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2015年9月22日 (火)

『THE PLATFORM』って、何だ?

「プラットフォーム」とは「その上に乗ってなんかが動いていく」その土台のようなもの。つまり、「アプリケーションソフトウェアにとってのプラットフォームといえば、オペレーティングシステム(OS)の種類や環境などを指す場合が多く、また、OSにとってのプラットフォームといえば、CPUをはじめとするハードウェアのアーキテクチャを指すことが多い。」

 そのプラットフォームに乗っかって、いろいろなものが動いていくということを考えれば、そのプラットフォームを作った企業、個人、組織が全体を動かしていく大本になるということなのだろう。

 で、結局IT企業がそのプラットフォームを提供し、そこに社会が乗っかって行って、世の中を動かしていく様を見て尾原氏は『IT企業はなぜ世界を変えるのか?』というテーマを見つけ出した訳だ。

The_platform 『THE PLATFORM ザ・プラットフォーム IT企業はなぜ世界を変えるのか?』(尾原和啓著/稲葉ほたて構成/PLANETS/2015年6月10日刊)

『本書で位置づけるプラットフォームとは、個人や企業などのプレイヤーが参加することではじめて価値を持ち、また参加者が増えれば増えるほど価値が増幅する、主にIT企業が展開するインターネットサービスを指します。少し専門的に言い換えれば、ある財やサービスの利用者が増加すると、その利便性や効用が増加する「ネットワーク外部性」がはたらくインターネットサービスです』

『なぜ、本書ではIT企業に注目するのでしょうか。理由は大きく分けて二つあります。  第一に、IT以後の世界ではプラットフォームへの参加のしやすさが圧倒的に高まったからです』

『第二に、プラットフォームがビジネスというジャンルを超え、社会や私たちの生活までしみ出し、世界を大きく変える可能性が見えてきたからこそ、今プラットフォームに注目する必要があるのです』

『みなさんは普段の生活で意識されることはほとんどないと思いますが、今までの世界で最大のプラットフォームは「国家」です。このような言い方に違和感を持たれる方もいらっしゃると思いますが、私たちが住む国を一つのプラットフォームととらえれば、たくさんの参加者(国民)がいるからこそ価値を増しているともいえます』

『まずは現代のIT企業を代表するアップル(Apple)、グーグル(Google)、フェイスブック(Facebook)という三つの超国家的プラットフォームを読み解いていきましょう』

『まず、グーグルの共有価値観を紹介しましょう。彼らのミッションは「Organize the worldʼs information and make it universally accessible and useful」です。グーグルジャパンのサイトには「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです」と書かれています』

『アップルのコンセプトビデオから哲学を読み解いていきましょう。 「シンク・ディファレント(Think different)」はあまりにも有名なアップルの広告コピーですが、この言葉は、アップルの創設者である故スティーブ・ジョブズが社を追い出されたものの、のちに復帰し、以降に制作されたアップル・コンピュータのテレビCMなどで使われたものです。そのまま訳せば「ものの見方を変える」ですが、この言葉には「誰かと違う自分だけの考えを持とう。そのための助けをするのがアップルなのだ」という彼らの強い共有価値観が込められています』

「シンク・ディファレント」以降にアップルがたどり着いた哲学。それが「ユア・ヴァース」という言葉に込められているのです。

『フェイスブックのミッションは、人々に共有する力を与え、世界をよりつながれたオープンな場にすること(Facebookʼs mission is to give people the power to share and make the world more open and connected.)』

『私たちはアップル、グーグル、フェイスブックのような超国家的プラットフォームが世界を席巻する姿を目の当たりにしてきました。しかし、こうした若い世代が運営するプラットフォームは、今とはまったく違う新しいものになっていくのかもしれません』

『では、日本型プラットフォームにはどのような特徴があり、その可能性はどこにあるのでしょうか。これを語るために、私自身がビジネスとしても従事してきた「リクルート」 「iモード」「楽天」という三つのプラットフォームの共有価値観を取り上げたいと思います』

『彼らは参加する企業と顧客との間に立ち、取引を円滑に行うことを手助けするため「BtoBtoC」となります。これから紹介するiモードも楽天も基本的には「BtoBtoC」のサービスです』

『ユーザーが増えれば増えるほど、サプライヤーが増え、またユーザーも増え……というように、企業(B)と顧客(C)の両方を同時に相手にする「BtoBtoC」というモデルは、ループすることでより加速します』

『待ち受け画面も絵文字も、世界に先がけて発見された「コミュニケーション消費」という巨大な市場の一つです』

『この「コミュニケーション消費」をおそらく自覚的にプラットフォームへ取り入れているのがスマホのメッセージングアプリ「LINE」です』

『日本は「iモード」の着メロ、着うた、デコメなどの装飾メール、待ち受け、着せ替えなど、コミュニケーションを活性化させるために消費される「コミュニケーション消費」大国です。フェイスブック専用のメッセンジャーアプリ「フェイスブックメッセンジャー」が「LINE」を追いかけるように絵文字機能を追加したこともよく知られています』

 なるほどなあ。つまり、アップル、グーグル、フェイスブックなどが作り上げた超国家的プラットフォームに乗った日本型プラットフォームは「BtoBtoC」というビジネスモデルに乗って、そこに「コミュニケーション消費」という日本型の消費形態が加わると、それは大きな力を持ったビジネスになるっていう訳か。

 じゃあ、そういうビジネスをこれから始めるということは可能なのか? ということなのだが。

 まあ、多分それは不可能じゃないだろう。アメリカで始められたプラットフォーム・ビジネスの日本型展開というのも、結構可能性はありなんだろうなあ。

 問題は、誰がその可能性に気づくかだろう。

『私が小学生だった頃に初めてパソコンが登場して、高校生でパソコン通信、大学生でインターネットに触れるようになりました』

 という尾原氏ならではの考え方だ。

『高校や大学を卒業して就職した会社に定年まで勤めるという固定化された社会から、プラットフォームが提供する多様な選択肢に応じて人々が気軽に仕事を変えることができる、流動化されたなめらかな社会へと変わるのです』

 という社会が当たり前になった時に、次のプラットフォーム企業が突然生まれたりするんだろうなあ。それが日本なのかアメリカなのか、あるいはアジアの国々のどこかなのかは分からないが。

 それは楽しみだなあ。

『THE PLATFORM ザ・プラットフォーム IT企業はなぜ世界を変えるのか?』(尾原和啓著/稲葉ほたて構成/PLANETS/2015年6月10日刊)Kindle版っていうか、電子h版だけの販売のようだ。だんだんこうした書籍が増えてくるんだろうなあ。

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