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2015年8月14日 (金)

『童夢』と川口芝園団地

 大友克洋氏が漫画『童夢』を描いた時に舞台にした「川口芝園団地」へ行ってきた。

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 なんで、今更芝園団地? っていうのも、実は私は『童夢』が出版されてすぐに読んだんだけれども、その時は、これは北区にある豊島五丁目団地がモデルだろうと思って読んでいたのであります。

 まあ、それくらい、人が何かを読むときには、その読んだ人の思い込みでもって読んだ内容を判断しているということ。そう、つまり当時私は「川口芝園団地」の存在を知らなかったのである。

 ただ、考えてみれば、大友氏が『童夢』を描いた頃は、大友氏は浦和に住んでいたはずなので、それは芝園団地は知っていても豊島五丁目団地は知らないわな。一方、それを読んだ私の方は、当時マンモス団地と言えば豊島五丁目団地っていうくらい刷り込みが入っていたので、大友氏がどこ住んでいるのかとは関係なく、豊島五丁目団地だと思って読んでいたのであります。

 ということで、JR京浜東北線蕨駅を西口に降りてすぐのところにある旧日本住宅公団(現・都市再生機構UR)川口芝園団地へ行ってきたのだった。

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 なるほど、こちらも豊島五丁目団地にはちょっと負けるが、それなりのマンモス団地であるのはまちがいない。

 特に、漫画で描かれた特徴ある建物の建て方が、実際に行って見るとよくわかる。

 特にこのJR(京浜東北線、宇都宮線、高崎線)側にある1号棟、2号棟、3号棟は連棟式になっていて、微妙な変化をしながら繋がっている。

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 つまりそれは、連棟式にすることで遮音をし、JRの電車の騒音を団地の中にまで届かないようにしようという考え方なんだなあ。

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 中庭の方へ入って見ると、いろいろな公共スペースがあって、子どもたちが安心して遊べるような作りになっている。

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 外の学校法人の経営のようだけれども幼稚園が団地内に作ってあるっていうのは、如何にも団地設立当初の若い親たちが入居した時のことを考えていた、というのがよくわかる。

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 さらに団地内に公民館があるっていうのも、いかにも「公団住宅」という感じですね。

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 とはいうものの、近年、そんな幼稚園で育った子どもたちも独立してしまい、団地に残る人たちは、それこそ『童夢』のチョウさんのような独居老人ばかりになってしまっているようだし、退去した住民の後に入ってくるのは中国人をはじめとした外国人が多いようだ。

 現在、2400世帯、約5000人が住む芝園団地も、その内2000人ほどが外国人だそうだ。確かに、蕨駅からは近いし、敷金なし、礼金なしというUR賃貸住宅のシステムは、1980年代から1990年代にかけて留学生・就学生として来日したニュー・カマーズ(新華僑)にとってはいい生活条件なのだろう。

 各種の張り紙も、日本語、英語、中国語で書かれている。

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 管理事務所のある15号棟も、こうした外国人対策もあって大変だろう。

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 とは言うものの、めったやたらモノを捨てる銀座の中国人に比較すれば、芝園団地の中国人はおとなしいようで、っていうか自分が住むところを汚して平気な人間はいないのであって、それは中国人だって同じだということがよくわかった。

『童夢』(大友克洋著/双葉社/1982年6月28日刊)

NIKON Df + AF NIKKOR 24-50mm/F3.3-4.5 @Shibazono Apartment Kawaguchi (c)tsunoken

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