フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« 『僕の小規模なコラム集』って漫画じゃなかったのね | トップページ | 皇居・乾門通り・超ショートトリップ »

2016年3月29日 (火)

『なんでも英語で言えちゃう本』で大事なのは、むしろ日本語?

 日経新聞に載っていた広告で興味を持った本なんだが、要は英語力と単語力は関係ない、むしろ大事なのは自分が知っている単語だけで「言いたいことを、言いかえる」ってことなんだなあ。

『たとえば、「そんなの常識だよ」というフレーズを。英語でどう表現しますか?』

 という質問。

 そんなの"I'ts a common sense."じゃないの? と思ったんだけど、"Everybody knows it."と言っても通じるってこと。まあ、そりゃ確かにそうなんだけれども、別に自分が知っている単語は使ってもいいんでしょ?

Photo 『なんでも英語で言えちゃう本』(青木ゆか著/日経新聞出版社/2016年1月15日刊)

「第1章 だからあなたは話せない」では「第1節 話せない人は、こんな人」というテーマで、『「正解」至上主義』『TOEIC勉強オタク』『辞書がないとダメな人』なんだそうだ。

『「正解」至上主義』者は

『正解じゃなきゃいけない」
「完璧に正しい英語をしっかり組み立てるまで、相手に伝えてはいけない」』

 と考える人らしい。まあ、そりゃ確かに、要は自分の意思を相手に伝えるための目的である英語だったら、別に「完璧な英語」である必要はないわけで、というか、そんなことをしていたら日本人は永久に英語を喋れないだろうな。

『TOEICオタク』は

『TOEICでどんなに高い点数を取っても、「自分の伝えたいことを伝える練習」をしなくては、なかなかスピーキングは上達しません』

 ってこと。TOEIC自体を私は知らないので、TOEIC850点がどんなものかは知らないが、
『TOEICの点数を、ある程度までの目安にすることはとても有意義だと思います。
 ただ、それを「ゴール」にしないほうが、うまくいくこともある』という説明はなるほどとは思いますね。

『辞書がないとダメな人』は

『話の流れと、聞き手そっちのけで辞書にかぶりつき。単語を見つけたころには、何の話をしていたすら忘れてしまいます。
 これは電子辞書でも同じ。コミュニケーションを完全に分断して、正しい単語を使うことだけに固執する。これでは当然、会話は成立しません』

 う~ん、でも脇に辞書を置いておくってことはやってもいいんじゃない? 勿論、大事なことは会話を途切れさせないってことなんだけれども、脇に辞書があれば、なんか安心できるじゃないですか。

「第3章 英会話は"3語"でできる』では英会話における3語とは『主語(S)+動詞(V)+それ以外』の3語らしい。つまり「第一文型 S+V」「第二文型 S+V+C」「第三文型 S+V+O」「第四文型 S+V+O+O」「第五文型 S+V+O+C」を、ごく単純に『主語(S)+動詞(V)+それ以外』として、O(目的語)もC(補語)もぜんぶひっくるめて「それ以外」と考えてしまうとラクになるっていうことなんだなあ。

 で、この『主語(S)+動詞(V)+それ以外』を実行するためには

『それは、「8割捨てる」ということです。
 この考え方が根底にあると、あらゆることの習得がとても早くなります』

 つまり、肝心なのは2割のこと。

『英語を話すとき、この考え方を採用してみましょう。
 つまり、2割の「コア」の部分は何か? と常に自問自答し、そこを表現することに集中する。そして捨ててしまった8割は「ニュアンス」にすぎないとして割り切ってしまいましょう、という考え方です。
 この考え方を持っていると、「言いたいこと」を英語に変換するのが劇的に簡単になります。
 どんなときも、英語に変換しようとして固まってしまうのは、「細部まで英語にしよう」と固執してしまうことが原因』

 ということらしい。

 で、「第5章 実践なんでも英語で言っちゃおう」では、そんな『主語(S)+動詞(V)+それ以外』の2割の「コア英語」で「言ってみよう」の文例が20例とその言い換えを含めて80例の英語の文章が載っている。

『日焼けしたね~!/お盆だから激混みだよ。/ちゃんとしろよ!/ベテランですね/役目を終えた。/質問があれば、遠慮なくお願いします。/弊社は品揃えが豊富なことが特徴です。/代理店を通さず、別ルートで商品を卸せますか?/新しい社員を雇用する。/返金されます。/週末は予約が空いていない。/競争は激しくなる/新しい事業連合が始まります。/電話をおつなぎします。/彼、今週は都合が悪いのです。/この曲、懐かしい。/同窓会に行った。/デザートは別腹です。/これ、日持ちしますか?/寝台特急に乗りたいのですが。』

 この言い方の20例と、言い換えの言い方を含めて80例の文章が載っているんだが、実はそれらの文例の凄いところは、そのすべてが「中学生英語」で書かれていること。

 要は、普通にアメリカ人あたりと話をするんであれば、中学生の時に覚えた英語の単語と文法だけでできるっていうことなんだ。

 確かに、別に英語で文学的な文章を書くわけではないし、あるいは学術的な文章を書くわけではない、我々一般人の「(例えば)アメリカ人に対して自分のやりたいことや、考えを伝えるだけ」の英語であるならば、中学生の時に覚えた単語と文法で充分伝わる英語が喋れるってことなんだなあ。

 まあ、そりゃあそうでしょうね。アメリカ人だって知的な階級に属する人であればあるほど、よその国の人が英語を喋るってことに対する尊敬の念はある。むしろ、知的な階級じゃない人ほど「世界中の人間は英語(アメリカ語)を喋っている」と考えるような人だ。まあ、多分我々が出会うアメリカ人は、海外人慣れしているひとか知的階級の人なので、そこは安心して「日本語の英語」を喋っていればいいってこと。

 つまり、我々は自分が知っている範囲の言葉を上手く使って、というか「言い換えのテクニック」を如何に上手く使うかということを、自家薬籠中のものとして使うかということが大事なんだなあ。

 ってことは、英語よりも大事なのは日本語の言い換え技術ってこと?

 なるほどなあ。

『なんでも英語で言えちゃう本』(青木ゆか著/日経新聞出版社/2016年1月15日刊)Kindle版は出ていない。こういう本こそKindle版で欲しいんだけれどもなあ。

« 『僕の小規模なコラム集』って漫画じゃなかったのね | トップページ | 皇居・乾門通り・超ショートトリップ »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/63407701

この記事へのトラックバック一覧です: 『なんでも英語で言えちゃう本』で大事なのは、むしろ日本語?:

« 『僕の小規模なコラム集』って漫画じゃなかったのね | トップページ | 皇居・乾門通り・超ショートトリップ »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?