中身を見て行こう。

『40代年収300万円台のサラリーマン200人に聞いた、あなたが低所得だと思う理由ランキング』というのがある。

①出世や昇給するほどのスキルがないから  98人
②転職回数が多く、条件が悪くなるから      65人
③会社の業績不振のせいだと思う         63人
④年齢に見合う仕事のスキルがないから     53人
⑤誰でもできるレベルの仕事をしているから    49人
⑥一度、非正規になってしまったから        40人
⑦責任ある仕事をやりたくないから         33人
⑧学歴がないから                    27人
⑨体の具合がよくないから               17人
⑩そもそもあまり働きたくないから          15人

 というものなんだが、⑦や⑩は問題外として、「スキルがない」とか「誰にでもできるレベル」の仕事しかしていない、というのは本人の責任なのか、会社の責任なのかがよくわからない。会社がそういうスキルをつけるチャンスや責任ある立場での仕事を与えてこなかったのか、あるいはそんなチャンスはあったのだけれども、本人にやる気がなかったか、あるいは見落としてしまったのか、その理由次第では「お話にならない」のかどうなのかがわからない。

 実態を見て行こう。

『旅行会社勤務の田中勝さん(仮名・41歳・独身)は年収350万円、会社の急な業績悪化で年収が100万円ダウン! ローンに縛られ低所得者生活に』

『大手スーパーマーケット職員の畑中浩二さん(仮名・39歳・既婚)は年収390万円、会社合併で出世が白紙。以後も昇進のチャンスがなく、低収入のまま横ばい!』

『飯野政史さん(仮名・49歳・既婚)は大手物流会社で12年(年収600万円)、食品業界で9年(年収500万円)と、これまではそれなりの所得を得てきた。しかし、最初の会社は同期との出世レースに敗れ、居心地の悪さから自主退社。次に勤めた会社ではリストラに遭い、3年前に物流関連企業に転職した。ここは正社員ですらなく、嘱託社員という扱いで年収は300万円にまでダウン』

『山本辰夫さん(仮名・45歳・既婚)は現在までに6回転職をした。現在の会社では一度昇進し、月5万円給与がアップしたものの、その後業績悪化でボーナスはカットされ、昇給前の低所得のままだ(年収380万円)。今の会社は外食産業だが、それまでに勤務した会社は建築事務員、夜勤汎用機オペレーター、雑用庶務など一貫性のない職歴』

『食品工場でアルバイトとして働く伊藤隆行さん(仮名・42歳・独身)は、大学時代’90年代末の就職氷河期と重なり就活に失敗。以後18年間一度も正社員になれず、年収234万円』

『正規雇用といっても社会保険にすら加入していないコンビニ店長の林寛貴さん(仮名・39歳・独身)は、大学時代、留年を重ねたこともあって卒業後はフリーター生活を続けていましたが、4年前にバイト先のコンビニのオーナーに『店長をしないか?』と言われ、その話に乗ったんです。とはいえ、フランチャイズ店の雇われ店長なので福利厚生は何もないし、正社員は名ばかりで実際には世間の派遣社員や契約社員以下の待遇です。で、年収234万円』

『東京大学を卒業した健康食品メーカー営業の安村英治さん(仮名・40歳・独身)は、就職氷河期でも自己分析もろくにせず、派手な業界にただあこがれてマスコミや広告代理店ばかり受けていた。全滅してもブランド力で大手商社に入社できたのですが、『俺はこんなもんじゃない』と思い続けていて入社3年目でおよそ680万もの年収を捨て、IT企業やイベントの運営会社、食品メーカーなど業種を問わず転々と“自分探し”の旅が始まった。プライドが邪魔して、一つの会社で踏ん張ることができなかった。1~2年で転職を繰り返し続け現在の残業代も出なくて一日18時間労働も当たり前のブラック企業で年収310万円』

 最初の二人、田中さんと畑中さんは新卒から正社員で勤め続けても低所得のままの人。二番目の飯野さんと山本さんは1社目でつまづき、転職するたびに悪条件になる人なんだが、結局二人に共通するのは転職に一貫性がないということ。これじゃあスキルは身につかないなあ。三番目の伊藤さんと林さんのケースはちょっと悲惨。就職氷河期に当たってしまったのは不運としか言いようがないが、しかし、そこで頑張ってなんとか正社員を引き当てた人もいたんだから、単なる不運とばかりは言えないのかもしれない。

 高学歴プアの安村さんのケースは、もはや自分が悪いんでしょとしか言いようがないなあ。

 まあ、40代っていうのは人生の分かれ道で、出世レースの結果が出始めるのが40代だし、その一方体力的な衰えも出始めるのが40代だ。二徹・三徹も辞さないで働くことができた30代に比べると、もうそんな体力は残されていないし、仮に二徹・三徹なんかができても、その後の体力の回復には時間がかかるかかる。そんな状態になるとやはり管理職になることを望み始める。

 一方、やはり40代で独身ということになるとちょっと焦りますね。周囲はほとんど結婚しているし、こちらもやはり体力(性力?)が気になるし、子どもができてもその成長に合わせて体力が必要になってくる。

 まあ、いろいろな意味で岐路に立たされるのが40代だ。

 かといって、皆が皆出世できるわけではないし、結局は自分の体力に合わせて仕事をするしかない。ということは、そこで収入も頭打ちということになるわけで、低所得でもそれなりに楽しむ方法を考えなければならないということになるんだろう。

 NPO法人ほっとプラス代表理事のソーシャルワーカー藤田孝典氏は言う。

『今の社会構造や雇用形態が変わらない限り、40代が年収アップを見込むのは難しい。むしろ、今後は『40代で年収300万円もあるならまだ幸せだ』と言われるような社会に向かう可能性が高いですね』

 ふ~む、なるほどなあ。

『SPA』8月16日・8月23日合併号(扶桑社/2016年8月9日刊)

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