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2016年8月 1日 (月)

『ウェブでメシを食うということ』に同感!

 まあ、小池百合子氏が当選ってのはわかっていたんだけれども、午後8時の選挙速報の開始と同時ってのも、多少その可能性を感じていたのは事実だとはしても、まあちょっとはビックリってなもんでしょうね。ちなみに私は基本は小池氏に投票しようかと思ったんだけれども、皆が投票する小池氏じゃ面白くなかったんで上杉隆氏に投票しました。まあ、いつもの「死に票」ってことで。

 で、ここからが今日の本題。

 やっぱり中川淳一郎氏と言えば、あの名著『ウェブはバカと暇人のもの』(笑)でしょう。

 ってことで、このブログではほとんど名著『ウェブバカと暇人のもの』について書きます。つまり、『第4章 開き直りからの逆襲 ~『ウェブはバカと暇人のもの』舞台裏』ですね。

Photo_2 『ウェブでメシを食うということ』(中川淳一郎著/毎日新聞出版/2016年6月30日刊)

 そういえば「Web2.0」って言葉も懐かしいなあ。あの頃は、一般人もこれからはマスコミと対等にモノが言えるんだと思っていたんだよね。って、出版社の人間はマスコミ(ミニコミ? ミディコミ? う~ん出版社の立ち位置って難しいなあ)なんだろうか、なんてところから考えていた。

『一応はニュースサイトを始めた時は「Web2・0」に期待をしていたわけだし、ついに一般の人々がマスメディアと対等にモノを言えると思っていたのに、結局圧倒的なアクセスを稼ぐブログはテレビ出身の有名人だらけなのだから』

『まさに、ブログを中心としたネットの世界から、新たなる潮流が生まれる期待が最高潮に高まったのが、梅田望夫氏の『ウェブ進化論』(2006年2月)から2年後の2008年だったのだ』

 でも結局は……

『ほんの少し前まで「日本のグーグル」とも呼ばれ、書評やガジェット系のネタを出すほか、活発な議論が各所で行われていた「はてな」関連サービスのユーザーの存在感は薄まっていく。彼らの書くものや、「はてなブックマーク」の数は変わらないものの、芸能人の参入により、「難しいことなんて考えたくないよぉ~」的な若者たちがネットの書き込みのかなりの部分を占めるようになっていくのである』

『私が主張したのは「結局ネットで流行る話題はテレビ発のものだし、テレビの人気者がPVを稼ぐ。だから、我々はテレビのコバンザメでいい」ということだった。また、エゴサーチが目立つネットではいかにして誰かを怒らせないかが重要、それをしないとメディアが立ち行かなくなる、というまったく希望のない話をした』

『私が述べたことは「テレビが大好きな単純バカが集まるクソ空間になってきた」という話と「何か怒ることができる対象を見つけ、集団リンチをしたい人々が血眼で『獲物』を探す場所になってきた」ことに加え「関係者が必ずネガティブなネタを発見し、クレームをつけてくれるので自由にモノを言えない。炎上・裁判は怖い」という全面的に後ろ向きの話だらけだった』

 ということで、企画した相手があの『さおだけやは何故つぶれないのか』の担当編集者だった柿内芳文氏(当時、光文社、現在、星海社)だったってのが、ある種運命的ですよね。

 で、柿内氏との打ち合わせで、中川氏が言われたことは……

『一つを指し「これにしましょう」と言われた。それが「ネット敗北宣言」という企画だった』

『意図としては、梅田望夫氏の『ウェブ進化論』の真逆を行くという本である。同書はいわば「ウェブユートピア論」「ウェブ万能論」であり、私が書くのは「ウェブのネガティブな側面」とともに、結局ネットはあくまでもツールであり、使う人間の能力次第であることが多いということだ』

『ならば私はそうではなく「普通の人・バカ」にとってのネットの真実を書きたいと考えた。むしろそちらの方が多数派なわけで、なぜそのような本が今までないのかを疑問に思っていたのだ』

『私の感覚としては常識的に振る舞いさえすれば特に炎上することはないし、それなりに面白いものは評価される世界だと思っていた。無駄に期待を煽るのではなく、いったん2009年前半のインターネットの広大な平野に広がっている世界を総括し、そこから判断材料となる書籍を提供できればいいと考えた』

 で、その本の構成はおおよそこんな形。

『■プロ、企業にとってネットは自由な場ではない
■自由な場であるのは、カネ稼いでいない人だけ
■何をやってもどうせ嫌われるので、コメント欄は「もう見ない」が良い対応
■企業は炎上恐れ過ぎ。最大の対策は「上司に報告するな」
■実家に帰ると面白いほどにネットで起こっていることを知らない。やっぱり周辺のネッ トを使って仕事をしている人たちのみのオタクの世界なのでは? 企業のネット関連担当者はネットこそすべて、と思いがちだけどね……。
■サエコが嫌われる理由──ダルビッシュを夫にしたから。「あんたごときがキッ!」と いうことだろう。これも単なるやっかみ。
■本当にみんな、リンチしたい相手がほしいだけ
■オレたちの方向転換──ネットでスキャンダルはウケない、やってはいけない、ということである。オレたちは一抜けする
■事実を書いているからOKだろう、ということではなく、書いたことでもうアウト、というリスクがネットは非常に高い。ということは、もはやムリ。
■企業サイトはつまらない(あしたのハーモニー……WEBを見せるためのTVCMはナンセンス)。サイトアクセス人数54万人ってそんなに多くないのでは?
■一つ一つのことばに気を遣わなくてはいけない(お通しについて書くにしても、「居酒屋業界の暗部」などと書くのはムリ)。
■比喩は使わない方がいい。なぜか、そこが『叩き』の元になる』

 まあ、要は「炎上」なんてことは恐れずに、好きなことを書けばいいのであるが、自分が芸能人でもないのに「炎上」を恐れるブロガーが多いことを嗤っちゃうんですね。

 もうイケダハヤト氏なんかは、最近は高知に引っ越して、「まだ東京で消耗してるの」なんて、もう初めから「炎上」を期待しているようなブログを書き散らしている。まあ、この人の場合は「炎上マーケティング」を意識的にやっている人だから、それでいいけれども、でもそれでイケダハヤト氏の生活が厳しくなっているかというと、全然そうじゃなくて、むしろ豊かになっているんだよね。

 まあ、企業のWebなんかで「炎上」を怖がるのは分からないでもないが、それは外部要因じゃなくて、「炎上しちゃうと社内で突き上げを食っちゃう」っていう内部要因でしょ。なので、そんなものを無視しちゃえば「炎上上等」ってなってしまって、無視してもいいような状況になってしまうってことなんですね。

『ウェブはバカと暇人のもの』を読んだ頃には、私もまだサラリーマン・ブロガーだったから、多少は「炎上」を怖がっていた時期はあったんだが、今から考えてみると、なんてバカなものにこだわっていたんだろうという気にもなる。

 所詮『ウェブはバカと暇人のもの』だと考えちゃえば、そんなウェブで大騒ぎするような連中は、結局、ウェブの中だけでしか物が言えないダメな連中なんだってことがわかってくるんですけれどもね。

『ウェブでメシを食うということ』(中川淳一郎著/毎日新聞出版/2016年6月30日刊)

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