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2016年6月17日 (金)

『家族無計画』って、そういうことか

 ま、舛添氏の問題はメディアによる「バッシング」としか思えない面もあるけれども。別に新しい疑惑が出てきたわけでもないのに、何で、同じ問題ばかりで攻められなければならないのかということが、前から気にはなっていた。まあ、もう辞めちゃったから関係ないか。

 とりあえず、中大青学入替戦は中大2勝で、なんとか首の皮一枚で1部残留が決まって、よかったよかった。これで秋シーズンも神宮で中大戦が見られる。

Photo 『家族無計画』(紫原明子著/朝日出版社/2016年6月10日刊)

 で、そんなこととは何の関係もなく、いきなり「まえがき」から引用。といっても、多少は関係があるんだけれどもね。

『夫と話すのは、何ヶ月ぶりだろう。
 たった一度の呼び出しで電話に出るところが、事態の異常性を物語っている。
「変な噂があるんだけど……まさか出ないよね?」
 単刀直入に尋ねる私に、夫は「ん? うーん、まぁ……」などと煮え切らない返事をする。
「……ちょっと、さすがにだめだって。今回は洒落にならない。悪目立ちするだけで絶対いいことないよ。堀江さんだってそうだったでしょ?」
「うん……そうだよねぇ」
 何となく同調したようなことを言うが、決して明確に否定はしない。これはいよいよまずいと思った。もしかすると、もう決意は固まっているのかもしれない。私の言葉を決断の材料にしているというよりむしろ、私をどう説き伏せようかと思案している態度ではないか。
「とりあえず今夜そっちに行くよ。遅くなるかもしれないけど、そのときにまた話そう」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「……ごめん、遅くなって。さっきまで、選挙対策本部の決起集会だったんだ」
 やはり。知らないうちに、事態はとっくに動き出していたのだ。
 2014年、猪瀬東京都知事の辞任に伴う新たな都知事を決めるための選挙に、彼は出馬しようとしていた。聞けば、既に多くの優秀な人たちが、彼の選挙戦をサポートするべく善意で動き出してくれているという。しかしいくら万全な体制を敷いたところで、家族の同意を得ることは絶対に不可欠だと周囲に諭され、珍しく逃げもせず、こうしてわが家にやって来たというわけだった。』

 そうか、この本は家入一真氏の元夫人だった人が書いた本だったのだ。『家族無計画』というタイトルから、「明るい家族計画」というキャチフレーズを作った岡本理研ゴムのコンドームのことを一瞬想像して、要はそんな家族計画なんかは考えないで生きていくっていう話かと思ったら、そうではなく家入一真氏の離婚した元夫人の、家入氏との出会い、同棲、結婚、二人の子どもが生まれて、離婚に至り、現在を語るエッセイだったんだ。

 まあ、でもなんとなく岡本理研ゴムにも関係する話でもあるような、ないような。

『結局、夫と離婚したのは、別居してから4年後のことだった』

『お互いに冷静になるなかで夫は、子育てを任せきりでごめん、迷惑をかけてごめん、と謝ってきたけれど、一方で、一連の破滅行動については、結局のところ後悔も反省もしていないようだった』

『元通りの日常を取り戻すことができないのなら、いっそのこと、夫が介在しない、まだ見たこともない私の世界を広げようとある時思った。どうせ知らない世界へ飛び込むのなら、いざという時に自分で、自分と家族とを助けられる力をつけたい。そう思って仕事を始めた。すると案外、世の中にはこんな私でも役に立つことがあるのだということがわかってきた』

『もっと自分の力、自分の名前で社会と対峙していきたい。そんな思わぬ欲求も、みるみる膨らんでいった。こんな折に降って湧いた夫の都知事選立候補。無謀すぎるが、彼は彼なりに新たな自分の使命を背負って生きようとしているのだと思った。そこで、「よし、離婚しよう」と決意したのだ』

『行き先を決めず、無計画に出航させた船は今、予想だにしなかった場所に私たち家族を連れてきてくれた。傷付いたこともあったが、一人では到底見ることのできなかったたくさんの景色を見ることができたから、結果としてはまぁ、本当に面白い結婚だったな、と思っている』

 それにしても、離婚した後でも「本当に面白い結婚だったな」と言える。こんなに前向きな人なので、離婚しても充分やっていけるのだろう。

『そうだ、私、ノーパンノーブラだった。

 季節の変わり目のせいか、昨夜はひどい蕁麻疹に悩まされていた。なかなか症状が治まらないので、やむなく原因となりそうなブラジャーとパンツを華麗に脱ぎ捨て、その上から部屋着だけを着て寝たんだった。
「今気付いたんだけど、お母さん、ノーパンノーブラだったわ」
 黙っていたら、万が一不慮の事故でばれた時に本気の性癖と思われるかもしれない。先んじて息子に打ち明ける。
「まじか……」
 後部座席の息子は、手元のスマホに視線を落したまま、さほど驚きもせずに応える』

 なんて話が冒頭のエッセイになっちゃうんだから、読んでる方もちょっとびっくりなんだけれども、それども読ませてしまうあたりは、なかなかの文筆能力だ。

『ところで、この頃インターネット上で知り合ったうちの一人がハンドルネームbouzu氏、後に私の夫となる男である。
 21歳、職業はプログラマー、同じ福岡県在住という彼。メル友募集掲示板を経由して送られてきた第一報には「芸術の話をしましょう」と書かれていた』

 ウーム、「芸術の話をしましょう」なんて奴には要注意なんだけれども、それでも高校生あたりの女の子にそれを言っても無駄なのかな。

『bouzu氏の経歴は驚くほどたくさんの失敗と挫折に満ちていた。
 中学でふとしたことからいじめに遭って不登校に。その後再起を図り県立高校に進学するもうまくいかず中退。対人恐怖症となり数年間押し入れを改造した自室に引きこもるが、母親の気長な説得で新聞奨学生となり社会復帰。朝夕の新聞配達をこなしながら美大受験の予備校に通い画家を目指すも、ある時、父親の起こしたトラック事故を発端に実家の借金問題が露呈し、進学を断念。デザイン事務所に就職したが嫌な上司に耐えかねて逃亡、システム開発会社に再就職して今にいたる、と』

 という家入氏の若い時の話は、まあ、よく知っている。で、その家入氏がレンタルサーバー会社を立ち上げ大成功し、東京に出てきてIT長者となり、ついでにIT破産をし、再度ITやらなんやらの事業を成功させて、その結果、お金の問題で猪瀬知事が辞めた東京都の知事選に出て、落選するまでの話は有名だ。

 私も舛添氏よりはいいんじゃないかと、家入泡沫候補に一票を投じたんだけれども、当然泡沫は泡沫なんで落選するわけですね。

 で、今度はどうなんだろう。舛添氏がやはりお金の問題で都知事を辞めた後の都知事選であります。また出馬して欲しいな。そしたらまた清き一票を投じますよ。

『家族無計画』(紫原明子著/朝日出版社/2016年6月10日刊)

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