フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« アジア文化会館とアジア学生文化協会 | トップページ | 東京・オフィスの街、娯楽の街、でも住みどころ »

2016年7月22日 (金)

『偽りの保守・安倍晋三の正体』って「保守」じゃないでしょ、単なるネトウヨ・レベルのタカ派

佐高 岸井は保守本流の政治記者だよね。毎日新聞の政治部長、論説委員長を経て、主筆。私のようにずっと体制に嚙みついてきたわけではないし、思想的にも左派ではない。

岸井 これは改めて論じたいんだが、保守本流とは何か、自民党主流とは何かを、私は知っているつもりだ。だから逆に、保守傍流から見ると「なんだあの野郎は」というのがあるかもしれない。

佐高 安倍は傍流なんだよ。
岸井 ああ、傍流も傍流だ。
佐高 それが主流に躍り出て、ドヤ顔で独裁政治をやっている。安倍にとってみれば、自民党主流の歴史を知り尽くしている岸井の存在は目障りなんだろう』

 うん、それは分かるんだがこの岸井氏と佐高氏って、同じ慶應大学で同級生だったってのは初めて知った。保守派の岸井氏と、左翼の佐高氏がねえ。う~ん、その方が問題か? っていうかどんなゼミだったのかねえ。まあ、戦後民主主義を体現化していたゼミだった、っていうことで理解したってことにしよう。

 まあ、そういう自由な言論が民主主義を正しく進めるんだからね。

Photo 『偽りの保守・安倍晋三の正体』(岸井成格・佐高信著/講談社+α新書/2016年7月1日刊)

 安倍晋三氏は岸信介の孫を自称しているようだが、安倍家の流れは、実は違うのだ。

岸井 安倍はそういう生まれ育ちではないのに、菅に近似する怨念を持っている。安倍の場合は複雑に入り組んだコンプレックスだな。私は安倍のおやじさんの晋太郎には非常に可愛がってもらって、ある意味で逆指名的に私が彼を担当しているようなところがあったんだ。

岸井 晋太郎は晋三に、「晋三、私は岸の娘婿じゃないからな。間違うなよ。私は安倍寛の息子だからな。反戦平和だからな」と言ったそうだ。

岸井 晋太郎は保守傍流の中でも独特の立場だと言える。父親の安倍寛は日中戦争時に近衛声明(近衛文麿首相が対中政策の方針として三次にわたり発表。第一次声明では「国民政府を対手とせず」と述べ、蔣介石政府との交渉打ち切りを表明し、戦争終結の途を閉ざした)に反対している。第二次世界大戦中の翼賛選挙でも東條英機を批判して、非翼賛で立って当選した。議員時代は毎日、憲兵がついていたという。安倍家の流れはそちらのほうであって、岸信介の右翼的な国家主義ではない。そう晋太郎は息子に言っていた。しかし若き晋三は、「父と祖父と、どちらを信じたらいいんだろう」と思い続けただろうな

岸井 晋太郎が急死せずに総理になっていれば、晋三は秘書官になっていただろう。そうなれば晋三の政治的志向も多少違っていたかもしれない』

 ということなのだ。

 う~ん、とすると妻の安倍明恵さんが、むしろ安倍寛氏の方の流れになっちゃうのかなあ。まあ、他人の夫婦なんてどうでもいいけど。

 以前の自民党は右は安倍晋三氏みたいなウルトラ右翼タカ派から、保守本流、保守リベラルから共産党よりも左翼みたいな人たちまで存在して、その辺のかじ取りを保守本流から保守リベラルの人たちが中心になって「清濁併せ呑む(まあ、それが問題だって言えば問題なんですがね)」形でバランスをとり、力のない野党(社会党)に代わって党内で(実質的な)政権交代を行っていた、っていうのがいわゆる五五年体制ってわけなんだけれどもね。

 五五年体制が崩れてしまって、その辺のバランスが今は無くなってしまっている。五五年体制を崩した民主党が早々と倒れてしまった後は、本来は安倍晋三氏みたいな国家主義ウルトラ右翼は本来は自民党保守傍流だったはずのものが、いつしか保守本流を名乗ってしまって、それが「日本の常識」ですってな感じで考えられてしまっているってことが問題なんだ。

 う~ん、やっぱり民主党の責任も重いんだなあ。

 で、その典型が今年7月11日に自民党都連が出した「都知事選挙における党紀の保持について」っていう文書なんだけれども、その中に『3、各級議員(親族等含む)が、非推薦の候補を応援した場合は、党則並びに都連規約、賞罰規定に基づき、除名等の処分の対象となります』っていう表記なんだ。

 自民党の党員がこうした党議拘束を受けるのは問題ないけれども、「親族等を含む」ってことは、自民党党員の親族、それはつまり自民党とは関係のない一般国民までもが「思想・信条の自由」という日本国民なら誰しもが持っているはずの権利を奪われてしまい、「自民党に従え」って国民に強制している訳でしょ。

 これについては自民党都連会長の石原伸晃氏の弟の石原良純氏がテレビで「これはおかしいでしょ」って発言をしちゃったもんだから、これからの展開が面白くなりそうだ。じゃあ、石原伸晃氏は自ら決めた党議に基づいて、自らを自民党から除名するんでしょうか。

「ハラを切れよな、石原伸晃」

 とまあ、それくらい周囲が見えなくなってきているのが、今の自民党なのであります。ま、でもこの言葉は本来は自民党内部から出てこないといけないんだけれどもね。でも、ねえ、それを言い出す奴なんか今の自民党の中にいるんだろうか。

 それくらい自民党は劣化しているってことなんだけれども、同時にそれはそれを叩けない民進党なんかも劣化しているってことなんだよなあ。

岸井 今の自民党の政治家は常軌を逸している。私は「政治的公平から逸脱したメディアに対しては、電波停止命令もあり得る」と言った高市早苗に対して辞任要求するつもりだ。あれは異常すぎるほどに異常だよ。たしかに官邸が報道番組をすべてチェックしているとは聞いていたが、あそこまで無法な暴論が出てくるとはまったく驚きだ』

『外国のメディアは安倍政権のみならず、こうした暴挙を許している日本のメディアにも厳しく、それは諸外国からの日本の国民への不信感にもつながりかねない様相だ』

『「国境なき記者団」は、今年の日本における「報道の自由度」を世界で第七十二位にまで低下させた。ほぼ発展途上の独裁国家なみの扱いである。国連の人権理事会の調査団も、私への攻撃に使われた放送法四条の「公平・公正な報道」は、本来は報道する側の自主的な倫理規範であるということを承知のうえで、「国家権力の介入の口実に使われるようであれば、削除・廃棄すべきだ」と勧告するほどだった』

 う~ん、いつの間にか日本は北朝鮮や中国みたいな全体主義国家になってしまったんだろうか。

『偽りの保守・安倍晋三の正体』(岸井成格・佐高信著/講談社+α新書/2016年7月1日刊)

« アジア文化会館とアジア学生文化協会 | トップページ | 東京・オフィスの街、娯楽の街、でも住みどころ »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/63947050

この記事へのトラックバック一覧です: 『偽りの保守・安倍晋三の正体』って「保守」じゃないでしょ、単なるネトウヨ・レベルのタカ派:

« アジア文化会館とアジア学生文化協会 | トップページ | 東京・オフィスの街、娯楽の街、でも住みどころ »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?