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2016年2月29日 (月)

『ソニーをダメにした「普通」という病』を読んで、やっぱりねってことですかね

「「出る杭の杜」っていう出版社は聞いたことがなかった。ということは自ら「出る杭」ということをキーワードにしている、著者の横田氏自身の会社、っていうか自費出版なのかなあ。

Photo 『ソニーをダメにした「普通」という病』(横田宏信著/出る杭の杜/2016年2月1日刊)

 横田氏ってどういう人なのかって言えば……。

『1958年 埼玉県川口市生まれ、久喜市育ち。 実家は川口のネジ工場。

 慶應義塾大学経済学部卒業後、ソニー株式会社に勤務。 「出る杭」歓迎であった成長期のソニーの中でもひときわ「出る杭」ぶりを発揮、 英国ソニー赴任期間中には、多国籍有志連合を結成して自らの企画を勝手に推進、 世界に先駆けて、ソニーでも初の本格SCM(Supply Chain Management)革新を 成功させた。

 ソニー退職直後の起業に失敗するも、その後は、外資系大手のIT会社やコンサル ティング会社の要職を歴任。
 Big-5と呼ばれた世界5大会計事務所系コンサルティング会社の内、PwCコンサル ティング(現IBM)ではシニアディレクター、CGE&Y(現、NTTデータ系のクニエ) では、コンサルタントとしての最高職位であるヴァイスプレジデントに就任。
 NHKの特番で取り上げられた成功プロジェクトの実績も持つ。

 2004年に独立。企業やコンサルティング会社、学術機関へのコンサルティング活動に加え、 講演活動も活発化させる。

 大前研一率いるビジネス・ブレークスルーの番組講師も務める。

 2014年からは、日本の製造業大復活に本気なコンサルティング会社、O2(オーツー) のプリンシパルも務める。』

 う~ん、そうか今はリクルート出身の結構面白そうな人が多いのだが、ソニーからもそんな人が出てくるのかなあ。まあ、両方ともある時期「尖がっている人」が多い会社だったもんなあ。

 まあ、そんな自分の所属していた企業が「尖がって」いた時期に所属していた時代に比較すると、今現在のその企業の「尖がり具合」がなくなってしまったという風に見えて、ある種不甲斐ないという気持ちなのかもしれない。でも、それは企業の成長時代と中庸時代と下降時代っていうものがあって、そこから衰退に行くのか再成長にいくのかは、その時の経営者次第の問題であって、やむを得ない企業の成長・衰退傾向ではあるのだけれどもね。

 まあ、そこがソニー在職経験のある横田氏にとっては「不甲斐ない」とか「歯噛みする」という思いとなって、こうした本を出したのだろう。

『私が入社した頃のソニーの組織は、世間からよく「カオス(混沌)」的な組織だと揶揄されていた。
 直属の管理職の言うことは聞かないくせに他部門の尊敬する管理職の言うことなら聞く奴、逆に、他部門のメンバーをまるで自分の部下であるかのようにコキ使う管理職など、ざらにいた。
 明らかに当事者部門ではない部門の、しかも責任者でもなんでもなく、ただのペーペーの本質的な判断が当事者部門で尊重されることも頻繁にあったから、外部の取引先から見ると、一体どこの誰が物事を決めているのかさっぱり分からないといった局面も多かったに違いない』

『かつて、「ソニー・モルモット論」が巷を騒がせた。先駆的な商品を次々と生み出す小さなソニーは、その模倣品を繰り出しては、結局のところ体力差で市場を奪ってしまう大きな会社に貢献する存在、との論である。同業大手にとって、結果論的に、ソニーは小さなモルモット、というわけだ』

『ソニーは、世界の実験台であったのだ。
 そしてそのことが、世界中の先駆的なノウハウや技術にどこよりも早く触れる機会を、どこよりも多くソニーにもたらし、商品の差別化を大いに助け、ソニーの経済的な成長を側面から支えてきた』

「AIBOやQRIOの家庭用ロボット事業は、その先駆性において、ソニーが「大きなモルモット」であることを示し得るものである』

『おそらくロボットは、技術的にハードとソフトの融合物の頂点に立つものだ。今後、あらゆるハードは、ソフトとの融合を進めて、どんどん「ロボット化」していく。  そして、ソニーのAIBOやQRIOは、その先駆けとしての存在感を充分に持つものであった』

 が、そのソニーが今や『ソニーの連結子会社は、900社を超える。一時は1,000社を超えていた。2006年3月期においても、日本企業として最多である。
 参考までに、世界最大の自動車メーカーの座が目前のトヨタで約500社、多種多様な事業を営む総合商社で最多の住友商事でも約600社だ』という大企業になってしまったんだなあ。となれば当然、そこには一種の「大企業病」とでもいうような「高学歴社会」とか「前例踏査主義」とか、といった企業の高度成長を阻む問題が必ず起きてくる。これは、ソニーよりもっと大きいパナソニックなんかでも大きな問題になっていることなのだ。

 今、パナソニックではそんな問題を何とか解消しようとして一生懸命になっているところのようだ。

 今現在のソニーに対して、著者は……、

『現経営陣の下、カンパニー制が廃されて事業本部制に戻り、株主を強く意識した経営指標であるEVAは捨てられた。そこには、現経営陣の、本社機構の資本家モードからの脱却指向が読み取れる』

 と期待している。

 まあ、私は別に(今になってしまっては)それほどソニーに期待している訳ではないが、でもあのウォークマンを出した頃のソニーには戻って欲しいとは考えている。

 だってさあ、あれだけ「画質はβマックス」って言われて、その当時は私もソニー派だったんでβマックスのビデオデッキを買ったのに、なんでVHSに負けちゃうのよ、っていう口惜しさがあったんだからね。

 まあ、ウチのカミさんに言わせれば、「アナタはβマックスとアップルで2連敗ね」ってなところですけれどもね。

 う~ん、なんとか挽回してくださいよソニーさん。

『ソニーをダメにした「普通」という病』(横田宏信著/出る杭の杜/2016年2月1日刊)

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