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2016年3月21日 (月)

「ムダ堀」って……、何だ?

 昨日に引き続き「玉川上水」ネタです。

 府中市是政にある府中の森博物館で現在行われてる企画展示『ムダ堀の謎をさぐる』という企画展示(3/31まで)があるっていうのを発見。早速、行ってきた。

『「玉川上水」は、大都市江戸の暮らしを支えた上水道である。羽村から多摩川の水を取水し、武蔵野台地を江戸へと向かう。全長は43km、その完成は江戸時代初期の1653年とされている。
 ところが、この玉川上水は、当初、府中から取水しようと計画して失敗した、という伝承がある。その痕跡とされるのが「ムダ堀」である。
 かつてムダ堀は、地表に帯状に伸びる窪地として確認できたらしい。しかし、今は宅地の中に埋もれ、痕跡は見えない。伝承すら、なかば忘れ去られていた。
 そのムダ堀が、思いもかけず、再び眼前に現れたのは1996年のこと。京王線東府中駅南方の発掘で掘り出されたのである。以来、点々と発掘されている。
 だが、伝承には疑問や反論がつきものである。真相はいかに?
 その当否を決定することはまだまだ難しいのだが、発掘で得られた知見と、古地図や絵図、古文書からムダ堀研究の現段階を紹介しよう』

 というのが、この企画展の主旨。

 しかし、失敗に終わった堀なので「ムダ堀」って言ってもなあ、なんか寂しいですね。

Dsc_00302発掘時の写真

Dsc_00312古地図と合わせたムダ堀の場所

Dsc_00322現代の地図と合わせたムダ堀の場所

 う~ん、要は昔玉川上水が計画された時、現在の羽村じゃなくて府中から取水しようという計画があったようで、そのための堀が掘られたっていうことなんですね。

 本当にそうだったんだろうか?

 だって、府中あたりの多摩川から取水したって、そこから江戸の中心部、駒込や神田には水を流せなかったんじゃないか。府中の標高は分からないが、そこから国分寺崖線の上に水を上げるのは当時の「上から下へ」という水利事業ではありえなかっただろうし、そうでなければ江戸城にまで水を流すことはできなかった筈だ。羽村という標高があったから、江戸の低地まで水を流せたんじゃないだろうか。

 ということなので、この「府中のムダ堀」って、未だになんのための堀のかはわかっていないようだ。

 まあ、府中はその名も示す通り、元々は武蔵国の中心として鎮座していたところだ。江戸が中心になるずっと前のこと。大國魂神社なんかも府中にあるしね。国分寺なんかもすぐ傍にあるし。

 まあ、そんな意味では「府中のムダ堀」の意味は今でも分かっていないんだけれども、それは玉川上水じゃなくて、「大國魂神社や府中国府の為の空堀(か、あるいは多摩川の水を引き入れた堀)かもしれない」とも思えるんだけれどもなあ。その方が当たり前に思えるんですよ。

 ということで、「府中のムダ堀」テーマはおしまい。まあ、基本的にはよく分かっていない、ってことでね。

 ここで、府中の森博物館はおしまい。

 ただし、この博物館。館内見学ではなくて、外にもいろいろあるんですね。ただし、外も入場料は必要。

Dsc_00442旧府中町役場とか

Dsc_00482昔の郵便局とか
Dsc_00572薬屋さんとか

Dsc_00502 こんなぐるぐる下りて行く井戸(「まいまいず井戸」という)とか

 まあ、取り敢えずはいろいろな民俗遺産が見られる場所ではあります。

 どうですか? 原田さん。近いし、一度は行ってみればどうでしょうか? お好きな深大寺植物園からも近いし。

NIKON Df AF Nikkor 24-85 f/2.8-4 D @Koremasa Fuchu (c)tsunoken

府中の森博物館のサイトはコチラ

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