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2015年12月12日 (土)

『23区格差』ってそういうことだったんだなあ

「東京の一人勝ち」という状況は最早当たり前である訳だが、当然そんな東京の中でも格差はある訳で、しかし、そんな格差を如何にして縮めるか、逆転するかといった競争がある訳で、そんな激しい競争を行っているからこそ、またまた「東京の一人勝ち」が進行していくんだなあ。

23 『23区格差』(池田利道著/中公新書ラクレ/2015年11月10日刊)

『序章 多極化する23区に生まれる「格差」』『第1章 23区常識の「ウソ」』『第2章 ニーズで読み解く23区格差』『第3章 年収・学歴・職業が非凡な区、平凡な区』ときて『第4章 23区の通信簿』『最終章 住んでいい区・よくない区を見極める方法』という構成なんだが、まず初めに『第4章 23区の通信簿』に飛んでしまいます。

 何故って、そのランク付けが意外だったのである。

まず「Aクラス 1、新宿区 2、渋谷区 3、品川区 4、港区 5、世田谷区 6、目黒区」はまあ、分からないではない。次に「Bクラス 7、中野区 8、千代田区 9、中央区 10、練馬区 11、杉並区 12、江戸川区」で、えっ? となる。「Cクラス 13、葛飾区 14、台東区 15、豊島区 16、大田区 17、板橋区」なんでなんで? 「Dクラス 18、墨田区 19、文京区 20、足立区 21、江東区 22、荒川区 23、北区」なんである。

 我が文京区は、まあAクラスは無理でもせめてBクラスには入っていると思ったのに、何でDクラスなんだろう?

『山の手は、江戸時代には大名屋敷をはじめとした高級武家地という、ある種の閉ざされた世界だった。これが明治・大正の時代に、住宅地へと姿を変える。
 その中心は港区と文京区。だから、この両区を取り巻いて走る電車を山手線という。昭和になると、山の手も拡大を始める。主要なベクトルは、下町とは180度異なる南西方向。こうして渋谷区南西部から目黒区、世田谷区、杉並区南部などを中心とした、今日の山の手エリアが形成されて行った』

 というのだから、元祖山の手(多分それは文京区西片エリアと白山、本駒込あたり)が中心の文京区は当然、上位クラスに入ると思っていた。

 ところが、申し訳ないが墨田、足立、江東、荒川、北と同じレベルのDクラス?

 何故なんだろう。

 で、Dクラスの文京区に関する記述。

『東の端は根津・千駄木の谷。これに続くのが本郷の丘。区のほぼ中央に指ヶ谷・千川の谷。後楽園はこの谷の入り口部分にあたるから、地下鉄丸ノ内線が地上に顔を出る。西側には小石川・目白の丘が広がり、南側の神田川沿いは平川の谷となる。丘と谷を結ぶ坂の数は113とも、120を超えるともいわれる。
 丘の上の象徴は大学だ。そもそも文京区の名前自体が「ふみのみやこ」、つまり「学問の府」という意味からつけられている。区内に本部をおく大学は12校にのぼり、千代田区の14校に次いで多い。うち国立大学は、東京大学、東京医科歯科大学、お茶の水女子大学の3校。23区内に本部をおく7校の半数近くが文京区に集まっている。筑波大学の前身である東京教育大学も、かつては文京区に本部をおいていた。
 区内居住者に占める大学生の割合は6.2%。区民の16人に1人が大学生という計算になる。
 この割合はもちろん23区最高で、23区平均(3.1%)の2倍を示す。学生だけでなく研究者も多く、就業者千人に対する研究者の割合は8.7人(23区内平均2.5人)。これまた圧倒的な第1位である。
 昨今、大学発ベンチャーが盛んだが、「本郷ブランド」の名もある医療機器製造業の集積は、大学との関係の中から生まれた産業の代表例といえるだろう。医療用機械器具・医療用品製造業の出荷額は、23区全体の3割近くを文京区が占めている。
 丘の上を象徴するもうひとつの存在はお屋敷だ。白山、西片、本駒込、目白などには、閑静という言葉を通り越した風格あるお屋敷街が広がっている』

 っていう文京区がなんでDクラス? なんか、もう充分Aクラスでしょ。

 まあ、近年数多く見られるマンション建設がその人口増の理由であり、最近人口増があるってのが、多分、Dクラスになったという理由なのかなあ。

 文京区の人口増に寄与したマンションの建設というのは、基本的に幹線道路沿い、不忍通り、白山通り、本郷通り、春日通り沿いに、高さ規制が緩んで中層マンションが出来てきたことによるものだろう。

 ただし、このマンション増はあまり文京区の人口増には寄与していないようだ。つまり、今私が済んでいるマンションも、それまでの平均住民年齢は多分65~75歳だったのが、建替えなって、新しい住民が増えたことによって20歳位は平均年齢は下がってきており、年寄りばっかりがいたマンションに子供たちの声が聞こえるようなマンションになって喜んでいたものが、しかし、そのマンションに引っ越してきた人達の前住居地を聞いてみたら、やはり同じ文京区が多いのだった。

 つまり、文京区の賃貸マンションに住んでいた人たちが、やはり同じ文京区で分譲マンションができたので、そこに移り住んできたという人たちが多いようなのだ。つまり、文京区ってのは、山の手と下町が混在していて結構住みやすい町なので、一度住んでしまうと、あまりその区からは出たくなくなってしまう街。つまり、人口動態的には「新陳代謝のない街」なのかもしれない。その辺がDクラスな区なのかな。まあ、同じDクラスの区に「墨田、足立、江東、荒川、北」という、いわばヤンキー度(ジモティが多い場所)が高い場所があるというのもそれと同じ理由かもしれない。

 っていうことは、本当は文京区っていい街じゃん。

 定住するにはいい街ってことは、逆に言えば「区から出て行ったり、入って来たり」という人が少ないという意味では「新陳代謝のない街」なんだけれども、その「新陳代謝のない街」というものを逆に使えばいい方法もあるかも知れない。もっとも、「新陳代謝のある街」をこれから生き生きとなる街、と捉える人たちにとっては、マイナスなんだよな。で、文京区はDランク。

 じゃあ、Dランクでもいいってこともあるわけですね。

「新陳代謝がない街=人口高齢化が進む街」なんだけれども、だったら、そうした高齢者が住みやすい街というものを目指したらいいのである。

「町中、ジジィやババアがいる街=文京区」ってのも、あるかもしれない。問題、そんな「ジジィやババア」の知恵が活かせる場所があれば一番いいんだけれどもね。

『23区格差』(池田利道著/中公新書ラクレ/2015年11月10日刊)電子版が出るのはちょっと先になりそうだ。

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