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2016年8月11日 (木)

『早慶MARCH』って、実はそんなに差がないんだけれどもね

<お知らせです>

 楽しいドキュメンタリー映画『厨房男子』が9月10日(土)10時から、名古屋市東区のウィルホールで開催される「あいち国際映画祭」で上映されることが決まったそうだ。当然、高野史枝監督の舞台挨拶もあります。

<本文でございます>

 著者の小林哲夫氏は今や「週刊朝日」の名物になっている「東大・京大合格者高校別ランキング」の編集者である。

 勿論、『高校紛争 1969―1970 「闘争」の歴史と証言』という本も書いていることは知っているし、以前、このブログでも書いたことはある。

 まあ、そこはそれとして、取り敢えず私が出た中央大学からの目を通して、本書を語っていこうか。

March 『早慶MARCH 大学ブランド大激変』(小林哲夫著/朝日新書/2016年7月31日刊)

 テーマは六つ

第1章 早慶MARCHの最新情報
 1 入試(志願者、受験倍率)
 2 学費(初年度納付金)
 3 入試難易度
 4 就職実績

第2章 早慶MARCHの教育、研究、施設を検証する
 1 学部、学科構成
 2 教育の特徴、教育環境
 3 入学者
 4 ロケーション
 5 研究水準
 6 グローバル化
 7 理工系学部
 8 学生支援、福利厚生
 9 学生食堂

第3章 早慶MARCHの学生の生態学
 1 早慶MARCHの学生気質
 2 女子学生のおしゃれ度
 3 スポーツが強い

第4章 早慶MARCHの教育の群像
 1 学術賞、文化賞を受賞した俊英たち
 2 ベストセラー作家、タレント教授

第5章 早慶MARCHの卒業後の進路
 1 早慶MARCH、大学別の取り組み
 2 進路①――公務員
 3 進路②――司法試験、公認会計士試験
 4 進路③――業種別、人気企業別

第6章 早慶MARCHの出身者の活躍を知る
 1 政治家編――慶應2世3世議員の面々
 2 社長編――女性社長で青学、立教が健闘
 3 文化編――校風が出る作家、タレント

 という内容なんだが、まあ、でも早慶はそれぞれ特徴はあるんだろうけれども、それ以外のMRACH(明治、立教、青学、中央、法政)はほとんど差はないだろう。唯一、都心部にキャンパスがない(というか駿河台キャンパスを捨てて八王子に移転した。とは言うものの、法学部だけは再び都心に回帰しますがね)中央だけが少し変かなという感じのものだろう。

『もっとも大規模な移転は、1978年の中央大である。文系学部がまるごと多摩に引っ越してしまう。これによって、中央大の看板学部、法学部は大きく影響を受けた。それまで司法試験合格者で東大とトップを競っていたのが、早慶に抜かれてしまう。中央大の経営者は、優秀な法曹志望者が都心の大学を選んだからではないか、と分析する』

『中央大は多摩移転で司法試験実績が落ちたが、都心にできた法科大学院で盛り返している。法学部も法曹養成意識がかなり強い。法学部の都心回帰(2022年予定)で早慶を凌駕する心積もりがみてとれる。だからといって、法学部の難易度が司法試験実績に左右されるというものではない』

『2022年までに法学部の新キャンパスを文京区・後楽園駅近くに作る。いまの中学1年生(13歳)が大学受験を迎える年だ。これは、司法試験合格実績を高めるためである(3 進路②──司法試験、公認会計士試験参照)。法学部都心回帰1期生が法科大学院に進み司法試験を受けるまでは、いまから最短で12年かかる(移転まで6年+法学部4年+法科大学院2年)。2028年に結果は出るが、そのころ、MARCHという言葉が残っているかは定かでない』

『MARCHのなかでも地方出身者がもっとも多く、多様性に富んでいる。公務員試験、司法試験、公認会計士試験に対する取り組み、まじめさ、結束性の固さは他校の追随を許さない。キャンパスが都心から離れているゆえ、余計なことは考えなくて目標に集中できるからだろう。したがって、自己顕示欲、スマート、チャラさ、そこそこ、イケイケ感というような他校が評されるイメージはない。強いて言えば、無難で手堅いというところだろうか』

『中央大は早慶MARCHのなかでもっとも全国から多くの学生を集めている。それだけ、Uターンして全国各地に就職する学生が多い。また、Iターン組もいる。2016年の地域別就職者数は、北海道・東北91人、東海180人、甲信越96人、近畿343人、四国30人、中国42人、九州・沖縄52人』

『多摩キャンパスゆえ、都心にある企業の会社訪問、面接を数多くこなすのはむずかしい。そう感じる学生もいる。だが、多くは気にならないようだ。都心に集中する企業をいくつも受けるより、地方に足を運べばいいではないか、という考え方だ。これは地方出身者が多い大学の特徴といえるだろうか』

 というか、要はまあ地味なんですね。ところがこの「地味ぶり」っていうのは、実は駿河台にキャンパスがあった時代から、多分MARCH(私の頃はそんな呼び名もなかったけれどもね)の中では一番地味な大学なんではなかったかしら。

 そんな地味な大学が多摩丘陵の奥に引っ込んじゃったんだから、ますます地味になってしまったというのが実情じゃないだろうか。地方から出てきた学生が「自分の故郷の中心街よりもっと田舎」っていう位のものですからね。

 で、もともと地方出身者が多かった中央なんだが、ますます地方出身者が増えちゃったというのが実情じゃないだろうか。

 まあ、ここは法学部の都心回帰というものに期待して、いやいやそれ以外の学部も結構頑張ってますよ、ということだけは言っておこう。

 ただし、マスコミに行きたいんだったらあまりオススメはできませんな。

 でも、相賀昌宏・小学館社長が中央大学出身者だったとは知りませなんだ。成蹊大学卒、中央大学大学院文学系卒らしい。いやいや、ご立派。慶應だとばっかり思っていた。K談社と同じで。

『早慶MARCH 大学ブランド大激変』(小林哲夫著/朝日新書/2016年7月31日刊)

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