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2016年4月 9日 (土)

『その土地を買ってはいけない』で実に参考になる「地盤カルテ」

 地盤ネット株式会社という社名とか「地盤カルテ」って言う言葉を知ったのが、実は今年の3月31日ということで、即、この本を買ったのだった。

Photo 『その土地を買ってはいけない せっかくのマイホームを"災害物件"にしないために』(山本強著/幻冬舎ゲーテビジネス新書/2016年2月刊)

「地盤カルテ」っていうのは、地盤ネット株式会社のサイトにある「個人のお客様」というコーナーに行くと、自分が調べたい住所を書き込む欄があるので、そこに例えば今自分が住んでいる所の住所なんかを書き込むと、少しして自分あてにメールが来て、「地盤カルテ」が送られて来る。

 例えば、今私が住んでいる「東京都文京区本駒込6-14-8」を入れると、下のような「地盤カルテ 地盤ネット簡易レポート」が送られて来る。

Photo_2

 これは「改良工事率」、「浸水リスク」、「地震による揺れやすさ」、「土砂災害危険リスク」、「液状化リスク」の5項目について、それぞれ5段階評価でリスクの目安が書かれたもの。

『A.改良工事率   対象地より3㎞圏内で当社の地盤調査解析による地盤改良工事の発生率を5段階評価したもの。
B.浸水リスク   洪水・氾濫の起きやすさの目安。台地や丘陵ではリスクが低く、低地や埋立地で高くなる傾向にある。
C.地震による揺れやすさ   地震の際に揺れやすいかどうかの目安。山地・丘陵などの硬い地盤は揺れにくく、低地・盛土地などの緩い地盤は揺れやすい傾向にある。
D.土砂災害危険リスク   地すべり、土砂崩れ、土石流などの起こりやすさの目安。
E.液状化リスク   地震の際に液状化が発生しやすいかどうかの目安。緩い砂地盤で発生しやすいことから、低地や埋立地で高くなる傾向にある』

 わが家の住所からみると「改良工事率」は3なので平均的。まあ、古い土地(約7万年前~1万8000年前に形成された段丘層)で安定しているので、それほど土地改良工事は行われていないというもの。「浸水リスク」と「揺れやすさ」については、平均以下。「土砂災害リスク」「液状化リスク」については殆ど考えなくてもよい、というレベル。総合的な「SAFETY SCORE」は80点/100点ということ。いずれにせよ、中心部の「RISKY」に入っている項目はないので、安心して生活ができるってこと。まあ、この地域は武蔵野台地(本郷台地)上にあり、古くから安定した土地だ。

 著者の山本氏が住んでいる新宿区のある場所は

『縄文時代の貝塚があった数千年前からの高台で、江戸時代には武家屋敷が建っていた、400年もの昔から宅地として使われていた場所である。「地盤カルテ」で調べたところ、80点というスコアであった。
 さらに、貝塚がつくられる地域は、関東平野の低地に海が広がっていた縄文時代の温暖期から台地上にあり、安全な居住地であった場所が多い。また、天皇皇后両陛下のお住まいである皇居・吹上御所の標高と同程度かそれ以上の平坦な台地上であれば、都内では災害リスクが低い傾向がある。こうしたことも判断材料とした』

 ということで、そんな山本氏が選んだ場所とも共通性が多いところだ。

『川や湖、沼など水辺を示す漢字(浜、浦、津、瀬など)、さんずいの漢字(波、清、洗、浅など)、低地を示す漢字(谷、沢、窪、溝など)、水辺に生息する植物や動物の漢字(稲、荻、鴨、鷺、鶴など)のついた地名は川や池に近く、基本的に標高が低い』

 ということは知っていたが、近年、そんな地名を「○○が丘」や「○○台」という風に変えてしまっているケースが見られるそうだ。

『昔の人は危険を予見できるように「谷」や「波」といった地名を残していたのに、近年になって新しい地名がつけられているケースがあるからだ』

『昔からの地名を変え、新しくイメージの良い地名にすることは、災害発生時に予測を上回る被害をもたらす可能性があり、それは一種の人災ともいえるのではないだろうか。
 現在の地名だけで安心するのではなく、過去の地名を調べてみたり、やはり地盤リスクに関する各種情報にあたってみることが大事だ』

 って面倒くさい世の中にはなってきているけれども、そんな意味では「地盤カルテ」はなかなか使い勝手のよいサービスではある。

『その土地を買ってはいけない せっかくのマイホームを"災害物件"にしないために』(山本強著/幻冬舎ゲーテビジネス新書/2016年2月刊)

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